ネイティブアドとは?初心者でもわかるメリット・デメリットと効果的な活用法

更新日:2025年03月06日

メディアに溶け込ませる形で配信できる「ネイティブアド」。

今回は、ネイティブ広告とは何か、種類や特徴からメリット・デメリットまで詳しく解説します。

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ネイティブアドとは

ネイティブアドとは、ウェブサイトやアプリなどのコンテンツに溶け込むように表示される広告のことです。従来のバナー広告のように目立つのではなく、記事や動画、SNSの投稿など、周囲のコンテンツとデザインや形式が似ているため、ユーザーに広告だと気づかれにくいのが特徴。

JIAAでは、ネイティブアドを以下のように定義されています。

デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告

出典:JIAA(一般社団法人日本インタラクティブ広告協会)

 

ネイティブアドとは配信媒体内のコンテンツと見分けにくく紛れ込ませた広告であり、他の広告と比べて広告感が薄いため、ユーザーに忌避感を抱かれにくいのが利点。

ネイティブアドの例

主な配信先はニュースや情報まとめなどの記事サイトやSNSなどで、特に前者の場合は、広告をタップして遷移する先も、そのサイトのフォーマットに合わせた「記事広告」になっていることもあります。

広告であることを明示しつつも、ユーザーの閲覧体験の中に自然に溶け込むのはネイティブアドの大きな特徴ですね。SNSのタイムラインに表示される広告投稿や、ニュースサイトの記事一覧に紛れ込む広告記事などが代表例。こうした自然な形での広告展開が、ユーザーの広告に対する抵抗感を軽減する効果があるんですね。

名前の通り、配信先に溶け込む形で配信されるのがこのネイティブアドなのです。

ネイティブアドとステマの違い

ネイティブアドについて理解する上で重要なのが、ステルスマーケティング(通称:ステマ)との違いです。両者は一見似ているように思えますが、明確な違いがあります。

ネイティブアドは「広告であること」を明示した上で、メディアのコンテンツに溶け込む形式をとっています。「PR」「広告」「Sponsored」などの表記を付けて、ユーザーに広告であることを明確に伝えるのが一般的な形式。これは広告の透明性を確保するための重要なポイントです。

一方、ステマは広告であることを隠して、あたかも第三者の客観的な意見や情報であるかのように装うマーケティング手法です。消費者庁は景品表示法違反として規制対象としており、企業の信頼を大きく損なう可能性がある非常に危険な手法と言えるでしょう。

ネイティブアドの種類

ネイティブアドには様々な種類があり、メディアの特性や広告の目的に応じて最適な形式を選択することが重要。実際の広告運用ではこれらの種類を理解した上で、ターゲットユーザーに最も効果的に届く形式を選ぶことがポイントになります。

ここでは下記ネイティブアドの種類について見ていきましょう。

  • インフィード型
  • 検索連動(ペイドサーチ)型
  • レコメンドウィジェット型
  • プロモートリスティング型
  • ネイティブ要素をもつインアド型
  • カスタム型

インフィード型

ネイティブアドの中で代表的なのがこのインフィード型です。

インフィード広告とは、フィード内のコンテンツに紛れ込ませる形で配信する広告です。

フィードとはコンテンツが時系列順にまとめられたメディアのフォーマットのこと。ニュースサイトやSNSなどがこれにあたります。

ユーザーが日常的にスクロールして閲覧するコンテンツの流れの中に自然な形で広告を差し込むことができるのが特徴的で、ユーザーにとって違和感が少なく、高いエンゲージメント率が期待できます。

検索連動(ペイドサーチ)型

検索連動広告(リスティング広告)もペイドサーチ型と呼ばれるネイティブアドの一種です。リスティング広告とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などで検索したキーワードに応じて、検索結果の上部(下部)に表示される広告のこと。

この形式は、ユーザーの検索意図に直接的に応えられる点が強みです。

自然検索結果と非常に似た形式で表示されるため、ユーザーがスムーズに情報にアクセスできる環境を提供しつつ、広告主の情報を優先的に届けることができます。

レコメンドウィジェット型

「こちらもおすすめ」「この記事を読んだ方はこちらも読んでいます」といったレコメンド欄に表示される広告。ユーザーが閲覧している記事に関連する内容を推薦するウィジェット内に、広告コンテンツを組み込む形式となっています。

記事を読了した後に表示されることが多いため、より興味関心の高いユーザーにアプローチすることができます。

プロモートリスティング型

プロモートリスティング型ネイティブアドは検索結果や商品リスト内に広告を掲載する形式です。例えば、ECサイトの商品一覧ページにおいて通常の商品と同じデザインで「スポンサー商品」として表示される広告などが該当します。

この形式では、ユーザーが商品やサービスを比較検討している段階でアプローチできる点が強み

選択肢の一つとして自然な形で広告商品を提示できるため、ユーザーの購買検討プロセスに違和感なく入り込むことができます。

ネイティブ要素をもつインアド型

ネイティブ要素をもつインアド型は、従来のディスプレイ広告の形式を保ちながらも、掲載サイトのデザインや雰囲気に合わせたクリエイティブを使用する広告形式です。

完全なネイティブアドとディスプレイ広告の中間的な位置づけと言えるでしょう。

広告であることは明確に分かる一方で、ウェブサイトの世界観やデザインに調和した広告クリエイティブによって、ユーザー体験への違和感を最小限に抑える工夫がなされています。

