音声広告の効果とは?配信時の注意点や相性のいい商材も紹介

公開日:2023年02月08日

近年市場を大きく伸ばしている音声広告(オーディオアド)
今回は音声広告の効果や種類などについて詳しく解説します。

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音声広告(オーディオアド)とは?

音声広告(オーディオアド)とは、音声を用いた訴求をおこなうWeb広告のこと。
ラジオアプリや無料版の音楽アプリを使用しているとき、合間に広告が流れるのを聴いたことがある人は多いのではないでしょうか。

Web広告は視覚的訴求をおこなうものが主流ですが、音声広告は聴覚への訴求をおこなうのが特徴です。

音声広告がもつ効果

音声広告には以下のような効果があります。

  • ブランド想起率の向上
  • 行動の促進

ブランド想起率の向上

音声広告はブランディングに強く、特にブランド想起率の向上に役立ちます。
ブランド想起とは、何かのきっかけを目にしたときに特定のブランドを思い浮かべること。
自社製品を購入してもらうには、ブランドの認知度を高めると同時に想起率を高めることも重要です。
視覚情報よりも記憶に残りやすい音声を用いることで、効果的に自社を印象づけることができます。

行動の促進

また、音声広告を通じてユーザーの行動を喚起することも可能です。
Spotifyでの調査によると、モンデリーズ・ジャパンのガム「クロレッツ」の広告においては広告接触者の8割超が、インターネット検索、サイトへのアクセス、店頭での購入といった行動を起こしたことがわかりました。

細かなターゲティングとかけ合わせることで、効果的にユーザーへ行動を促すことができます。

音声広告のメリット

音声広告のメリットは以下のような点です。

  • 完全聴取率が高い
  • ユーザーに嫌悪感を与えにくい
  • 画面を見ていないユーザーにもアプローチ可能

完全聴取率が高い

音声広告には基本的にスキップ機能がついていません。
そのため、最初から最後まで広告の内容をユーザーに伝えることができます。

ユーザーに嫌悪感を与えにくい

画面の大部分を覆うディスプレイ広告や、動画を遮って流れる広告など、視覚的な訴求をおこなうWeb広告にはユーザーの行動を阻害するようなものも多く、ユーザーに嫌われることが多々あります。

しかし音声広告の場合は画面を専有するようなことがなく、ユーザーの行動を阻害しないため、ユーザーに受け入れられやすいのがメリットです。

画面を見ていないユーザーにもアプローチ可能

文字や画像・動画など、視覚的情報を用いて訴求する他の広告とは異なり、音声広告はユーザーの聴覚にアプローチする広告です。

そのため、運転中のユーザーや通勤通学中に音声コンテンツを聴いているユーザーなど、デバイスの画面を見ていない人に対しても接触することができます。

音声広告のデメリット

一方、音声広告には以下のようなデメリットもあります。

  • 「音声広告はうざい」の声もある
  • 配信効果の測定が難しい

「音声広告はうざい」の声もある

音声広告でGoogle検索をおこなうと、関連キーワードに「音声広告 うざい」が表示されます。

しかし、これは音声広告が特に嫌われているということではなくWeb広告全体に共通する話です。
むしろ前述の通り、スマホの画面を覆ったり、見たい動画を遮って再生されたりといったことがない分、不快に思われにくい広告であるといえます。

配信効果の測定が難しい

音声広告は、リスティング広告やSNS広告など他の広告と比較して、配信効果が可視化されづらいのがネックです。
広告をクリックするなどのアクションが起こらないため、正確な配信効果を確認するのが難しいという問題があります。

▼関連記事 Web広告の効果測定をおこなう際のポイント

音声広告の種類

代表的な音声広告の配信媒体には以下のような種類があります。

  • Spotify
  • radiko
  • YouTube

Spotify

Spotifyでは、フリープランを使用しているユーザーに向けて広告を配信することができます。
秒数は最大30秒で、頻度は1時間につき数回程度。

また、音声だけでなくアプリ・サイト内にバナーや動画という形式での広告配信も可能です。

radiko

PCやスマホで全国のラジオが聴けるサービス「radiko」でも音声広告を配信できます。

番組の合間に挟まる方式なのは普通のラジオ広告と同じですが、違うのは、エリアや番組聴取履歴などに基づいたターゲティングが可能なところ。
広告枠に広告を出すというよりは、内容に合ったユーザーに向けて配信するイメージです。

15秒・20秒・30秒・40秒・60秒の長さに対応しています。

YouTube

YouTube・YouTube Musicでも音声広告は配信可能です。
長時間のリスニング中や、バックグラウンド再生中に配信されるのが特徴で、長さは最長15秒。
音声がメインの広告ですが、一応同時に表示する画像素材や動画素材が必要です。

音声広告の配信費用

音声広告は多くの場合、視聴回数に応じて課金が発生する形態です。
他の広告媒体同様、基本的に予算は自分で決められますが、メディアによっては最低出稿金額が定められている場合もあります。

Web広告全般の費用相場については、以下の記事を参考にしてみてください。

▼関連記事 Web広告の費用相場について

まとめ

今回は音声広告について解説しました。

音声広告は単体でも強力なプロモーション手段ですが、他の視覚的な広告とも組み合わせると、相乗効果が期待できます。初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」もぜひ参考にしてみてくださいね。