Web広告のKPIとは?効果的な指標の設定方法と活用例

公開日:2023年05月16日

Web広告を運用する上で、KPIの設定は非常に重要です。
KPIはWeb広告の目標達成度合いを測るための指標であり、効果的な運用をおこなうために欠かせません。

この記事では、Web広告のKPIの概要や効果的な指標の設定方法、活用例について解説します。

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KPIとは?

KPIは「Key Performance Indicator」の略で、日本語にすると「重要業績評価指標」という意味です。
つまり、目標に対する達成度合いを評価するために使われる指標のこと。
Web広告においてはクリック率、コンバージョン率などがKPIとしてよく使われます。

例えば、広告のクリック率をKPIとして設定した場合、クリック率を定期的に確認することで、広告がユーザーにどれだけ見られているのか、広告がどれだけ効果的なのかを把握することが可能。
また、クリック率が低い場合には、広告文や画像を改善する余地があることがわかります。

このように、適切なKPIを設定し、KPIの達成状況を常に把握しながらWebサイトを運用していくことで、目標達成のための細やかな対策を打つことが可能になるのです。

KGIとの違い

KPIとKGIは、どちらも企業や組織の目標達成度合いを評価する指標です。しかし、KPIはKGIを達成するための中間目標を指し、KGIは最終的な目標を指すという違いがあります。

KGIは「Key Goal Indicator」の略で、日本語では「重要目標達成指標」という意味。企業や組織が定めた最終的な目標を指す言葉であり、KGIを達成するための中間目標がKPIなのです。

KPIがWeb広告で重要な理由

KPIを定めることで、広告をどのように配信するかという運用方針が明確になります。
達成すべき目標を可視化することで広告の効果を定量的に評価できるだけでなく、改善点や課題も見えやすくなるのです。
クリエイティブの作成やターゲティングの調整をおこなう際の参考にもなるでしょう。

また、KPIを分析することで、広告の効果を客観的に判断できます。これによって無駄な広告費用や時間を削減し、運用の効率化につなげることが可能。
KPIを基にしたPDCAサイクルを回すことで、広告の最適化や改善を継続的におこなうことができます。

Web広告のKPIの設定方法

ここからはKPIの設定方法について解説します。

  1. 最終的な目標を設定する
  2. 広告の目標を設定する
  3. 適切なKPIを選択する
  4. 基準値を確認し、目標値を設定する

最終的な目標を設定する

まずは広告の配信を通して達成したい、ビジネスの最終的なゴールを決めておきましょう。
例えば、ブランディング、認知度向上、売上の増加などが挙げられます。
広告の目的を明確にしておくことで、広告の効果を測るための指標を選ぶ基準ができます。

広告の目標を設定する

次に、最終的な目標を達成するために広告で上げるべき成果を決めておきましょう。
例えば、コンバージョン数が月に100件以上など。広告の目標を設定することで、広告の効果を評価するための基準ができます。

適切なKPIを選択する

広告の目標が決まったらKPIを設定します。一般的によく使用されるのは以下のような指標です。
KPIは広告の目的や目標に合わせて選ぶようにしましょう。

  • インプレッション数
  • クリック数
  • クリック率
  • コンバージョン率
  • ROAS

▼関連記事 ROASとは?設定する際の目安や改善のポイントをわかりやすく解説

基準値を確認し、目標値を設定する

KPIを選択したら、現状の値や過去のデータを確認し、基準となる数値を把握しましょう。
目標値は基準値を参考に、現実的な値に設定することをおすすめします。

Web広告のKPIの活用例

最後にKPIの活用事例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

  • 予算や入札価格の最適化
  • 広告クリエイティブの改善
  • ランディングページの改善

予算や入札価格の最適化

KPIを活用することで、予算や入札価格の最適化ができます。例えば、ROAS(広告費用対効果)をKPIとして設定した場合、ROASが高い広告やキーワードに予算を集中させたり、入札価格を調整したりすることで、広告の効率性や収益性を高めることができます。

広告クリエイティブの改善

KPIで広告運用を管理することは、広告クリエイティブの改善にも役立ちます。例えば、CTR(クリック率)やCVR(コンバージョン率)をKPIとして設定した場合、CTRやCVRが低い広告について、文言やデザイン、ターゲティングなどを見直したり、A/Bテストをおこなったりすることで、広告の魅力や説得力を高めることができます。

ランディングページの改善

広告以外、例えばランディングページの改善にも活用可能。
CVR(コンバージョン率)やBounce Rate(直帰率)をKPIとして設定した場合、CVRが低いかBounce Rateが高いランディングページについて、コンテンツやレイアウト、ナビゲーションなどを見直したり、ヒートマップ分析やユーザーテストをおこなったりすることで、ランディングページのユーザビリティやコンバージョン性を高めることができます。

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まとめ

今回はWeb広告におけるKPIについて解説しました。
効果的な広告配信のために、ぜひ設定してみてください。

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Web広告の配信・運用についてお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。