リスティング広告とは?費用や効果、運用代行会社の選び方を詳しく解説
更新日:2024年05月22日
GoogleやYahoo!の検索結果に掲載できる「リスティング広告」。
今回はリスティング広告とは何か、費用や期待できる効果などを詳しく解説します。本記事を参考に、自社でも有効活用できそうかどうか見極めてみてくださいね。
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リスティング広告とは?
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!の検索結果に表示されるテキスト形式の広告のこと。「検索連動型広告」とも呼ばれる通り、検索キーワードに関連した内容の広告が表示される仕組みです。
情報収集のために自ら検索をおこなうような、ニーズの高い層へのアプローチに適しています。リスティング広告とは”今すぐ客”にアプローチできる広告とも言えますね。
リスティング広告の掲載イメージ
リスティング広告の掲載イメージを、Yahoo!のリスティング広告を例に見てみましょう。
(引用:Yahoo!広告でサイトへの集客アップ | Yahoo! JAPAN)
リスティング広告で掲載できるのはテキストのみで、タイトルや説明文、URLが主な掲載内容です。
画像や動画は表示できませんが、広告表示オプションで住所や電話番号などの追加情報を掲載することにより、訴求効果を高めることができます。
リスティング広告の掲載場所
実際にGoogleで「リスティング広告とは」と検索した際の検索結果を見てみましょう。
画像の中、赤枠で囲った箇所がすべてリスティング広告。「リスティング広告とは」は人気のキーワードのため、多数のリスティング広告が出稿されています。
検索結果画面の上部
リスティング広告の掲載箇所はここだけではありません。検索結果画面の下部にも表示されます。
検索結果画面の下部
リスティング広告はパソコンユーザーとスマホユーザー、タブレットユーザーそれぞれに配信可能です。
リスティング広告とディスプレイ広告の違い
Web広告を検討する際、リスティング広告とディスプレイ広告のどちらを活用するかで迷われる方も少なくありません。予算が許すなら併用したいところですが、いずれにしてもまずは両者の違いを理解しておきましょう。
リスティング広告とディスプレイ広告の違いは以下の3点。
- 広告のフォーマット
- 広告の掲載場所
- アプローチできるターゲット層
広告のフォーマット
テキストのみのリスティング広告に対し、ディスプレイ広告は画像や動画を使用することができます。
これだけ聞くとディスプレイ広告のほうが良さそうに思えますが、裏を返せば、ディスプレイ広告を配信するためには画像や動画といったクリエイティブを用意する予算と手間がかかるということです。
もちろんリスティング広告の広告文を作成するのにも手間はかかりますが、ディスプレイ広告ほどではありません。フォーマットだけでいえば、リスティング広告は素材がなくても掲載できる手軽さ、ディスプレイ広告は掲載できる情報量の豊富さが魅力といえるでしょう。
広告の掲載場所
前述の通り、リスティング広告の掲載場所は検索結果画面です。
一方、ディスプレイ広告はGoogleやYahoo!が提携する膨大なネットワークを介して、様々なWebサイトやアプリに掲載されます。
▼関連記事 GDN・YDNについて
アプローチできるターゲット層
多数の掲載先で、多数のユーザーへアプローチできるディスプレイ広告に対し、リスティング広告は”今、この瞬間”にキーワードを入力して検索した能動的なユーザー(顕在層)へアプローチができます。
そのため、コンバージョンの獲得にはリスティング広告のほうが効果的だといえるでしょう。
簡単にいえば、顕在層に向いているリスティング広告と潜在層に向いているディスプレイ広告。
ざっくりとしたイメージを掴むならこれが両者の違いです。
ただし、潜在層向けのキーワードでリスティング広告を出稿したり、自社サイトへ訪問したユーザーを追いかけて顕在層向けにディスプレイ広告を出稿したりと、使い方次第でターゲット層が変わることもあります。
ディスプレイ広告に関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、詳しく知りたい方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
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リスティング広告の費用・単価が決まる仕組み
リスティング広告を検討する際に気になるのが費用面。ここからは費用が決まる仕組みについて解説します。
クリック課金による費用発生
リスティング広告が人気である理由のひとつに、「クリック課金」があります。
クリック課金とは、ユーザーが広告をクリックして初めて広告費用が発生する費用形態のこと。逆に言えば、クリックされない限り費用が発生しないということです。
Googleのリスティング広告は最低出稿金額が1,000円、Yahoo!のリスティング広告は最低出稿金額が3,000円のため、予算はほとんど自由に設定できると考えて問題ありません。リスティング広告は低リスクで予効率よく集客できる広告なのです。
▼関連記事 Web広告の費用形態と相場について
リスティング広告の単価が決まる仕組みとは?
