プレースメントターゲティングとは?メリット・デメリットと設定のポイント
更新日:2023年05月18日
プレースメントターゲティングとは、宣伝したい商品やサービスと相性の良い配信先を選択することで、効果的に広告を表示することができる手法です。
今回はプレースメントターゲティングのメリット・デメリットと設定のポイントについて解説します。
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プレースメントターゲティングとは
プレースメントターゲティングとは、特定のウェブサイトやアプリ、動画など、広告の配信先を手動または自動で指定できる広告手法の一つです。配信先を絞り込むことでコンバージョンに繋がりにくい無駄な配信を減らし、配信を効率化することが可能です。
プレースメントターゲティングには、自動プレースメントと手動プレースメントの2種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
自動プレースメント
自動プレースメントとは、媒体側が広告の目的に合わせて最適な配信先を自動で選択する機能です。
キーワードやトピック、オーディエンスなどの条件を設定するだけで、Googleが広告の配信先を決めてくれます。
設定の手間がかからないのはメリットですが、意図しない配信先に広告が表示される可能性もあるので注意が必要です。
手動プレースメント
手動プレースメントとは、広告主が自分で配信先を選択する方法です。Webページやアプリ、動画などの配信先をURL単位やカテゴリ単位で指定できます。
配信先を細かくコントロールでき、競合他社との入札競争に参加しない配信先を選択できるため、広告単価を下げることができるのは大きなメリット。
一方、必然的に自分が知っている配信先に限られてしまうため、新しい配信先を見逃してしまう可能性があるというデメリットもあります。
プレースメントの設定方法
ここからは、Google広告とYahoo!広告におけるプレースメントの設定方法を紹介します。
Google広告の場合
Google広告の場合は以下の手順で設定できます。
- 左側のメニューから「キャンペーン」をクリック
- プレースメントを設定したいキャンペーンを選択
- 左側のメニューから「コンテンツ>プレースメント」をクリック(下図参照)
- 「プレースメントを追加」をクリック
- プレースメントを追加したい広告グループを選択
- 配信したいURLを入力して「保存」(下図参照)
左側のメニューから「コンテンツ>プレースメント」をクリック
配信したいURLを入力して「保存」
Yahoo!広告の場合
Yahoo!では「プレイスメントターゲティング」と記載されます。
- 広告管理ツールの右上にあるスパナのアイコンをクリック
- 共有ライブラリーのプレイスメントをクリック
- プレイスメントリストに配信対象・対象外のサイトを登録
- プレイスメントリストを該当の広告グループに設定
プレースメントターゲティングのメリット
- 無駄な配信を削減できる
- よりマッチするユーザーに配信できる
- 配信先ごとに入札単価を調整できる
無駄な配信を削減できる
広告配信を行いたいWebサイトやアプリを自分で選択できるため、自社の商品やサービスに関連性の高い媒体に絞って広告を出すことができます。これにより無駄な配信を削減し、広告の費用対効果を高めることが可能です。
よりマッチするユーザーに配信できる
配信先を絞ることで、より広告にマッチするユーザーにアプローチできます。
例えば、旅行関連の商品やサービスを提供する場合は、旅行情報サイトや旅行ブログなどに広告を出すことで旅行に興味のあるユーザーに訴求できます。
配信先ごとに入札単価を調整できる
プレースメントターゲティングでは、配信先ごとに入札単価を設定することができます。
これにより、配信先の重要度や競合状況に応じて最適な入札単価を設定可能です。
自社の商品やサービスに非常に関連性の高い媒体には高い入札単価を設定し、逆に関連性の低い媒体には低い入札単価を設定する、といった使い方ができます。
プレースメントターゲティングのデメリット
一方、以下のようなデメリットもあります。
- 配信面の都合で広告が止まるリスクがある
- 配信量の事前予測が難しい
配信面の都合で広告が止まるリスクがある
配信先のWebサイトやアプリが更新されたり閉鎖されたりした場合、広告が止まってしまう可能性もあります。また、広告枠の変更、削減といったことが起こる場合もあります。
配信量の事前予測が難しい
配信先ごとに入札単価を設定することでコストパフォーマンスを最大化できますが、その代わりに、配信量の事前予測が難しくなってしまうこともあります。配信量は、入札単価や競合状況などによって変動するため、予算や目標に合わせて適切に調整することをおすすめします。
プレースメントターゲティングのポイント
最後にプレースメントターゲティングを利用する際のポイントを2点紹介します。
- 他のターゲティングをかけ合わせる
- 過去の配信実績を参考に決める
他のターゲティングをかけ合わせる
プレースメントターゲティングは、広告配信先を自分で選択できる機能ですが、それだけではユーザーの属性や興味について細かく選定することはできません。そのため、プレースメントターゲティングを活用する際は、他のターゲティングと併用してユーザーを絞ることがおすすめです。
年齢や性別などのデモグラフィックターゲティングや、キーワードやトピックなどのコンテンツベースのターゲティングを組み合わせることで、より関連性の高いユーザーにアプローチできます。
過去の配信実績を参考に決める
プレースメントターゲティング設定の際には、過去の配信実績を参考に決めるのがおすすめ。
実際の配信での表示回数やクリック数を見ることで、配信先の重要度や競合状況などを把握することができます。
広告が表示された回数が多くてもクリックされた回数が少ない場合は、入札単価を下げることでコストパフォーマンスを改善可能。逆に広告が表示された回数が少なくてもクリックされた回数が多い場合は、入札単価を上げることで配信量を増やすことができます。
まとめ
今回はプレースメントターゲティングについて解説しました。
プレースメントターゲティングは、広告および配信先を自分で選べる機能です。ターゲット層に合わせた広告配信ができたり、他社の広告と差別化できたりすることがメリットですが、設定や効果測定には注意が必要な部分もあります。自分の商品やサービスにぴったりのサイトや動画を探し、広告の内容や予算を調整しましょう。
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