Googleファインド広告とは?特徴からメリットとデメリットまで詳しく紹介
更新日:2023年03月06日
Googleが提供するサービス内に配信できる「Googleファインド広告」。
今回はファインド広告の特徴やメリット・デメリット、配信のポイントについて解説していきます。
Googleファインド広告とは
ファインド広告とは、Googleが保有するサービス内の広告枠に配信できる画像・動画広告のこと。
Googleディスカバーフィード、YouTube、Gmailへの配信が可能です。
検索履歴やサイト閲覧履歴、動画の視聴履歴といったユーザーのWeb上での行動をもとに、高い精度でパーソナライズされた広告配信をおこなうことができます。
ディスプレイ広告との違い
Googleが提供するディスプレイ広告(GDN)との違いは以下の3点です。
配信面
GDNでは外部のメディアやアプリの広告枠にも配信されるのに対し、ファインド広告の場合は配信対象がGoogleのサービスのみ。
- Google Discover
- YouTube
- Gmail
(引用元:Google広告ヘルプ「さまざまな場でユーザーに発見してもらえるファインド広告」)
掲載場所が限られる代わりに広告の信頼性は高まります。
クリエイティブ
GDNの場合、ひとつの広告枠に表示されるクリエイティブは基本1点のみ。
ファインド広告場合は「カルーセル」と呼ばれるフォーマットを用いて、複数の画像・動画を設定することができます。
カルーセルに関しては、「配信のポイント」の項目で詳しく解説します。
ターゲティング
GDN、ファインド広告ともにユーザー属性や興味関心などでターゲットを絞ることは可能です。
しかし、ファインド広告ではGDNのようにキーワード・プレースメント指定による、配信面のターゲティングができません。
課金形態
ファインド広告の課金タイミングは、掲載場所によって異なります。
配信面がYouTubeとDiscoverの場合は「Webサイトへの遷移」、Gmailの場合は「最初のクリック」(Gmailの場合はWebサイトに遷移するまでに2回のクリックを要するため)です。
GDNの場合はクリック課金もしくはインプレッション課金です。
Googleファインド広告のメリット
ここからはファインド広告のメリットとデメリットを紹介していきます。
まずはメリットから見ていきましょう。
- 利用者の多いGoogleのサービス内に配信できる
- 検索連動型広告では狙えない層にアプローチ可能
- ターゲティングの精度が高い
利用者の多いGoogleのサービス内に配信できる
YouTubeやGmailなど、特に利用者の多いGoogleのサービスに配信するため、かなり多くのユーザーに広告を届けることができます。
Google公式によると、最大30億人のユーザーにアプローチ可能。認知拡大に効果的な広告です。
検索連動型広告では狙えない層にアプローチ可能
ファインド広告では「カスタムインテント」という機能が利用できます。
これは「直近にユーザーが検索したキーワード」をもとにターゲティングをおこなうというもの。
自社に関連するキーワードで検索をしたことはあるものの、その際に表示された検索連動型広告はクリックしなかったという層にアプローチすることが可能です。
ターゲティングの精度が高い
Googleが保有する膨大なデータをもとにターゲティングを行うことが可能です。
蓄積されたGoogle上での検索履歴や閲覧履歴のデータを使用することで、最近制限されつつあるCookieを使用しなくても、興味関心の高いユーザーを高い精度で狙うことができます。
Googleファインド広告のデメリット
ファインド広告には以下のようなデメリットもあります。
配信面の指定ができない
ファインド広告はGoogleのAIによって最適な配信面が自動で選ばれるという仕組みになっています。
そのため、配信面の指定や除外を行うことはできません。
審査が厳しい
ファインド広告は通常のディスプレイ広告に比べると審査が厳しい傾向にあります。
Googleが保有するサービス内に掲載されるためか広告の信頼性が重視され、GDNでは通ったのにファインド広告では弾かれるということが起こりえます。
不快なもの、挑発的なものはもちろん、画像内にボタンなどを配置してクリックを促すようなものも低品質なクリエイティブと見なされてしまいます。
Googleファインド広告配信のポイント
最後にファインド広告配信時のポイントをいくつか紹介します。
実際にファインド広告を始める際には是非参考にしてみてください。
カルーセル広告を活用する
ファインド広告で利用できるカルーセルとは、複数枚の画像を一つの広告枠に並べて表示できる形式です。
SNSの投稿のように横にスクロールして閲覧します。
通常のディスプレイ広告よりも情報量を増やせるため、一つの広告で複数の商品を紹介したり、バリエーション違いを訴求したり、ストーリー性をもたせたりと、様々な使い方ができます。
▼関連記事 カルーセル広告について
広告の画像は複数パターン用意する
ファインド広告では配信面を指定することができません。
そのため、どの配信面でも極力対応できるように、複数のクリエイティブを用意しておきましょう。
また、YouTubeやGmailのようにスマホで利用されることの多いサービス内に配信されますので、そこも意識したクリエイティブを作成することをおすすめします。
▼関連記事 バナー作成のポイント
まとめ
今回はGoogleファインド広告について解説しました。
ファインド広告は、利用者の多いGoogleサービス内に配信されるのが特徴です。
また、配信面の指定ができない代わりにターゲティングの精度が高いという強みもあります。
Googleファインド広告の他にもさまざまな媒体が存在します。
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