リスティング広告のメリットはデメリットと表裏一体!?SEOとの比較も解説
更新日:2024年08月23日
代表的なWeb広告の一つでメリットも多い、リスティング広告。
今回はそんなリスティング広告のメリットだけでなく、デメリットも踏まえ、SEOと比較しながら解説します。
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リスティング広告7つのメリット
ユーザーが検索に使用したキーワードに応じて、検索結果に広告を表示できるリスティング広告。
数ある集客施策の中で、なぜリスティング広告が定番のWeb広告として広く活用されているのでしょうか?
メリット1:購入に繋がりやすい顕在層を集客できる
ユーザーが検索するキーワードから、ユーザーの検討段階を推測できます。
ここでは弊社で提供している「補助金を活用したMAツールの導入支援サービス」を例に見てみましょう。
- 「マーケティング ツール」と検索したユーザー
- 「MAとは」と検索したユーザー
- 「MA 補助金」と検索したユーザー
「マーケティング ツール」と検索したユーザーは、MAツールの存在を知らない可能性があり、リサーチや分析などMA以外のツールについて調べている可能性もあります。
また、「MAとは」と検索したユーザーは、MAの名前を聞いたことがあるけど具体的なことを知らないなど、MA導入にはまだ遠い可能性が高いでしょう。
一方で「MA 補助金」と検索したユーザーは、補助金を活用してお得にMAを導入したいユーザーの可能性があります。他の検索キーワードを入力したユーザーと比べると、弊社サービスの利用に繋がる可能性が高いと考えられますよね。
このような購入や申込み、問い合わせに直結しやすい顕在層を狙って集客できる点はリスティング広告のメリットです。
メリット2:短期間で成果が期待できる即効性
リスティング広告は広告配信設定をおこなうと、早ければ即日広告配信が始まります。
他の施策と比べて短期間で成果を期待できる点は大きな強みです。
メリット3:検索結果の上部に広告出稿できる
自社サイトのページを検索結果で上位させるSEO施策は、受注見込みが高いキーワードほど難易度が高くなる傾向があり、施策開始から上位化までに時間もかかります。また、確実に上位化できるとも限りません。
一方でリスティング広告は、検索結果画面の最上部に広告枠が設けられています。
当然上部に表示されるほどクリックされやすく、SEO施策で上位表示されているWebサイトよりも上に広告を出稿できる点は大きなメリットです。
メリット4:少額から予算に応じて集客できる
リスティング広告は広告がクリックされた時点で費用が発生する仕組み。
リスティング広告を掲載するだけで固定費が発生することはなく、予算額も自由に設定できます。
まずは少額予算で試して、成果が出たら予算を増額するといったリスクを抑えた運用ができるのは大きなメリットではないでしょうか。
メリット5:集客したいユーザーの条件を絞れる
リスティング広告では検索キーワードだけでなく、ユーザーの性別や利用デバイス、地域などの条件も指定可能。
自社の顧客に合わない条件を除外することで無駄な広告配信を抑制できる点もメリット。
意外なキーワードで検索するユーザーからコンバージョン獲得できることもあるため、最初は条件を広く配信し、効果が薄い広告を止めて絞り込む運用によって機会ロスを防ぎながら獲得単価の抑制を狙えます。
メリット6:広告の配信状況をリアルタイムで確認できる
広告管理画面では最新の広告配信状況を確認できます。
どのぐらいの広告費が発生しているか、何件の購入に繋がったか、どの広告が効率よく成果を上げているか、常にデータを確認可能です。
もちろん、必要に応じてリスティング広告の停止も好きなタイミングでできます。
メリット7:配信結果がデータ化されるため効果検証できる
リスティング広告を配信した結果が全てデータ化されるため、データに基づいた効果検証ができます。
オフライン広告では難しいデータ分析ができる点はWeb広告の大きなメリットと言えるでしょう。
集客先のWebサイトのアクセスデータと併せて分析して改善策を検討することで、次回実施する際にはより効果的な広告配信をおこなえます。
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リスティング広告7つのデメリット
多くの企業で活用されているリスティング広告ですが、もちろんデメリットがあります。
メリットとデメリットは表裏一体。
施策の目的や自社の状況も考慮し、リスティング広告をおこなうか否かの判断材料にしてみてください。
デメリット1:認知拡大には向かない
たとえば、MAという用語を知らない人は「MAとは」と検索しませんし、マーケティングツールについて自分から調べないユーザーは「マーケティング ツール」と検索しないでしょう。
リスティング広告は顕在層の集客に強いメリットがあると同時に、関連キーワードで検索しないユーザーへの広告配信には不向きのため認知拡大には不向きな広告です。
認知拡大が目的の場合は、ユーザーの興味関心・属性をもとにしたターゲティングを用いて配信できるディスプレイ広告や、Web広告よりも幅広く、不特定多数にアプローチできるテレビCM、新聞広告といったマス広告の検討をおすすめします。
デメリット2:広告費が必要で、リスティング広告を止めると集客も止まる
広告費さえ投資すれば、すぐに集客できる即効性がメリットのリスティング広告。
しかし、裏を返すと継続的な集客には広告費の投資を継続する必要があるということです。
デメリット3:競合他社との競争
リスティング広告の効果が見込めるだけに、競合他社の出稿も多く、競争が激しい業界も。
入札によってクリック単価が決まるリスティング広告の仕組み上、売上に直結する”美味しい”キーワードは時間の経過と共に競合が増え、広告費は高騰していく傾向にあります。
デメリット4:予算が大きい企業に有利
少額でも広告配信できるリスティング広告も、当然潤沢な予算を持つ企業の方が有利。
リスティング広告はオークション形式であり、同じキーワードで広告出稿する場合は資金力勝負になってしまいます。
広告予算が大きい企業の方が幅広い配信でテストマーケティングでき、その結果発見した「成果に繋がるキーワード」に多額の広告費を投資して競合他社より有利に集客する、という戦略を選べます。
こうした企業が競合にいる場合、リスティング広告での集客は難易度が高くなるでしょう。
デメリット5:広告を嫌うユーザーの集客が難しい
Web広告が広く知られるようになったことで、広告の存在自体を嫌うユーザーが増えています。
リスティング広告の内容に関係なく、広告を嫌うユーザーを集客することは困難。何度も広告接触すると集客できないだけでなく企業イメージが悪化してしまいます。
デメリット6:広告運用の手間がかかる
多くの企業が弊社のような広告運用代行会社に依頼するのは、リスティング広告の運用に手間がかかるからです。
特にリスティング広告には専門的な広告運用スキルが求められるため、自社運用をおこなう場合はスキルを持つ人材や作業工数の確保が必要となります。
デメリット7:配信結果を分析するスキルが必要
リスティング広告で配信後のデータが残ることはメリットですが、データをどのように活用して次の施策へ活かすかがポイント。
データを分析して改善を行うスキルが求められます。
リスティング広告の仕組みと費用
メリットとデメリットを理解すると、リスティング広告の活用シーンが掴めてきたのではないでしょうか?
