カルーセル広告とは?おすすめの使い方や配信のポイントも紹介
更新日:2022年09月29日
SNSなどでよく使われているカルーセル広告。
一枚の画像だけでは伝えたい内容をうまく表現できない……というときに便利な広告フォーマットです。
今回はカルーセル広告の特徴やおすすめの使い方、配信の際のポイントまで詳しく解説します。
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カルーセル広告とは
カルーセル広告とは、一つの広告枠に複数の画像や動画を設定することができる広告フォーマット。
スワイプで横にスライドすることができ、意図した順番でユーザーに画像を見せることができます。
画像引用元:カルーセル広告の7つの活用法 | Facebook for Business
後ほど詳しく紹介しますが、カルーセル広告が配信可能なのは以下の媒体です。
- Google広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
- LINE広告
カルーセル広告のメリット
カルーセル広告にはどのようなメリットがあるのでしょうか。いくつか見ていきましょう。
- 複数の画像や動画を設定可能
- 画像・動画ごとに異なるCTAやリンクを設定可能
複数の画像や動画を設定可能
カルーセル広告の特徴は、なんと言っても他の広告と比べて情報量が多いこと。
静止画一枚の広告と比較すると、伝えられる情報量は格段に多くなります。
複数の画像や動画を組み合わせて使用することができるため、バリエーションの豊かな訴求が可能です。
画像・動画ごとに異なるCTAやリンクを設定可能
媒体によりますが、画像・動画ごとに異なるリンクやCTA(Call to Action、ユーザーのアクションを誘発するボタンなど)を設定することも可能です。
「お問い合わせはこちら」「商品を見る」など、それぞれの画像に合わせたものを設定しましょう。
うまく設定すれば、一つの広告に複数の働きを期待できます。
カルーセル広告のデメリット
続いてデメリットです。以下の点には注意しましょう。
すべての画像を見られることは少ない
複数枚のクリエイティブを設定していたとしても、全て見てもらえる可能性は低いのが現実。
ユーザーは2枚目以降の画像に気づかないか、気づいてもスルーする場合がほとんどでしょう。
ユーザーの興味を引くためには、後述の「配信時のポイント」を参考にしてください。
おすすめの使い方
ここからはカルーセル広告の効果的な使い方を紹介します。ぜひ配信時のヒントにしてみてください。
- 商品カタログ風
- 商品の機能や使い方を紹介
- 口コミの紹介
商品カタログ風
画像を複数設定できるため、その分多くの商品を紹介することができます。
商品の画像から、それぞれの詳細ページに移動できるようにリンクしておくと効果的でしょう。
バリエーションをアピールするのにも向いているため、色違いの商品を見比べられるようにするのもよいかもしれません。
画像引用元:カルーセル広告の7つの活用法 | Facebook for Business
商品の機能や使い方を紹介
複数の画像や動画にまたがって、商品の機能や使い方の工程を紹介するという使い方もできます。
一つの商品について詳しく説明することで、実際に手に取ったときの事をイメージしやすくし、購入のハードルを下げることができます。
画像引用元:カルーセル広告の7つの活用法 | Facebook for Business
口コミの紹介
お客様の声として、実際に商品やサービスを利用してもらった人の口コミを載せるのもおすすめです。
最初に商品を紹介し、その後の画像で口コミを紹介して商品の魅力を補強するという使い方が例として挙げられます。
カルーセル広告が利用できる媒体
冒頭でも少し触れましたが、カルーセル広告が利用できる媒体は以下のとおりです。
- Google広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
- LINE広告
それでは一つずつ見ていきましょう。
Google広告
キャンペーン作成時、「ファインドキャンペーン」を選ぶと使用することができます。
配信面は限られていますが、ユーザーの母数が大きいYouTubeやgmailに表示されるため、多くのユーザーにアプローチ可能です。
動画は未対応。
配信面
- Discovery Feed
- Youtubeのホームフィード
- Gmail
Yahoo!広告
Yahoo!では2021年7月にリリースされたばかり。
現時点で配信面は一つしかなく、用途も「コンバージョンの獲得」「サイトへの誘導」「アプリ訴求」のみに限られています。
動画は未対応。
配信面
- Yahoo! JAPAN トップ(PCのみ)
- スマートフォン版Yahoo! JAPAN トップ(Web)
- スマートフォン版Yahoo!ニュース(Web・アプリ)
Facebook広告
他の媒体と比べると配信面が豊富なのが特徴です。
Facebookのアプリ内のみではなく、Messengerなどの提携メディアに配信できます。
動画も設定可能。
配信面
- Facebookニュースフィード
- Facebook Marketplace
- Facebook動画フィード
- Facebook右側広告枠
- Facebookストーリーズ
- 検索結果画面
- Facebookインスタント記事
- Audience Network
- Messenger受信箱
Instagram広告
ビジュアル重視のSNSなのでカルーセル広告と相性が良いといえます。
タイムラインに配信されるタイプとストーリーズに配信されるタイプがあります。
枚数や動画の長さ上限などフォーマットがやや異なりますので注意しましょう。
配信面
- Instagramフィード
- Instagramストーリーズ
Twitter広告
比較的若年層向けの媒体です。
投稿のフォーマットに合わせ、サイズは1:1、1.91:1が推奨されています。
リンク先は一つのみしか設定できないため注意。
配信面
- タイムライン
- 検索結果画面
- プロフィール
- Twitterオーディエンスプラットフォーム
LINE広告
老若男女に幅広くアプローチできるのがLINEのメリットです。
正方形1080✕1080の画像のみ使用できます。
配信面
- タイムライン
- LINEニュース
- LINEポイントクラブ
カルーセル広告配信時のポイント
最後に、実際にカルーセル広告を配信する際のポイントを紹介します。
ぜひ参考にしてしてみてください。
スワイプできることに気づかせる
「この広告には複数枚の画像がありますよ」とわかりやすく伝わるようにしましょう。
基本的にユーザーは広告を流し見しているので、ひと目でスワイプできることが伝わる工夫が大切です。
例を挙げるなら、2枚目の写真の色味を1枚目のものと全く違うものにするなど。
カルーセル広告では、下の図のように次の画像が少し見切れています。
同じような画像を連続で設定してしまうと、色が同化して2枚目があることが気づかれにくくなってしまいます。
一枚目を重視する
1枚目の画像に何を設定するかはとても重要です。
カルーセル広告はスワイプで複数の画像を見てもらってこそ真価を発揮するため、最初の画像でユーザーの興味を刺激する必要があります。
ユーザーが目にしたときについ続きが見たくなるような、いわゆる「引き」のある画像を設定しましょう。
動画の場合は、飽きられないうちに次の動画に移ってもらえるよう、1本目の尺は短めにするのがおすすめです。
まとめ
今回はカルーセル広告について解説しました。
カルーセル広告には画像や動画を複数設定できるという他にはない強みを持っています。
商品カタログ風にしたり、商品の使い方がわかるようにしたりと、強みを生かした広告配信がおすすめです。
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カルーセル以外にもいろんな広告がありますので、気になる方は是非見てみてください。
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