バイラルマーケティングとは?メリット・デメリットと成功例を紹介
公開日:2023年04月04日
バイラルマーケティングとは人々の口コミや投稿を通して商品やサービスの認知度を高めていく、SNSの発達した現代ならではのマーケティング手法。
今回はそんなバイラルマーケティングについて詳しく解説します。
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バイラルマーケティングとは
バイラルマーケティングとは、SNSの投稿や口コミなど、ユーザーの声を通して情報を拡散し、商品やサービスの認知を高める手法。バイラル(Viral)とは「ウイルス性の」という意味の単語で、情報がウイルスのように不特定多数に広まっていくさまを表しています。
バズマーケティングとの違い
バイラルマーケティングに近いもので「バズマーケティング」という手法もあります。
「バズ」とは、SNSなどで何かのコンテンツが大きく拡散され、多数のユーザーの間で話題になること。こちらもユーザーの声が大きな役割を担うため、バイラルマーケティングに似ているといえますが、インフルエンサーを起用したり、大掛かりなキャンペーンを打ち出したりと、爆発的な情報の拡散を人為的に狙うという点がやや異なります。
バイラルマーケティングは、あくまで商品やサービスに対する高評価が自然に拡散されていくことを促す手法なのです。
バイラルマーケティングの方法
バイラルマーケティングには大きく分けて下記の3種類の方法があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
- 1次的バイラルマーケティング
- 2次的バイラルマーケティング
- 紹介埋め込み
一次的バイラルマーケティング
一次的バイラルマーケティングとは、商品やサービスについてユーザーが自発的にSNSで言及したり、周りの人に紹介することを促す施策です。
ユーザーの間で話題になりやすい、魅力的な投稿やコンテンツを用意しましょう。
成功例 コカ・コーラ
コカ・コーラでは、ペットボトルのラベルにランダムで様々な名前を印刷して販売する「ネームボトル」というキャンペーンをおこないました。
自分の名前が印刷されたラベルを撮影してSNSに投稿するのが流行し、それに伴って売上も大きく伸ばしています。
二次的バイラルマーケティング
二次的バイラルマーケティングでは、情報のシェアに対して報酬を与えることでユーザーの行動を促します。代表的なのはSNSシェアキャンペーンやお友達紹介キャンペーンなど。
成功例 Dropbox
オンラインストレージサービスDropboxでは、Dropboxを紹介した友達一人につき追加容量を500MB獲得できます。
世界での利用者が5億人を超えるまでに成長したDropboxのこの仕組みは、2次的バイラルマーケティングの好例です。
紹介埋め込み
サービス内に初めから広告が埋め込まれているタイプで、無料のアプリ・Webサービスでよく使われています。
無料の画像編集アプリで作成した画像の右下部分にアプリ名の透かしが入る、などがよくある例です。
成功例 Apple
iPhoneでメールを送信すると、文面の末尾に「iPhoneから送信」という一文が挿入されます。
日常的に目にするメールという媒体に自社の製品名を載せることは、認知度の向上に大きく貢献しました。
バイラルマーケティングのメリット
ここからはバイラルマーケティングのメリット・デメリットを見ていきましょう。
まずはメリットから。
- 高い費用対効果を期待できる
- 第三者視点で紹介してもらえる
高い費用対効果を期待できる
他の施策、例えばWeb広告の場合は予算に応じた規模の配信がおこなわれますが、バイラルマーケティングの場合は、コンテンツ作成にかけた費用を大きく上回る規模のユーザーに情報を拡散できる可能性があります。
魅力的なコンテンツを都度用意できれば、ユーザーの中で継続的に話題にしてもらいやすくなります。
また、効果がふるわなかった場合でも金銭的なダメージは大きくなりにくいでしょう。
第三者視点で紹介してもらえる
バイラルマーケティングでは、一般ユーザーの口コミやSNSの投稿が主となるため、第三者視点の率直な感想やコメントで商品の魅力をアピールできます。
最近では、実際に体験した人のリアルな声を重視するユーザーが多くなっており、そういった層からも信頼感を得やすいというメリットも。
バイラルマーケティングのデメリット
一方、以下のようなデメリットもあります。
- 施策設計が難しい
- ネガティブな口コミが生まれる可能性もある
施策設計が難しい
ただ漠然とコンテンツの投稿やキャンペーンの実施を繰り返すだけでは、高い効果は得られません。
そのため、事前にターゲットとなるユーザーの分析、媒体の選定、コンテンツ内容の吟味が必要です。
しかし、こういった事前準備は時間がかかることに加え、専門的な知識も必要になるため、場合によってはここで躓いてしまうことも。
ネガティブな口コミが生まれる可能性もある
必ずしもポジティブな投稿や口コミだけがなされるわけではありません。自社の商品・サービスに対してネガティブなことを書かれることもあります。
しかし、これはある程度仕方ないもの。貴重な意見として参考にし、改善のために役立てることをおすすめします。
対応を間違えると逆に評判を落としたり、炎上したりすることもありますので、真摯な対応を心がけましょう。
まとめ
今回はバイラルマーケティングについて解説しました。
SNS運用などを考えている方は、合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
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