ここで改めてリスティング広告の仕組みについてもご紹介しますね。
リスティング広告のクリック単価は競合他社とオークション入札と呼ばれる仕組みで決定されます。
人気のキーワードは競合が多く、自然とクリック単価が上昇する仕組み。オークション入札に勝ったらGoogleやYahoo!の検索結果に自社の広告が表示されますが、この時点ではまだ広告費は一切発生しません。
表示されたリスティング広告を検索ユーザーがクリックして始めてクリック単価に応じた広告費が発生する仕組みです。
リスティング広告の費用は「クリック単価×クリック数」となります。
SEOとリスティング広告の比較
リスティング広告とよく比較されるのがSEO。どちらが良いのか、迷うこともあるかもしれません。
自社の状況によって優先するべき施策は変わりますし、両方取り組む方が良いケースもあります。
リスティング広告とSEOの大きな違いは以下の2点です。
- 成果が出るまでの期間
- 施策にかかる費用
- 集客効果の継続性
成果が出るまでの期間
成果が出るまでの期間という観点で考えると、検索結果で上位表示されるまでに時間がかかるSEOよりもリスティング広告の方が有利。
サイトの上位表示化には一定の期間を要し、かつ成果が出るとは限らないSEOと比較すると、リスティング広告は短期間で集客効果が出やすい施策です。
施策にかかる費用
費用なら常に広告費が必要なリスティング広告より、上位表示された後は勝手に集客できるSEOの方が有利。
しかし、SEOの場合も記事ライティングや画像制作などのコストが必要となるため一概には言えません。リスティング広告のような費用がかからなくても、社内での運用であれば人件費や専門ツール利用料が、外部に依頼するにしても外注費はかかります。
リスティング広告とSEOがどちらも上手く成果につながるとして、短期的にはリスティング広告の方が高い費用対効果を期待でき、長期的にはSEOの方が費用面でも有利と考えると良いでしょう。
集客効果の継続性
リスティング広告は課金を止めれば配信が止まりますが、SEO施策は一度対策をおこなえば効果を発揮し続けます。
普遍的な検索ニーズに対してリスティング広告だけに頼っているといつまでも広告費が必要になるため、SEO集客を検討する必要がありそうです。
リスティング広告とSEOに良し悪しはなく、自社にとってどちらがより適しているかの観点で施策検討することをおすすめします。
代理店に依頼して費用対効果アップ
リスティング広告を配信するかSEOをおこなうかを含め、自社では検討・対応しきれないというケースも多くあるかと思います。
そんなときは代理店にリスティング広告の運用を依頼するのもひとつの手。
広告費に加えて手数料がかかるというデメリットもありますが、他の施策も同時に提案してもらえるなど、高い費用対効果を期待することができます。
リスティング広告のメリット・デメリットまとめ
以上、リスティング広告のメリットとデメリットをご紹介しました。
広告には様々な種類がありますが、主要広告であるリスティング広告の特徴をを理解し、他の施策と上手く使い分けていきましょう。
どんな広告があるかもっと知りたい、広告の種類が多くて選べないという場合は、主要Web広告媒体の特徴・選び方をまとめた資料をチェックしてみるか、直接弊社へお気軽にご相談ください。状況をヒアリングさせていただき、効果的な施策をご提案いたします。
初めてでも間違えない!
Web広告媒体の選び方
集客にWeb広告が有効なことは、既に広く知られています。
でも、いざ自社で初めてWeb広告を活用しようと考えた時に、Web広告の仕組みが難しかったり、広告の種類が多くて選べなかったり、手軽に始められず困ることがあります。そこで本資料では初めての方が広告媒体を理解して選ぶための情報をシンプルにまとめてみました。
▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・広告費の仕組み
・広告媒体を使い分けるために知るべき3つの特徴とは?
・Web広告の王道!GoogleとYahoo!の広告
・人気が高まるSNS広告、LINE広告
・Web広告に関するよくある質問と回答
Web広告の活用法を間違えないように、媒体の選び方をチェックしてみてくださいね。