インフルエンサーマーケティングを徹底解説。実際に依頼する際のポイントとは

更新日:2022年08月01日

SNS上の有名人を起用してプロモーションをおこなう「インフルエンサーマーケティング」。
興味はあるけど、SNSの領域は苦手でなかなか手を出しづらい…という方は多いのではないでしょうか。

今回は、インフルエンサーマーケティングの仕組みからメリット・デメリットまで詳しく解説します。

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インフルエンサーとは

まず、インフルエンサーがどういう人達なのかを説明しておきましょう。

インフルエンサーとは、SNS等において多大な影響力をもつ人物のことを指します。積極的に情報発信を行っており、SNSユーザーから信頼や共感を得ているのが特徴です。
YouTubeで活動を行うYouTuberやInstagramで人気を集めるインスタグラマーもその一種。

フォロワー100万人超えのメガインフルエンサーから、特定のジャンルに於いてのみ強い影響力を持つフォロワー数万人ほどのマイクロインフルエンサーまで、規模も様々です。

インフルエンサーマーケティングの仕組み

冒頭でも述べた通り、インフルエンサーマーケティングとは「インフルエンサーに依頼して商品・サービスを紹介してもらうことにより、ユーザーに購買を促す」という手法です。

商品の写真とともに使用感やレビューを投稿したり、実際に商品を使っている様子を動画にして配信したりと宣伝の形式は様々。企業が直接ユーザー向けた宣伝を行う従来のマーケティングとは異なり、より消費者に近いインフルエンサーが情報を発信することによって、ユーザーの共感や購買意欲を刺激するという仕組みです。

インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット

ここで、インフルエンサーマーケティングのメリットとデメリットを紹介します。是非参考にしてみてください。

メリット

ユーザーの目線で宣伝してもらえる

インフルエンサーマーケティングが企業の広告と決定的に異なるのは、宣伝を行う側のインフルエンサーが消費者の立場でもあるということ。実際に商品やサービスを使った感想を生の声として発信してもらうことで、ユーザーの共感や信頼を勝ち取りやすくなるのです。

また、どんなに良い情報でも広告だとわかると冷めてしまうというユーザーも一定数存在します。そういった層にもあまり嫌悪感を与えることなく、情報を与えることが可能です。むしろ自分の好きなインフルエンサーが紹介しているというだけで好印象を抱くということもあり得るでしょう。

情報の拡散が期待できる

インフルエンサーの強みは、なんと言ってもたくさんのファンを抱えているところ。そういったユーザーはインフルエンサーの投稿に対し、積極的にいいねやリツイート(シェア)を行ってくれます。

拡散されると、フォロワーのフォロワー、そのまたフォロワーというふうに投稿が拡がっていきますので、これまで全く接点を持てていなかったようなユーザーにも情報を届けることが可能になります。

精度の高いターゲティングが可能

一言でインフルエンサーと言っても、いろんなジャンルの方がいます。美容や化粧品に詳しい人、映画や海外ドラマのレビューを行っている人、キャンプの様子を動画で配信している人……本当に様々です。

そんな中から自社の商品にマッチするインフルエンサーを起用できれば、そのジャンルに関心が高いであろうフォロワーにまとめてアプローチすることができます。年齢や性別、職業などのデータを用いてターゲティングを行う他のWeb広告に比べても遜色ない、もしくはそれよりも高い精度でニーズが顕在化したユーザーを狙える可能性があるのです。

デメリット

インフルエンサーの選定が難しい

前述の通り、インフルエンサーも様々なため、その中から自社に合った人を選定するのはなかなか手間がかかります。ここが一番時間がかかる部分かもしれません。

とはいえ、ここがインフルエンサーマーケティングの肝とも言える部分なので、しっかり検討することが大切。自社商材との相性の良さ、ターゲット層などを十分に考慮した上で、最適なインフルエンサーを起用することをおすすめします。自社での選定が難しい場合は、利用料がかかってはしまいますが、キャスティング会社に依頼することで最適なインフルエンサーを紹介してもらうこともできます。