リスティング広告はキーワード毎にクリック単価が異なります。では、そのクリック単価はどのように決まる仕組みなのでしょうか?
ユーザーが検索をおこなった際、GoogleやYahoo!のシステム内では、その検索キーワードで広告を出稿している競合同士でオークションがおこなわれています。
オークションは、キーワード毎に設定している上限クリック単価や広告品質を総合的にシステムが判断し、オークションに勝った広告だけが検索結果画面へ表示されるという仕組み。
つまり、競合が少ないキーワードほど低いクリック単価でリスティング広告を掲載でき、競合が多いキーワードでも入札単価や広告品質が高ければ広告を表示できる可能性が高まるということです。
▼関連記事 リスティング広告広告におけるキーワード選び方について
SEOと比較したリスティング広告のメリット
検索ユーザーへアプローチし、自社の集客をおこなう点で共通点が多いSEOとリスティング広告。ここからはリスティング広告とSEOを比較しながら、リスティング広告のメリットを見てみましょう。
短期間で集客効果が見込める
SEOは自社サイトのページが検索結果画面で上位表示されるようにする施策のこと。
上位化に成功した場合は無料で継続的に集客ができるという大きなメリットがありますが、一般的には上位表示するまでに短くても数ヶ月かかると言われています。また、必ずしも上位化できるという保証はありません。
その点で、リスティング広告は事前の広告配信設定こそ必要になるものの、配信が始まればすぐにでもユーザーへ表示されて集客効果が見込めるのは大きなメリットです。
短期間での集客効果を求める場合にはリスティング広告が効果的な施策だといえるでしょう。
少額予算から実施できる
費用の項目でもご紹介した通り、リスティング広告は自由に予算を設定することができます。そのため少額からでも集客をおこなうことが可能です。
「でも、SEOなら無料でできますよね?」
そんなご意見も聞こえてきそうですが、SEOで集客するにはコンテンツの制作コストおよび上位表示までの時間的コストがかかる上、上位表示できる保証もありません。加えて、Webサイトの状況次第では記事を制作しても効果が見込めないケースが多々あります。
その点で、少額予算から手軽に実施できるリスティング広告は魅力的ですね。
改善を短期間でおこなえる
リスティング広告は配信を開始すれば、すぐにユーザーへ広告を届けることができます。
配信結果のデータを見ながらキーワードを変更したり、広告に掲載するテキストを変更したりと、短期間で改善できる点も大きなメリット。
SEOの場合は、記事の内容を変更しても検索結果への反映にタイムラグがあり、狙うキーワードを変えるとなると記事を大きく変更する必要があります。こういったことを行うとなると決して短期間での対応はできません。
Webマーケティング施策は、施策の結果をデータ分析して改善できる点が強みの一つ。これはリスティング広告でもSEOでも共通しています。
しかし、より短期間でおこなえる点はリスティング広告のメリットといえるでしょう。
SEOと比較したリスティング広告のデメリット
メリットが多いリスティング広告でも、SEOと比べた際のデメリットもあります。
人気のキーワードほど単価が高い
リスティング広告のクリック単価がオークションによって決まる仕組み上、人気のキーワードは単価が高くなる傾向があります。
クリック単価が数十円のキーワードもあれば、数百円、数千円にまで高騰する人気キーワードも……。
広告費用を継続的に投資する必要がある
リスティング広告は短期間で集客効果が見込める反面、広告出稿を止めた瞬間に集客効果も止まります。
時間をかけて集客効果を出すSEOはその効果が継続する傾向が強いため、長期的に考えるとこの点ではリスティング広告のデメリットと言えます。
▼関連記事 リスティング広告のメリット・デメリット
リスティング広告の運用代行会社を選ぶポイント
リスティング広告を活用して成果を上げるためにはどうしても広告運用の専門知識が必要。
