ランディングページの効果とは?メリット・デメリットや効果を高めるポイントも紹介
更新日:2023年06月19日
Web広告による集客のなかで非常に大きな役割を担う「ランディングページ」。
今回はそんなランディングページがもたらす効果について解説します。
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ランディングページ(LP)とは
まずはランディングページ(LP)の定義を押さえておきましょう。
非常に紛らわしいのですが、Web業界におけるランディングページには、大きく分けて広義と狭義、2つの意味があります。
広義のランディングページ
まずは広義の方から。
その名の通り、着地ページのことを指します。「着地」とは外部からサイトにアクセスすること。
つまり検索エンジンや広告、SNSなどを経由して最初に訪れたページはすべてランディングページです。
こちらの意味で使われるランディングページは、入り口ページとも呼ばれます。
狭義のランディングページ
続いて紹介する狭義のほうが、こちらが今回解説する「ランディングページ」です。
狭義のランディングページは、Web広告や自社サイトを経由して最初に着地する、ユーザーを商品購入やお問い合わせまで導くことに特化したサイトのことを指します。
略してLPとも呼ばれ、1ページのみで構成された縦長のページであることがほとんどです。
ランディングページの効果・役割
ランディングページとは何かを説明したところで、効果についての解説に移りましょう。
どのような役割があり、どのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。
- ユーザーの購買意欲を高める
- ザーをコンバージョンまで導く
ユーザーの購買意欲を高める
ランディングページには、ユーザーの購買意欲を高める効果があります。
ランディングページを使った集客は、広告や自社サイト経由でページを訪れたユーザーに、商品やサービスの情報を見せ、お問い合わせや購入まで進んでもらうという流れ。
コンバージョン(お問い合わせや購入といった最終目標)を獲得するために、ページ内で商品やサービスをアピールします。
後述しますが、ランディングページは、インパクトの強いデザインや理想的な順番での情報提示など、ユーザーに情報を伝える際の強みを持っています。
こうした面を活かして、訪れたユーザーの購買意欲を高めているのです。
ユーザーをコンバージョンまで導く
ユーザーが他のサイトへと流れてしまわないように、しっかりとコンバージョンまで導くのもランディングページの役割。
お問い合わせや購入のボタンへの導線を複数設置した、コンバージョンの獲得に特化した設計です。
通常のサイトとは異なり、コンバージョンまでが一本道であるため、ユーザーを逃がしにくいのです。
ランディングページのメリット
ここからは、ランディングページのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
まずはメリットの方から。
- ユーザーの知りたい情報をまとめて見せることができる
- デザインの制約が少ない
- ユーザーの途中離脱が少ない
ユーザーの知りたい情報をまとめて見せることができる
ユーザーに伝えたい情報を、1ページに集約して届けることができます。
通常のWebサイトを閲覧する場合、複数のページの中から、知りたい情報を自力で探す必要があります。
しかし、ランディングページは1ページのみに全ての情報が詰まっているため、ユーザーに手間をかけることがありません。
また、上から下にスクロールするという性質上、こちらが意図した順番の通りに読ませることができるため、お問い合わせや購入に至るまでの情報提示を、営業トークのように順序立てて行うことが可能です。
デザインの制約が少ない
画面を広く使い、大きな画像を多用したランディングページを見たことはないでしょうか。
先ほども述べたように、ランディングページは1ページのみで構成されています。
そのため通常のWebサイトのように別のページへの導線を設置する必要がなく、グローバルメニュー(画面上部のメニュー)やサイドメニューを設けずに済むため、比較的自由にレイアウトを行うことができます。
ユーザーの途中離脱が少ない
ランディングページは通常のサイトと比べて閲覧途中の離脱が少ない傾向にあります。
これは、ランディングページがユーザーをコンバージョンまで導くことに特化しており、その妨げとなるようなリンクを極力排しているためです。
逆に、お問い合わせや購入のボタンをコンテンツの合間合間に設置することによって、ユーザーが離脱する前にコンバージョンに繋げているという面もあります。
