広告におけるインプレッションとは?改善して広告の効率を高める方法も紹介
公開日:2023年03月02日
Web広告の世界でよく耳にする「インプレッション」。
今回は広告におけるインプレッションについて詳しく解説します。
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Web広告におけるインプレッション(imp)とは
Web広告においてインプレッションとは、「広告がユーザーの画面に表示された回数」を表す指標です。
単に「表示回数」と記載されたり「imp」と略されたりすることもあります。
リーチとの違い
リーチは広告が表示された回数ではなく「広告を見た人」をカウントします。
例えば同じユーザーが広告を5回見た場合、インプレッション数は5回とカウントされますが、リーチ数は1です。
インプレッションを増やす方法
広告の宣伝効果を高めるには、まず多くのユーザーに見てもらうことが不可欠です。
インプレッションを増やすには以下のような方法があります。
- 広告の予算を増やす
- ターゲティングを広げる
- 設定キーワードを増やす
- 広告の質を高める
広告の予算を増やす
通常、運用型のWeb広告はかけた予算に応じた規模の配信がおこなわれるため、予算を増やすと広告が表示される回数も多くなります。
また、リスティング広告の表示順はオークションのような形式で決定され、上位のほうがユーザーに見られやすくなる仕組みですが、このときの入札単価を引き上げて、オークションに勝ちやすくするのも一つの手です。
ターゲティングを拡げる
ターゲットを絞り込みすぎると、条件に該当するユーザーが少なくなり、それに伴って広告のインプレッションを増やす機会も減ってしまいます。
そうした場合は条件をやや緩めて、ターゲティングを拡げてみましょう。
特に配信開始直後などは配信の最適化(機械学習によって自動でより適したユーザーに配信をおこなう機能)も進みづらくなるため、出来るだけに広めに配信するのがポイントです。
設定キーワードを増やす
リスティング広告の場合はキーワードを増やすという方法も有効です。
競合が少なくオークションに勝ちやすい、複数語の組み合わせ(ロングテールキーワード)を追加するのもおすすめ。
また、キーワードを増やすだけでなく、マッチタイプも意識してみましょう。
完全一致のキーワードを部分一致、フレーズ一致に設定変更すると、表示回数が増える場合があります。
リスティング広告におけるキーワード選定のポイントについてはこちらの記事をご覧ください。
広告の質を高める
リスティング広告には品質スコア(Yahoo!の場合は品質インデックス)という指標があり、これは掲載順位決定の際に加味されます。
つまり、広告の質を高めることで上位に表示されやすくなり、ユーザーの目に触れやすくなるということ。スコアは以下の3要素によって決定されます。
- 推定クリック率
- 広告の関連性
- ランディングページの利便性
品質スコアに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
インプレッションは多ければ多いほどいい?
インプレッション数は多ければ多いほど良いというものでもありません。
ただ表示されたとしても、それを見たユーザーが広告内の商材に興味を持たない、そもそもニーズがないという場合は、そのインプレッションは無駄になってしまいます。
そのため、インプレッション数を確保しつつ、コンバージョンに繋がりにくいインプレッションを減らして費用対効果を高めていくことが重要。
次の項目からは、無駄なインプレッションを減らす方法を紹介していきます。
無駄なインプレッションを減らす方法
- 配信条件を狭める
- 除外設定を活用する
- フリークエンシーキャップを設定する
配信条件を狭める
先ほどインプレッションを増やす方法として、ターゲティングの拡張を紹介しましたが、ある程度配信の最適化が進んだら、より反応が良い層へ配信を絞っていきましょう。
ここでも狭めすぎには注意ですが、ユーザー属性やエリアの設定に加え、時間帯なども詳細に設定すると、無駄なインプレッションを省くことに繋がります。
除外設定を活用する
リスティング広告の場合、通常のキーワード設定と併せて「除外キーワード」も設定できます。
語句的には共通しているものの、広告の内容とはかけ離れているキーワード(例:「サングラス」と食器の「グラス」といった同音異義語)を除外しておくことで、ニーズのないユーザーへの広告配信を防げるでしょう。(→除外キーワードの設定に関する解説記事)
また、媒体によっては配信したくないサイトやアプリ、商材と関係のないカテゴリのページなどを除外することも可能です。
フリークエンシーキャップを設定する
フリークエンシーとは、一人のユーザーに対して同じ広告が何回表示されたかを表す指標のこと。
過度に同じ広告を見せ続けることは、無駄であるどころか逆効果にもなりえます。
それに上限回数を設定するのがフリークエンシーキャップです。
フリークエンシーについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回は広告におけるインプレッションについて解説しました。
インプレッションはWeb広告において非常に重要な指標です。改善の際にはぜひこの記事を参考にしてみてください。
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Web広告の配信・運用についてお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。