自社に広告専門チームが無く、経験者不在の場合は運用代行会社へ任せることをオススメします。外注費用はかかりますが、社内運用コストが下がるだけでなく、リスティング広告の成果を高めることで投資コスト以上の効果が見込めるでしょう。
GoogleとYahoo!(LINEヤフー)から認定されているか
リスティング広告の運用実績が豊富な運用代行会社は、GoogleやYahoo!(LINEヤフー)の認定を受けています。こうした認定代理店へ依頼することで、質の低い広告運用をされてしまうリスクを回避できます。
弊社クリエルもGoogleとLINEヤフーの認定パートナー。
獲得している認定の一つ、LINEヤフー広告運用バッジは全国でも16社のみ、弊社が本社を構える福岡を含む九州エリアでは唯一認定されています。
広告の配信結果をレポートしているか
運用代行サービスの内容は代理店によって異なります。
広告配信結果の数値をレポートとして開示するかどうかは事前に確認しておきたいポイントです。
レポーティングに別途費用が必要なケースもあるため要注意。
弊社では毎月のレポート提出を追加費用なしでご提供しています。
リスティング広告を自分で配信するには
リスティング広告を自分で配信したいという方向けに配信の流れを紹介します。かんたんに手順を並べると、以下の通りです。
- 広告アカウントの開設・設定
- 支払い情報の設定
- キャンペーンの作成
- 広告配信の設定(ターゲティング、予算など)
- 広告文・クリエイティブの設定
- Googleによる審査
- 配信開始
自分で上記、特に4,5をおこなうのは難しいという方が多いのではないでしょうか。
そんな場合には「スマートアシストキャンペーン」がおすすめです。
これは簡単な設定だけで、Googleの機械学習による自動配信が可能になるという機能。ただし、細かいキーワード、ターゲティングの設定などはできません。
リスティング広告に関するよくある質問
ここからはリスティング広告に関するよくある質問と回答をご紹介します。
Q.リスティング広告とは何ですか?
A.ユーザーがGoogleやYahoo!で検索したキーワードに応じて表示される広告で、別名検索連動型広告とも呼ばれます。情報収集のために自ら検索をおこなうユーザーへ広告を表示するため、ニーズの高い層へのアプローチに適しています。
リスティング広告の実際の掲載イメージはこちらをご覧ください。
Q.リスティング広告はいくらから利用できますか?
A.Googleのリスティング広告は最低出稿金額が1,000円、Yahoo!のリスティング広告は最低出稿金額が3,000円のため、予算はほとんど自由に設定できると考えて問題ありません。
リスティング広告を有効活用しよう
本記事ではリスティング広告とは? といった基本情報を中心にご紹介しました。
広告の中でも効率的に成果が出るWeb広告、その中でも顕在層へアプローチできるリスティング広告は積極的に実施したい集客施策の一つです。
もしリスティング広告について具体的に話を聞きたい、自社でどのように活用できるか相談したいという場合はぜひお気軽にお問い合わせください。シミュレーション数値も無料でご提供いたします。
リスティング広告をはじめ、Web広告の媒体選びにお困りの場合は「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。
初めてでも間違えない!
Web広告媒体の選び方
集客にWeb広告が有効なことは、既に広く知られています。
でも、いざ自社で初めてWeb広告を活用しようと考えた時に、Web広告の仕組みが難しかったり、広告の種類が多くて選べなかったり、手軽に始められず困ることがあります。そこで本資料では初めての方が広告媒体を理解して選ぶための情報をシンプルにまとめてみました。
▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・広告費の仕組み
・広告媒体を使い分けるために知るべき3つの特徴とは?
・Web広告の王道!GoogleとYahoo!の広告
・人気が高まるSNS広告、LINE広告
・Web広告に関するよくある質問と回答
Web広告の活用法を間違えないように、媒体の選び方をチェックしてみてくださいね。