リスティング広告のクリック率を上げる方法!目安の平均CTRもご紹介

更新日:2025年02月18日

このクリック率は高いのか、低いのか?

自社で配信しているリスティング広告のクリック率が高いかどうか、基準がわからないと判断が難しいですよね。本記事ではリスティング広告におけるクリック率の平均や、クリック率を上げるための方法を解説していきます。

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リスティング広告のクリック率(CTR)とは

クリック率は広告の表示回数に対して、何回ユーザーにクリックされたかという割合を表すもの。

クリック率はCTR(Click Through Rate)とも呼ばれ、どれだけのユーザーがその広告に興味を持ったかを示す指標の一つです。

リスティング広告のクリック率は、検索エンジンで検索したユーザーに対して表示されたリスティング広告がどれだけクリックされたのかを表します。

クリック率の算出方法

クリック率は以下の計算式で求められます。

クリック率(%) = クリック数 ÷ 広告表示回数(インプレッション数) ✕ 100

広告の表示回数が1,000回でユーザーにクリックされた数が10回だった場合、クリック率は1%ということですね。

リスティング広告の平均クリック率

アメリカのマーケティング会社WordStream社の調査によると、Googleのリスティング広告における平均クリック率は6.42%です。

過去の調査データと比べて大幅にクリック率の向上が確認されている一方で、クリック単価は上昇傾向にあるとの調査データが発表されています。

Click-through rate improved for most industries. 70% of industries saw an increase in CTR year over year, some significantly, with an overall average increase of 5% since 2023.

(出典:Google Ads Benchmarks 2024: New Trends & Insights for Key Industries

業界別リスティング広告の平均クリック率

WordStream社の調査では業界別のクリック率について以下のデータが公開されています。リスティング広告分析の際に、自社のクリック率データと比較してみましょう。

Search ads benchmarks

(出典:Google Ads Benchmarks 2024: New Trends & Insights for Key Industries

動物&ペット:7.39%
アパレル/ファッション&ジュエリー:6.13%
アート&エンターテイメント:13.04%
弁護士&法律サービス:5.30%
自動車(販売):8.58%
自動車(修理、サービス&部品):5.69%
美容&パーソナルケア:6.75%
ビジネスサービス:5.62%
キャリア&雇用:6.79%
歯科医&歯科サービス:5.38%
教育&指導:6.21%
金融&保険:7.71%
家具:6.50%
健康&フィットネス:6.88%
住宅&ホーム改善:5.89%
工業&商業:5.83%
パーソナルサービス:7.95%
医師&外科医:6.73%
不動産:9.20%
レストラン&フード:8.68%
ショッピング、コレクターズ&ギフト:7.81%
スポーツ&レクリエーション:9.66%
旅行:10.16%

 

調査データからクリック率をご紹介しましたが、クリック率やクリック単価は業種によって大きな差が出ること、市場環境や時期による変動も大きいことから、普遍的な平均クリック率を見てリスティング広告を計画したり評価するのはあまり実用的とは言えない一面も。

自社で配信するリスティング広告と近い条件、最近の事例を広告代理店から提供してもらう方が有益な情報と言えますね。

クリック率が低い原因と対策

ここからはリスティング広告のクリック率が伸び悩む3つの原因をご紹介します。特に初めてリスティング広告を運用する方は以下の内容をチェックしておきましょう。

広告文とキーワードのミスマッチ

クリック率が低迷する原因の一つが以下のような広告文とキーワードのミスマッチです。

  • 検索キーワードと広告文の主題が異なっている
  • ユーザーの検索意図と広告の提案内容がずれている
  • キーワードの表記ゆれがある

このようなミスマッチを解消するためには、検索クエリレポートの詳細な分析が不可欠。実際にユーザーが使用している検索キーワードを確認し、それらの用語や表現を広告文に適切に組み込んでいきましょう。

広告表示オプションが未活用

Googleが提供する豊富な広告表示オプションを活用していないケースもクリック率低下(向上機会ロス)の要因。見落としがちなオプション例を2つご紹介します。

サイトリンク表示オプション

サイトリンク表示オプションは、メインの広告文に加えて、複数の下層ページへのリンクを表示できる機能。これにより広告の占有面積が増え、クリック率が大幅に向上するケースも。

通話表示オプション

スマートフォンからの検索時に電話番号を表示し、タップですぐに発信できる通話表示オプション。特にサービス業や小売業など店舗ビジネスで効果を発揮します。

ターゲット設定の問題

適切なターゲット設定はクリック率を大きく左右する重要な要素です。

  • 地域設定が広すぎる(例:実店舗から遠い地域まで広告を配信)
  • 時間帯設定の最適化不足(例:営業時間外での広告配信)
  • デバイス別の入札調整未実施(PCとスマートフォンの違いを考慮しない設定)

これらの問題に対しては、以下のような取り組みが効果的です。

1. データ収集期間の設定

リスティング広告を開始して一定期間はすべての時間帯で広告を配信し、パフォーマンスデータを収集します。

2. 詳細な分析の実施

収集したデータを時間帯別、地域別、デバイス別に分析し、クリック率やコンバージョン率の高いセグメントを特定。

3. 入札価格の調整

分析結果に基づいてパフォーマンスの良いセグメントは入札価格を引き上げ、効果の低いセグメントは入札価格を下げるか、配信を停止。

 

このように広く配信して得られた結果から、必要に応じて設定を変更して不要なターゲットへの配信を減らすことができます。特に競合の多い業界では、このような細かな調整が費用対効果を大きく左右する決め手となるケースもあるのです。

