リスティング広告のクリック率ってどのくらいあれば大丈夫?今よりクリック率を上げるための方法もご紹介

更新日:2023年07月26日

このクリック率って高いほう?それとも低いほう?
リスティング広告のクリック率が高いかどうかは、基準がわからないと判断が難しいですよね。

また、クリック率を改善する方法でお悩みの方も多いでしょう。そこで今回は、リスティング広告におけるクリック率の平均や、クリック率を上げるための方法などを解説していきます。

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クリック率(CTR)とは

クリック率は、広告の表示回数に対して、何回ユーザーにクリックされたかという割合を表すもの。
CTR(Click Through Rate)とも呼ばれます。

どれだけのユーザーがその広告に興味を持ったかを示す指標の一つです。

クリック率の算出方法

クリック率は以下の計算式で求められます。

クリック率(%) = クリック数 ÷ 広告表示回数(インプレッション数) ✕ 100

広告の表示回数が1000回でユーザーにクリックされた数が10回だった場合、クリック率は1%です。

リスティング広告の平均クリック率

アメリカのマーケティング会社、WordStream社の調査によると、Googleリスティング広告における平均クリック率は3.17%です。

もちろん狙うキーワードや業種によって差がありますが、各業種の平均クリック率はおおよそ2~6%の間に収まるようです。
特にクリック率が高いのは出会いやデートに関する広告。低いのはテクノロジー系の広告です。

出典:Google Ads Benchmarks for YOUR

クリック率を上げる方法

ここからはクリック率を上げる方法を紹介します。ぜひ運用改善の参考にしてみてください。

  • ターゲットの絞り込み
  • 適切なキーワード設定
  • 広告文の調整
  • 広告表示オプションの活用
  • 遷移先ページの調整
  • 予算の増額

ターゲットの絞り込み

ターゲティングの精度を上げ、よりニーズの高いユーザーに絞って広告を配信できるようにしましょう。

Google広告では、地域、年齢、性別という基本情報から、世帯収入や家族構成といったかなりパーソナルな部分まで絞り込むことが可能です。
自社の商材がどんな層に求められているかを分析し、ターゲティングに活かすことが重要です。

適切なキーワード設定

広告に設定しているキーワードと、実際にユーザーが検索に使うキーワードが食い違っていると、クリック率は低くなってしまいます。
ターゲットのニーズに合わせたキーワードを選定しましょう。

ターゲット像を元に、〇〇について知りたいときどういうキーワードで検索するか、という「検索クエリ(ユーザーが実際に検索窓に入力する語句)」をイメージすることが大切です。

広告文の調整

リスティング広告はビジュアルに頼れないため、ユーザーの興味を引くには広告文の工夫が不可欠です。
割引率や実績の詳細な数字を記載する、特典や期間限定をアピールするなど、ユーザーに具体的なイメージを抱かせる文言を入れるのがポイント。

また、広告文のなかにキーワードを含めるのを忘れないようにしましょう。検索結果画面では検索に使ったキーワードが太字で表示されるため、クリックされやすくなります。

もう一つ注意してほしいのが、PCとスマホでは広告文の見え方が異なるという点。
スマホの方が画面が小さいため、表示される文字数が少なくなるのです。
広告の内容にもよりますが、スマホをメインに意識した構成にしたほうが良いかもしれません。

広告表示オプションの活用

Googleリスティング広告には以下のような表示オプションが用意されています。

  • 住所表示オプション
  • 電話番号表示オプション
  • 価格表示オプション
  • アプリリンク表示オプション
  • コールアウト(キャッチフレーズ)表示オプション
  • 構造化スニペット表示オプション         など

実店舗の宣伝の場合は住所表示オプション、通販の場合は価格表示オプションなど、広告の内容に合わせて活用しましょう。

ちなみに6つめの構造化スニペットとは、広告文に対する補足情報のようなものです。
以下のように具体的なサービス内容を表示できるため、クリック率の向上に一役買うことでしょう。

構造化スニペット表示例

出典:Google 構造化スニペット表示オプションについて

遷移先ページの調整

クリック率と直接の関係はありませんが、遷移先ページの内容は広告の質に大きく関わって来ます。

もし、広告自体と遷移先ページの内容の関連性が低い場合、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
そうなると、検索エンジンに広告の質(品質スコア)が低いと判断され、このような広告は表示回数が減少してしまう恐れがあるのです。

予算の増額

リスティング広告の枠は、検索結果画面の上下に設置されていますが、当然ながらクリックされやすいのは画面上部に表示されている広告です。

上位表示させるには、他社よりも多くの金額を投入する必要があります。
リスティング広告はオークションのような入札形式であり、予算が高いほど上の方に表示されるという仕組みなのです。

もし予算に余裕があれば、広告費の増額も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

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クリック率を上げるメリット

クリック率の向上によって、以下のような効果が見込めます。

  • コンバージョン数が増える
  • 多くのユーザーデータを集められる
  • 広告の品質に対する評価が上がる

コンバージョン数が増える

クリック率が上がることで、単純に流入は増加します。そのため、コンバージョン(商品の購入や問い合わせなど、広告の最終的な目的)数も増加するでしょう。

多くのユーザーデータを集められる

流入が増えるため、より多くのユーザーデータを収集することができます。どんなユーザー層が多かったのか、その層は想定していたターゲット層と近いか遠いかなどを精査し、今後の広告に活かしましょう。

広告の品質に対する評価が上がる

改善方法の項目でも少し触れましたが、Google広告には「品質スコア」という評価指標があります。

この品質スコアを決定する要素には、クリック率も含まれているのです。
クリック率が高い広告はユーザーのニーズに合っている広告と見なされ、高く評価されやすくなります。

品質スコアはクリック単価(CPC)の決定にも加味されます。
スコアが高いほどCPCが安くなりますので、費用対効果を高めるためにも重要なポイントです。

まとめ

今回は、リスティング広告のクリック率について解説しました。

クリック率は広告の成果に直結する重要な指標。
改善施策を検討中の方はこの記事の内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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