投稿自体はコントロールできない

どのような内容のPR投稿を行うかは、インフルエンサー次第です。広告する商品や大まかな内容などは指定できますが、写真の撮り方や文言などはあくまでインフルエンサーに委ねられるものとなります。

認識の齟齬が生まれないよう、事前に詳細な情報を共有しておくなど、意図しない宣伝にならないよう注意が必要です。

炎上のリスクがつきまとう

不特定多数のユーザーの目に触れやすいというSNSの特性上、炎上リスクは他のマーケティングに比べると比較的高くなります。

特に炎上しやすいのが「ステマ」。ステマとはステルスマーケティングの略称で、広告であるにも関わらず、あたかも広告ではない風を装って情報を発信するという宣伝の手法です。

インフルエンサーによるPRも一見広告に見えないことが多く、そのつもりがなかったとしてもステマ認定されてしまう危険性があります。そういった誤解を防ぐため、宣伝の投稿には必ず「#PR」とハッシュタグをつけてもらうようにするなど、広告であることを明示するようにしましょう。

 

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インフルエンサーマーケティングを始めるには

実際にインフルエンサーマーケティングを始めようと思ったら、どこから依頼すればよいのでしょうか。依頼方法は大きく分けて以下の3通りです。

直接インフルエンサーに依頼する

一番てっとり早いのは、インフルエンサーに直接お願いする方法でしょう。ダイレクトメール機能やプロフィールに記載されているメールアドレスなどから連絡を取るのが一般的。キャスティング業者による中間マージンが発生しないため、その分お得でもあります。

しかし、この方法は契約トラブルやそれに付随する炎上が起こりやすくもあるため、事前に方針やルールを決めて共有しておくなど、リスクを減らす体制づくりが必要です。

キャスティング会社を通して依頼する

インフルエンサーマーケティングの専門であるキャスティング会社に依頼するという方法が最も一般的です。サービス利用料はかかりますが、ノウハウのある会社に、施策の提案からインフルエンサーの紹介、交渉などを任せられるのは大きなメリットです。

また、キャスティング会社がインフルエンサーの手綱を握っているので、炎上リスクも抑えることができるでしょう。初めての場合や、自社のリソースやノウハウが乏しいという場合におすすめの依頼方法です。

インフルエンサープラットフォームを利用する

インフルエンサープラットフォームとは、インフルエンサーと企業をつなぐマッチングサービスです。月額利用料、マッチした際のキャスティング費用がかかるのが一般的です。キャスティング会社経由での依頼とは異なり、マッチング後のインフルエンサーとのやり取りなどは全て自社で行う必要があります。比較的インフルエンサーマーケティングに慣れている方向けといえます。

インフルエンサーマーケティングの費用相場

最後に費用相場を紹介しておきましょう。通常、インフルエンサーマーケティングの費用は、フォロワー数によって変動します。

Business Insider Japanの調査によると、費用相場は1フォロワーあたり2~4円とのこと。

当然フォロワーが多いほど費用は上がります。しかし、マーケティングにおいては単純にフォロワーが多ければ多いほどよいというわけではありません。フォロワーが少なくても特定のジャンルには強い、といったインフルエンサーを起用するのが費用対効果的にはおすすめです。

まとめ

今回はインフルエンサーマーケティングについて解説しました。

うまく自社に合ったインフルエンサーを活用することができれば、他の広告よりも高い効果を出すことも不可能ではありません。最適なインフルエンサーを起用するには、自社商材との相性やPRの形式、ターゲットなどを総合的に判断することが大切です。

また、広告施策はインフルエンサー活用と王道のWeb広告を併用することをオススメしています。Web広告を初めて検討する際やご自身で媒体を選ぶ際には主要Web広告媒体の特徴・選び方をまとめた資料もチェックしてみてはいかがでしょうか。

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