ランディングページのデメリット
続いてデメリットです。以下の点には注意しましょう。
検索上位化を狙うのは難しい
ランディングページを検索上位化するのは至難の業。
というのも、インパクト重視のランディングページでは、文字や文章もテキストデータではなく派手なフォントの画像として掲載することが多いためです。
そうすると、人間のユーザーには何を書いているのか問題なく理解できるのですが、画像を「画像」としか認識できない検索エンジンには何と書いているのか読み取ることができません。
このため、いくら情報の質が高くても検索エンジンに評価されにくいというデメリットがあります。
制作コストがかかる
ランディングページを新たに制作する場合は、当然その分のコストがかかります。
また、とりあえず安く済ませたいから最低限の内容で、という作り方では、思うように効果は出にくいでしょう。
広告の効果を底上げするためのランディングページを作るには、事前の全体設計やコンテンツ制作が必要となるため、それなりのコストがかかるということを覚えておきましょう。
ちなみに、相場はおよそ10~50万円程です、
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ランディングページの費用対効果を高めるポイント
ただ漠然とランディングページを置いておくだけでは、最大限活用できているとは言えません。効果的な運用を行うために、以下のポイントを心がけてみましょう。
- ターゲットに合わせた設計を行う
- 効果測定を元に調整を行う
- ABテストを行う
ターゲットに合わせた設計を行う
ランディングページは、広告や自社サイトを経由して訪れた特定のユーザーに見せるもの。
そのターゲットに合わせた設計を行うことが大切です。
例えば、化粧水の広告の場合は、まずユーザーの悩みに共感する文章、次に化粧水が持つ効能、信頼性アップのためにお客様の声を入れる……など、ユーザーの思考に合わせた構成が効果的です。
▼関連記事 ランディングページの効果的な構成について
効果測定を元に調整を行う
ランディングページは公開後も、定期的に内容のチューニングを行いましょう。
実際のコンバージョン数やクリック数、直帰率を見ながら、改善すべき点を分析することが大切です。ランディングページ分析のためにGA4でアクセスデータを計測しておきたいですね。
また、余裕があればヒートマップツールを導入してみても良いでしょう。ヒートマップツールとは、どのエリアがよくクリックされたか、どこまでスクロールされたかといったユーザーの行動を、サーモグラフィーのような色の変化で可視化できるツールです。
こうした効果測定によって問題点をあぶり出し、文章や画像の差し替え、コンテンツの並び変更など、チューニングを行うことをおすすめします。
ABテストを行う
ABテストとは、異なるパターンのサイトやバナー画像を用意し、どちらが良い成果を出せるのか実際に運用しながら検証するWebマーケティングの手法です。
ランディングページの場合は一部の画像やコンテンツを変えた2パターンを用意することが多いです。このAパターンBパターンを並列、もしくは時期を変えて運用し、どちらがコンバージョンを多く獲得できたかを検証するのです。
これを続けることで、コンバージョン率の向上や、自社のノウハウ蓄積に繋がります。
とはいえ結構な手間がかかるテストですので、もし余裕があれば試してみてください。
ランディングページの作り方
ランディングページの制作は以下のような手順でおこなわれます。
- 施策の目的とゴールを設定する
- ターゲットを設定する
- 訴求ポイントを明確にする
- 伝え方=LPの構成を設計する
- テキストコンテンツを制作する
- デザインを制作する
- Webページへ実装する
詳しい作り方は以下の記事で解説しています。
▼関連記事 5分で分かるランディングページ(LP)の作り方
ランディングページの参考サイト
最後に、ランディングページの事例を見ることができるサイトをご紹介します。実際にどのようなランディングページが使われているのか、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回はランディングページについて解説しました。ランディングページには、自社に興味を持ったユーザーの購買意欲を高め、コンバージョンにつなげる効果があります。
メリット・デメリットはもちろん両方存在しますが、自社で取り組む価値を感じられたなら制作を検討してみてはいかがでしょうか。弊社では成果を追求するサイト制作サービスをご提供していますので、ぜひお気軽にご相談ください。