インフィード広告とは?媒体例やおすすめのケース、メリット・デメリットを紹介
更新日:2025年03月10日
配信先のコンテンツに馴染み、自然な形で配信することができる「インフィード広告」。
本記事では、インフィード広告とは何か、基本的な概念から特徴やメリット・デメリットまで幅広く解説します。具体的な活用ポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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インフィード広告とは
インフィード広告とは、SNSやニュースサイトのフィード内に、通常の投稿や記事サムネイルなどと同様の形式を用いて表示される広告のこと。「インフィード」という名称の通り、ユーザーが閲覧しているコンテンツの「フィード(流れ)の中(イン)」に広告を表示することが最大の特徴です。
配信媒体内に広告を溶け込ませる「ネイティブアド」の一種でもあるインフィード広告は通常、「Sponsored」や「PR」「広告」といった表記を小さく添えることで、一般的なコンテンツと広告を区別します。
しかし、デザイン自体はサイト内のコンテンツと同様の見た目となっているため、ユーザーに違和感を与えにくい特性があります。
インリード広告・インスクロール広告との違い
インフィード広告と似た用語として、インリード広告・インスクロール広告が存在しますが、これらはインフィード広告とは明確に異なります。
【インリード広告】
記事の段落と段落の間(リード部分)に表示される広告形式。主に動画広告として利用され、ユーザーがスクロールして広告部分が画面に入ると自動的に再生が始まるケースが多く、記事を読み進める際に必ず目に入る位置に配置されるため視認性が高いことが特徴。
【インスクロール広告】
ユーザーがページをスクロールするとコンテンツの上に一時的にオーバーレイ表示される広告形式。インタースティシャル広告の一種とも言え、ユーザーが特定の位置までスクロールすることをトリガーに表示される点が特徴的。クローズボタンが付いていることが多く、ユーザーの意思で非表示化が可能。
これらに対して、インフィード広告はコンテンツのフィード内に自然に溶け込む形で表示され、他のコンテンツと同じ見た目や機能を持つことが多く、オーバーレイ表示されることもなく、記事中に割り込むこともありません。
あくまでもコンテンツの一部として表示される点が大きな違いです。
インフィード広告の配信媒体
インフィード広告は様々な媒体で取り入れられています。以下に挙げた通り、SNSやニュースサイトが代表的な配信媒体です。
- Facebook
- Instagram
- Twitter
- LINE
- TikTok
- SmartNews
- Gunosy
かつてはYahoo!広告でもインフィード広告を配信することができましたが、YDN(ディスプレイ広告)の終了に伴い利用できなくなりました。ただ、ターゲティングの設定によってはインフィード広告に似た配信を行うことが可能です。
インフィード広告のメリット
インフィード広告には以下のようなメリットがあります。
- 広告感が薄くユーザーにストレスを与えにくい
- クリック率・CV率が高くなりやすい
広告戦略を立てる上でこうした特性を理解しておくことは重要ですよね。これらのメリットを詳しく見ていきましょう。
広告感が薄くユーザーにストレスを与えにくい
インフィード広告の最大の特徴はコンテンツとの親和性の高さ。ユーザーが閲覧しているコンテンツの流れに自然に溶け込むため、バナー広告のような「広告感」が薄く、ユーザー体験を妨げにくいという大きなメリットがあります。
また、広告ブロッカーによるブロック率も、従来のディスプレイ広告に比べて低い傾向があります。これは、インフィード広告がコンテンツの一部として認識されるため、広告ブロッカーの検知対象になりにくいという特性があるから。広告のリーチを確保するという観点からも、非常に有利な特徴と言えるでしょう。
クリック率・CV率が高くなりやすい
インフィード広告はユーザーの情報取得の自然な流れの中に表示されるため、従来のディスプレイ広告と比較してクリック率(CTR)が高くなる傾向があります。クリック率が高くなる背景には以下のような要素が関係しています。
- ユーザーの注目領域内に自然に表示される
- 広告としての拒否感が少ない
- コンテンツに関連性の高い広告が表示されやすい
- 視覚的に周囲のコンテンツと調和している