カスタム型

カスタム型ネイティブアドは、特定のメディアやプラットフォーム専用にカスタマイズされた広告形式です。

LINEスポンサードスタンプや記事広告が一例。

メディア側とのより密接な協力関係のもと、メディアの特性や読者層に合わせて、独自の形式やルールに従って作成されます。

ネイティブアドのメリット

ネイティブアドは、従来の広告形式と比較して様々なメリットがあります。ここからはネイティブアドの主なメリットについて見ていきましょう。

  • ユーザーにストレスを与えにくい
  • 潜在層にアプローチ可能
  • クリック率が比較的高い

ユーザーにストレスを与えにくい

ネイティブアドの大きなメリットが、ユーザーの閲覧体験を妨げにくい点です。

従来のポップアップ広告やインタースティシャル広告(画面全体を覆う広告)などは、ユーザーのコンテンツ閲覧を中断させてしまうため、ネガティブな印象を与えやすいという問題がありました。

一方で、ネイティブアドはユーザーが閲覧しているコンテンツの一部として自然に溶け込むため、ユーザー体験を著しく損なうことなく広告メッセージを届けることができます。これにより、広告に対するユーザーの抵抗感を最小限に抑えつつ、ブランドメッセージを効果的に伝えることが可能なんです。

潜在層にアプローチ可能

ネイティブアドは自社の商品やサービスを積極的に探していない潜在顧客層にアプローチする上でも効果的です。従来の検索連動型広告が「すでに関心を持っているユーザー」をターゲットにするのに対し、ネイティブアドは「まだ関心を持っていないが、将来的に顧客になる可能性のあるユーザー」にリーチすることができるのです。

レシピサイトにキッチン家電の広告を出したり、経済系のニュースサイトにビジネス書の広告をだしたりと、そのメディアを閲覧している人が興味を持ちそうな広告を配信すると効果的でしょう。

クリック率が比較的高い

広告の内容と関連性の高いサイトに表示させることで興味を持ってもらえ、クリック率が比較的高くなる傾向があります。またメディア内に自然に溶け込むため、広告だと気づかずクリックするユーザーも。

ただし、高いCTRを維持するためには、質の高いコンテンツと適切なターゲティングが不可欠。

単にクリックを集めるためのセンセーショナルな見出しや画像を使用すると確かにCTRは上がりますが、ランディングページでの離脱率も高まり、結果的にブランドイメージを損なう可能性があります。クリックの「質」と「量」のバランスを考慮した運用が大切ですね。

ネイティブアドのデメリット

ネイティブアドには多くのメリットがある一方で、認識しておくべきデメリットも存在します。

運用の際は以下の点に注意しましょう。

  • 場合によってはユーザーの反感を買う
  • コンテンツ作成のコストが大きい

場合によってはユーザーの反感を買う

メリットの方でユーザーにストレスを与えにくいと言いましたが、広告そのものや遷移先の質が低ければユーザーの反感を買ってしまいます。

また、前述のようにステマ(ステルスマーケティング)だと勘違いされてしまう場合もありますので、そのあたりの注意も必要です。

コンテンツ作成のコストが大きい

記事広告などは遷移先のコンテンツ作成が必要になるため、その分コストや労力がかかってしまいます。

広告から遷移した後のコンテンツがネイティブアドで最も重要な部分ですので、クオリティの高いものを作成しましょう。

ネイティブアドの費用はどれくらい?

ネイティブアドを実施する際に気になるのが費用面です。

ネイティブアドの費用は、出稿するプラットフォームや広告の形式、ターゲティングの精度などによって大きく異なりますので、ここでは一般的なネイティブアドの費用感と費用対効果を最大化するポイントについて解説します(Web広告の費用を詳しく解説した記事も参考にしてみてください)。

 

まず、ネイティブアドの費用は大きく分けて「媒体費」「制作費」の2つの要素から構成されます。媒体費は広告を掲載するための費用で、制作費はネイティブアドのコンテンツを作成するための費用。

媒体費については、多くのプラットフォームが「クリック課金型(CPC:Cost Per Click)」または「インプレッション課金型(CPM:Cost Per Mille)」の課金体系を採用しています。

一方、制作費についてはネイティブアドの形式や品質によって大きく異なります。簡易的なインフィード広告であれば数万円程度から作成可能ですが、質の高い記事型コンテンツやインタラクティブなコンテンツになると、数十万円以上のコストがかかるケースも珍しくありません。

 

費用対効果を最大化するためのポイントとしては、以下の点に注意することが重要です:

  • ターゲティングの精度を高め、関心の高いユーザーに効率的にリーチする
  • A/Bテストを実施し、最も効果的なクリエイティブを見つける
  • コンテンツの再利用や長期的な活用を前提とした制作計画を立てる
  • 初期段階では小規模に開始し、効果を測定しながら徐々に規模を拡大する

ネイティブアドのまとめ

今回はネイティブアドについて解説しました。

メディアに紛れ込ませて自然な形で配信することができるため、ユーザーにストレスを与えにくく、高いクリック率を見込めるのがネイティブアドの大きなメリットです。

様々な形式のネイティブアドがありますので、この記事を参考に自社にあったものを選んでみてくださいね。

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