純広告とは?運用型広告との違いやメリット・デメリットを詳しく解説
更新日:2022年07月25日
メディアの広告枠を買い取り、不特定多数のユーザーへ配信できる「純広告」。
今回はそんな純広告の基礎知識やメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。
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純広告とは
純広告とは、Webメディアの広告枠を買い取って掲載する広告のこと。
不特定多数に配信するものが多いため、雑誌や新聞、TVCMといったマス広告に近いイメージです。
検索広告やディスプレイ広告といった「運用型広告」の対義語ともいえます。
事前に枠を予約して配信を行うことから、「予約型広告」と呼ばれることも。
運用型広告との違い
運用型と大きく異なるのは、費用形態と運用面です。
運用型広告は、自分で予算を決めて配信をおこなう仕組み。
予算規模に応じて配信量や掲載順位などが変動し、ユーザーのアクションに応じて課金が発生します。
また、名前に運用型とあるように、配信の途中でもクリエイティブやテキスト、ターゲティング、予算等の調整を行うことが可能です。
一方、純広告の場合は広告掲載枠に対して、決められた価格を支払います。
掲載形式はディスプレイ広告と似ているものが多いですが、ディスプレイ広告とは異なり、契約期間内は広告の掲載が保証されるため、広告枠を見るユーザーによって表示内容が変化することはありません。
ただし、掲載中の内容変更はできませんので注意が必要です。
純広告の種類とその特徴
一口に純広告といっても様々な種類があります。
ひとつずつ紹介していきましょう。
- バナー広告
- テキスト広告
- リッチメディア広告
- メルマガ広告
- 動画広告
- 記事広告・タイアップ広告
バナー広告
メディアのトップページなどにバナーを掲載する、純広告のなかでもメジャーなタイプです。
バナーのサイズ、掲載位置によって費用は大きく変動します。
Yahoo!のトップに掲載されるものが特に有名です。
引用:ディスプレイ広告(予約型)の特長
テキスト広告
テキストのみの純広告も存在します。
画像や動画といった広告に比べると目立ちにくいという欠点もありますが、その分費用を安く抑えることができます。
記事の上下や本文の途中に表示される、1~2行の広告です。
リッチメディア広告
リッチメディア広告とは、動画や音声を使用した広告です。
文字通りリッチなメディアを使ってユーザーに訴求できます。
情報量を豊富に盛り込めるのはメリットですが、自動的に動画が再生されてしまうケースもあるため、ユーザーに嫌がられる恐れもあります。
メルマガ広告
メルマガ広告とも呼ばれる広告。
媒体の会員全員に向けて配信できるものや、年齢や性別など属性を絞って配信できるものまで様々です。
メルマガ広告についてはこちらで詳しく解説しています。
動画広告
動画サイトの広告枠に配信できる広告です。
YouTubeトップページの広告(マストヘッド広告)がそれにあたります。
豊富な情報量でアピールすることができるというのはリッチメディア広告と同じですが、それに加えて、動画視聴が前提のメディアで配信されるため、ユーザーから嫌悪感を抱かれにくいというのが強みです。
記事広告・タイアップ広告
記事という形式で商材やサービスの宣伝を行う広告。
メディア内の他の記事と同じフォーマットで掲載されるため、媒体になじみやすくユーザーに広告ストレスを与えにくいのが特徴です。
記事広告についてはこちらで詳しく解説しています。
純広告の費用
純広告の配信費用、媒体の知名度やアクセスユーザー数などによって大きく変動します。
相場的には数十万円ですが、人気のメディアだと数千万円かかることも。
契約には「期間保証型」と「インプレッション保証型」の2パターンがあり、前者では事前に定められた期間内の掲載が保証され、後者ではインプレッション数が保証される仕組みです。
純広告のメリット
純広告を配信することで、どのようなメリットがもたらされるのでしょうか。
主な利点を見ていきましょう。
- 契約期間中は広告の掲載が保証される
- ブランディングにつながる
- 運用管理の手間がかからない
契約期間中は広告の掲載が保証される
リスティング広告やディスプレイ広告といった運用型広告の場合は、競合他社との兼ね合いで常に配信状況が変化します。
広告掲載はオークション形式で行われており、他社が自社よりも高い金額を払って広告の配信を始めると、自社の掲載順位が下がってしまうのです。
一方、純広告の場合は広告枠自体を買い取って配信するため、契約期間中は広告の掲載が確約されます。
ブランディングにつながる
有名なWebメディアに広告を掲載することで多くのユーザーにリーチすることが出来るため、自社の商品や・サービスを印象付け、認知度を高めることができます。
高額な純広告を配信できるほどの会社なのだと周知することにもなり、ブランディングにも効果的です。
運用管理の手間がかからない
運用型広告と違い、出稿さえすれば掲載が保証されるため、運用の手間がかからないのもメリットです。
ただし、出稿後の内容変更はできないため注意が必要です。
純広告のデメリット
続いてデメリットです。
以下のような点がネックになりうることも覚えておきましょう。
- 他の広告と比べて費用がかかる
- 詳細なターゲティングは難しい
他の広告と比べて費用がかかる
純広告は、一般的に高い掲載費用が必要となります。
まずは少額で様子を見て運用、といった運用型広告の手法は使えません。
また、事前に広告費を支払っての配信となるため、思った通りの効果が得られなくても費用はかかるというリスクもあります。
詳細なターゲティングは難しい
性別や年齢などある程度の絞り込みはできるものもありますが、自社の商材に合わせて細かくターゲティングを行うのは難しいという欠点があります。
狭いターゲット層に絞って配信したい場合にはあまり向いていません。
まとめ
今回は純広告について解説しました。
純広告とはWebメディアなどの広告枠を買い取って配信する広告。
Web広告でありながら、新聞広告やTVCMなどのマス広告に近い特性を持っています。
費用的には高額になりがちですが、Webメディアの目立つ場所に配信でき、ブランディングには効果的です。
純広告以外にもWeb広告の配信をご検討の場合は、ぜひ「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。
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