さらに、クリック後のコンバージョン率(CV率)も高くなる傾向があります。これは、インフィード広告がユーザーの興味・関心に沿った形で表示されることが多く、広告とランディングページの間の期待値ギャップが小さいためと考えられています。
例えば、ファッション関連の記事を読んでいるユーザーに対して同じテイストのファッションアイテムのインフィード広告を表示すれば、そのユーザーのニーズと広告内容が合致する可能性が高く、結果としてコンバージョンにつながりやすいのは感覚的にも理解できるところでしょう。
インフィード広告のデメリット
一方、以下のようなデメリットもあります。配信の際には留意しておきましょう。
着地先によっては反感を買う可能性がある
クリック率・CV率が高くなる傾向にあるのは事実ですが、実際は着地先の内容に大きく左右されます。
着地先のコンテンツの質が低い・ユーザーにマッチしていない場合は、広告ということも相まって、CV率を高めるどころか反感を買ってしまいかねませんので注意しましょう。
メリットの項目で、一見広告に見えないものもあると紹介しましたが、その反動で、広告だとわかるとネガティブな印象を持たれてしまうというリスクもあるのです。
インフィード広告の費用
Web広告の費用は、自分で自由に利用金額を決められるものが主流で、媒体によって課金形態も異なるため、一概にいくらということはできません。ここでは複数ある課金形態ごとに費用感の相場を紹介します。
業種・商材などで変動しますので、あくまで目安ということで参考にしてくださいね。
- クリック課金型
- インプレッション課金型
- エンゲージメント課金型
クリック課金型
広告のクリック回数に応じて料金が発生する課金方式です。
一般的なCPC単価はプラットフォームや業種によって50円〜500円程度と幅がありますが、競争の激しいキーワードやターゲティングでは1,000円を超えることもあります。例えば、金融や美容関連のインフィード広告は、比較的高単価になる傾向がありますね。
クリック課金型は、サイトへの流入を重視するキャンペーンに適しています。特に、商品紹介やリード獲得など、ユーザーのクリック後のアクションが重要なケースで効果的です。
インプレッション課金型
広告が画面上に表示された回数に応じて課金が発生します。
プラットフォームによって大きく異なりますが、一般的には200円〜1,500円程度(1,000インプレッションあたり)です。プレミアムメディアやターゲティングの精度が高い場合はそれ以上の単価になることも。
ブランド認知や商品認知の向上を主な目的とする場合はインプレッション課金型が適しているでしょう。また、広告のクリエイティブ自体で情報を完結できるようなシンプルなメッセージの場合にも効果的です。
エンゲージメント課金型
エンゲージメントとは、SNSにおけるフォローやいいね、RTといったユーザーからのアクションのこと。
費用相場はエンゲージメント1回につき50~300円ほどです。
エンゲージメント課金型はコミュニティ形成やブランドとのつながりを重視するソーシャルメディアマーケティングに特に適しています。ユーザーの自発的な行動を促し、口コミ効果を高めたい場合に検討したい課金型ですね。
インフィード広告がおすすめのケース
インフィード広告が向いているのは以下のようなケースです。
詳しい商品説明が必要な商材
インフィード広告自体が持つ情報量はさほど多くなく、広告で興味を引いて、誘導した先の記事コンテンツなどで商材の紹介・アピールを行うのが一般的。
そのため、短い文章では説明できないような複雑な特徴を持った商材の宣伝に向いていると言えます。
また、高額商品のような検討期間が長い商品にもおすすめです。
潜在層へのアプローチ
ニュースサイトやSNSを見ている人の多くは、漠然と情報を求めて画面を見ています。
同時に、具体的に「○○が知りたい」という明確な目的はなくても、何らかのニーズは持っているもの。インフィード広告は、そうした潜在層のユーザーに向けたアプローチを得意としています。
自社商材に興味がありそうな層にターゲットを絞り、そのユーザーに有益な情報を広告として配信するイメージです。例えば、美容に関する記事を読んでいるユーザーに対して、直接的な化粧品の販売広告ではなく、「肌質別のスキンケア方法」といった有益なコンテンツへと誘導するインフィード広告を出稿することで、まだ購買意欲が明確ではないユーザーの興味を引き出すことができます。
インフィード広告活用のポイント
ここではインフィード広告を効果的に活用するためのポイントを紹介します。