広告の掲載順位が低い

リスティング広告の掲載順位が低いこともクリック率低下の大きな要因となっています。1位表示と2位以下の表示ではクリック率に大きな違いがあります。

掲載順位が低くなる主な原因は以下の通り。

原因 具体的な状況
品質スコアの低さ 広告文の関連性が低い、ランディングページの品質が悪いなど
入札単価の不足 競合と比べて入札価格が低すぎる状態
アカウントの履歴 過去の広告パフォーマンスが良くない

クリック率を上げる方法

ここからはリスティング広告のクリック率を上げる方法を紹介します。ぜひリスティング広告改善の参考にしてみてくださいね。

  • ターゲットの絞り込み
  • 適切なキーワード設定
  • 広告文の調整
  • 広告表示オプションの活用
  • 遷移先ページの調整
  • 予算の増額

ターゲットの絞り込み

ターゲティングの精度を上げ、よりニーズの高いユーザーに絞って広告を配信できるようにしましょう。

Google広告では、地域、年齢、性別という基本情報から、世帯収入や家族構成といったかなりパーソナルな部分まで絞り込むことが可能
自社の商材がどんな層に求められているかを分析し、ターゲティングに活かすことが重要です。

適切なキーワード設定

広告に設定しているキーワードと、実際にユーザーが検索に使うキーワードが食い違っていると、クリック率は低くなってしまいます。ターゲットのニーズに合わせたキーワードを選定しましょう。

ターゲットのニーズ・キーワード・表示させる広告にズレがあるとクリック率は低くなってしまいます。

広告文の調整

リスティング広告はディスプレイ広告のようにクリエイティブに頼れないため、ユーザーの興味を引くには広告文の工夫が不可欠です。割引率や実績の詳細な数字を記載する、特典や期間限定をアピールするなど、ユーザーに具体的なイメージを抱かせる文言を入れるのがポイント。

また、広告文のなかにキーワードを含めるのも忘れないようにしましょう。

検索結果画面では検索に使ったキーワードが太字で強調表示されるため、クリックされやすくなります。

もう一つ注意してほしいのが、PCとスマホでは広告文の見え方が異なるという点。スマホの方が画面が小さいため、表示される文字数が少なくなるのです。

広告表示オプションの活用

Googleのリスティング広告には以下のような表示オプションが用意されています。

  • 住所表示オプション
  • 電話番号表示オプション
  • 価格表示オプション
  • アプリリンク表示オプション
  • コールアウト表示オプション
  • 構造化スニペット表示オプション

実店舗の宣伝の場合は住所表示オプション、通販の場合は価格表示オプションなど、広告の内容に合わせて活用しましょう。

ちなみに6つめの構造化スニペットとは、広告文に対する補足情報のようなもの。以下のように具体的なサービス内容を表示できるため、クリック率の向上に一役買うことでしょう。

構造化スニペット表示例

出典:構造化スニペット アセットについて - Google 広告 ヘルプ

遷移先ページの調整

クリック率と直接の関係はありませんが、遷移先ページの内容は広告の質に大きく関わって来ます。

もし、広告と遷移先ページの内容の関連性が低い場合、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

このようなユーザー行動から検索エンジンに広告の質(品質スコア)が低いと判断され、リスティング広告の表示回数が減少してしまうため注意しましょう。これはクリック率改善に限らず、リスティング広告から集客した後のコンバージョン獲得に大きく影響する点でも重要なポイントです。

予算の増額

リスティング広告の枠は検索結果画面の上下に設置されていますが、当然ながらクリックされやすいのは画面上部に表示されている広告です。

上位表示させるには、他社よりも多くの金額を投入(入札)することも時には必要。リスティング広告はオークションのような入札形式であり、入札価格だけで決まる訳では無いものの、入札価格が高いほど上の方に表示されやすい仕組みなのです。

予算が少なすぎると広告の表示機会が制限され、結果としてターゲットへのリーチができなくなってしまいます。もし予算に余裕があれば広告費の増額も検討してみましょう。

 

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リスティング広告のクリック率を上げるメリット

クリック率の向上によってリスティング広告では以下のような効果が見込めます。

  • コンバージョン数が増える
  • 多くのユーザーデータを集められる
  • 広告の品質に対する評価が上がる

コンバージョン数が増える

クリック率が向上すると、必然的にサイトへの流入数が増加します。

これにより、商品購入やお問い合わせといったコンバージョン数の増加が期待できます。ただし、単にクリック数を増やすだけでなく、質の高いユーザーを集めることが重要なポイント。

多くのユーザーデータを集められる

クリック数が増えることでより多くのユーザーデータを収集することができます。

これらのデータはリスティング広告の最適化やマーケティング戦略の立案に活用できる貴重な資産ですよね。例えば、どのキーワードが成果につながりやすいのか、どの時間帯が効果的なのか、多くのデータを集めることで傾向を把握しやすくなります。

広告の品質に対する評価が上がる

改善方法の項目でも少し触れましたが、Google広告には「品質スコア」という評価指標があります。

この品質スコアを決定する要素にも含まれているのがクリック率の指標。クリック率が高い広告はユーザーのニーズに合っている広告と見なされ、高く評価されやすくなる仕組みです。

品質スコアはクリック単価(CPC)の決定にも加味されます。スコアが高いほどCPCが安くなりますので、リスティング広告の費用対効果を高めるためにも重要なポイント。

つまり、クリック率改善によって品質の評価が上がり、これがクリック単価の抑制になり、結果的にリスティング広告の費用対効果を高めることにつながるのです。

リスティング広告のクリック率まとめ

本記事ではリスティング広告のクリック率について解説しました。

クリック率は広告の成果に直結する重要な指標。改善施策を検討中の方はこの記事の内容を参考にクリック率向上へ取り組んでみてくださいね。

リスティング広告以外の媒体も気になっている方は、ぜひ「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてください。

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