広告におけるフリークエンシーとは?目安やフリークエンシーキャップの設定について解説

更新日:2025年03月14日

広告運用で避けて通れないフリークエンシー問題。

広告におけるフリークエンシーの意味から各プラットフォームでの設定方法、そして効果的なフリークエンシーキャップの設定まで詳しく解説します。

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広告におけるフリークエンシーとは

Web広告におけるフリークエンシーとは、特定の期間内に同一ユーザーに広告が表示された回数のこと。フリークエンシー(Frequency)という単語は「頻度」「回数」といった意味があります。

例えば、あるキャンペーンで「フリークエンシーが5」の場合、ターゲットオーディエンスの1人あたりが平均して5回その広告を見たということ。Webサイトやアプリを見ていて、「この広告やたら出てくるなぁ…」と感じたことはないでしょうか?その場合は広告のフリークエンシーが高めに設定されていると考えられます。

 

広告主の視点からすると、適切なフリークエンシーを設定することで、無駄な広告費を削減しながら最適な頻度でターゲットにメッセージを届けられるということ。

特にリターゲティング広告ではこのフリークエンシー管理が費用対効果を大きく左右します。

「リーチ」との違いは?

よくフリークエンシーと混同されがちなのが「リーチ」という指標です。

フリークエンシーが「ユーザー一人に広告が配信された回数」を指す指標に対し、リーチは「何人のユーザーに広告が配信されたか」を指す指標という違いがあります。

▼100人のユーザーに各5回広告が表示された場合

リーチ:100
フリークエンシー:5

 

この2つの指標はセットで見ることが重要です。リーチだけを見ると「多くの人に届いている」と思えても、実際には少数の人に何度も表示されているだけかもしれません。

逆に、フリークエンシーだけを見ると「効率的に表示できている」と思っても、ターゲットの一部にしか届いていないこともあります。

コンバージョンの獲得が目的の場合はフリークエンシーを、認知拡大が目的の場合はリーチを重視しながら、両方のバランスを見るようにしましょう。

フリークエンシーの計算方法

フリークエンシーの基本的な計算式はシンプルです。

フリークエンシー = インプレッション数 ÷ リーチ数

 

例えば、あるキャンペーンで以下のような結果が出た場合のフリークエンシーは5となります。

  • インプレッション数:10,000回
  • リーチ数:2,000人
  • フリークエンシー: 10,000 ÷ 2,000 = 5

フリークエンシーはどれくらいが最適?

どれぐらいのフリークエンシーが最適かは、広告配信時に気になるポイントです。

結論からお伝えすると、一概に「これが正解」とは言えませんが、マーケティング分野の古典的な法則である「エフェクティブ・フリークエンシー理論」では広告メッセージが効果を発揮するには最低3回の接触が必要とされています。これはスリーヒットセオリーでも同様。

その後に登場したセブンヒット理論では、7回の広告接触で購買意欲が高まるとされました。

これらは業界や商材の違い、広告の目的の違い(認知獲得と購入など)や広告媒体を何種類組み合わせるかなど、適切なフリークエンシーは大きく変わるものの、参考となる数値ですね。

フリークエンシーが高い場合

フリークエンシーが高い場合、一人のユーザーに同じ広告が何度も繰り返し配信されます。

複数回広告を見てもらうことで自社の商品・サービスを印象づけることができ、単純接触効果によってコンバージョンにつながりやすいのはメリット。

反面、あまりに同じ広告を配信し続けるとユーザーに煩わしく思われる恐れがあり、最悪の場合、会社自体のイメージダウンにもつながりかねませんので注意が必要。以下のような対策でフリークエンシーを下げる調整をしてみましょう。

  • フリークエンシーキャップの設定による抑制
  • クリエイティブのローテーションによる広告疲れの防止
  • ターゲティングの拡大によるリーチ対象分散
  • 除外リストの活用による無駄なリーチの防止

フリークエンシー 広告において高すぎる数値は、短期的な売上の向上につながるケースもありますが、長期的なブランド価値を損なうリスクがあることを覚えておきましょう。

フリークエンシーが低い場合

配信量が同じでフリークエンシーが低い場合、一人あたりに配信される回数が少なくなり、代わりに新規ユーザーへ広く配信されるため、認知を高めたい際に効果的です。

ただし、一人のユーザーに対する接触の機会が減ってしまうため、何度もアプローチすればコンバージョンにつながった可能性がある見込み顧客を逃してしまう可能性があります。

 

フリークエンシーが低すぎる場合は以下のような対策でフリークエンシーを上げたり、広告効果を高める工夫をしてみましょう。

  • ターゲティングの絞り込みによる集中リーチ
  • 広告予算の増額によるリーチ数の増加
  • インパクトの強いクリエイティブ制作

フリークエンシーキャップの目安と注意点

フリークエンシーキャップとは、広告が同一ユーザーに表示される回数を制限する設定です。適切なフリークエンシーキャップを設定することで、広告疲れを防ぎながら効率的な広告運用が可能になります。

フリークエンシーキャップの目安

フリークエンシーキャップはどれくらいの数値にしておけば良いのでしょうか?適切な値は広告の目的によって異なります。

認知度の向上が目的の場合、同じユーザーばかりに広告が配信されるのを防ぐため、フリークエンシーキャップは低めに設定しておくと良いでしょう。

一方で、コンバージョンの獲得が目的の場合は、フリークエンシーキャップは高めに設定することをおすすめします。ニーズのあるユーザーに繰り返しアプローチすることで自社商品を印象付け、検討の選択肢に入りやすくなります。

 

ここでは一つの目安として、フリークエンシーキャップの設定値をご紹介します。

広告タイプ フリークエンシーキャップ設定例
認知向上キャンペーン 7日間で5〜7回
リターゲティング広告 7日間で3〜5回
新商品発売キャンペーン 7日間で7〜10回
シーズナルプロモーション 期間全体で10〜15回

フリークエンシーキャップの注意点

注意しておきたいのが、フリークエンシーはブラウザ単位で計測されたり、デバイスによって許容範囲が変わること。

複数のデバイス、ブラウザを使用している人にはキャップの回数以上に広告が配信されることもありえますし、スマホとパソコンでは広告の見え方や与える印象も変わることから、最適なフリークエンシーも変わるということも覚えておきましょう。

フリークエンシーキャップの設定

最後に媒体別にフリークエンシーキャップの設定について解説します。

GoogleやYahoo!では広告キャンペーンの管理画面から設定が可能。上限回数、期間が設定でき、1日に○回まで、1ヶ月に○回までといった形で柔軟に制限をかけることができます。

また、フリークエンシーキャップを設定する階層は「広告」「広告グループ」「キャンペーン」の3つの単位から選ぶことが可能です。

広告のフリークエンシーキャップまとめ

今回はWeb広告におけるフリークエンシーについて解説しました。フリークエンシーとは、一人のユーザーに同じ広告がどれだけ配信されるかを表す指標。

高すぎるフリークエンシーはユーザーの広告疲れを招き、低すぎるフリークエンシーはメッセージの浸透が不十分になります。各プラットフォームの特性を理解し、キャンペーン目的に合わせて最適なフリークエンシーキャップを設定しましょう。

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