実際に配信する際にはぜひ参考にしてみてください。
- 複数パターンのクリエイティブをテストする
- フリークエンシーを適切な値に調整する
- ランディングページにも気を配る
複数パターンのクリエイティブをテストする
配信の際は複数のクリエイティブを用意することをおすすめします。
広告で成果を出す近道は、成功のパターンを見つけること。
訴求軸や表現の異なるいくつかの広告を同時に配信することによって、どのパターンがユーザーに反応されやすいか検証することが可能です。
フリークエンシーを適切な値に調整する
フリークエンシーとは、一人のユーザーに対して同じ広告が何回表示されたかを表す指標のこと。フリークエンシーが高すぎると、ユーザーによっては嫌悪感を抱かれるおそれもあります。
広告の目的によって適切な値は異なりますが、一般的な目安としてはおおよそ2~5回程度。
フリークエンシーはユーザーの反応に応じて動的に調整することも検討しましょう。例えば、広告に対して何らかの反応(クリックやエンゲージメント)を示したユーザーには表示頻度を高め、無反応のユーザーには表示頻度を下げるといった運用も効果的です。
ランディングページにも気を配る
ランディングページとは、広告をクリックした後に最初に遷移するWebページのこと。デメリットの項目でも触れた「着地先」です。
このランディングページと広告の関係でもっとも重要なのが整合性。広告とLPの間に一貫性がないと、ユーザーは混乱し、直帰率が高まってしまいます。
広告で商材に興味を持ってくれた人にマッチした情報、知りたいであろう情報を提供して、コンバージョンに誘導することが大切。そのためには、ランディングページの構成も重要になります。
インフィード広告の活用方法
インフィード広告は様々なプラットフォームで提供されていますが、ここでは特に人気の高いプラットフォームからYouTubeとTikTokを取り上げてその特徴と効果的な活用方法をご紹介します。
YouTubeインフィード広告の特徴と活用方法
YouTubeのインフィード広告(旧「ディスカバリー広告」)は、YouTube検索結果ページ、動画視聴ページの関連動画セクション、YouTubeホームフィードなどに表示される広告形式。
主な特徴は以下の通りです。
- 動画コンテンツとの親和性が高い
- 視聴履歴や検索履歴に基づいたターゲティングが可能
- 動画再生時のみ広告費が発生するクリック課金型で配信可能
- 再生数と視聴時間の両方が重要な指標となる
YouTubeインフィード広告の効果的に活用するポイントが次の5点です。
- ユーザーの目を引く魅力的なサムネイル画像を用意する
- 動画の価値が一目でわかるタイトルを設定する
- 冒頭15秒で視聴者の興味を引き、離脱を防ぐ工夫をする
- 目的に応じた最適な動画の長さを設定する
- 関連チャンネルや特定のキーワードなど、詳細なターゲティングを活用する
TikTokインフィード広告の特徴と活用方法
TikTokのインフィード広告はフィード内に表示される広告形式で、通常のTikTok投稿と同様のデザインを持ちます。その特徴は以下の通り。
- フルスクリーン表示されるため、高い視認性がある
- Z世代やミレニアル世代へのアプローチに強い
- エンターテイメント性が高い特性から、広告もその特性に合わせる必要がある
- 音声がオンの状態で視聴されることが多い
- 15秒以内の短時間で興味を引き、メッセージを伝える必要がある
TikTokインフィード広告を効果的に活用するポイントは以下の通りです。
- TikTokの雰囲気に合った自然なクリエイティブを採用する
- 流行中のコンテンツやBGM、エフェクトなどを取り入れる
- 冒頭で視聴者の注目を引くインパクトのある内容を入れる
- ハッシュタグチャレンジなど、ユーザー参加型のキャンペーンと組み合わせる
TikTokでのインフィード広告は、「広告らしくない広告」が最も効果を発揮する傾向があります。プラットフォームの特性を理解し、ユーザーの楽しみ方に溶け込むようなアプローチが重要ですね。
インフィード広告のまとめ
今回はインフィード広告とは何か、メリット・デメリットや活用方法について解説しました。
媒体のフィード内に溶け込ませることができるインフィード広告はさりげなくユーザーにアプローチすることが可能。自社で上手く活用してみてくださいね。
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Web広告の活用法を間違えないように、媒体の選び方をチェックしてみてくださいね。