Google広告の費用目安はどれくらい?予算設定のポイントも紹介
更新日:2022年07月25日
Web広告の中でも特に有名な「Google広告」。
そんなGoogle広告を配信するには一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回はGoogle広告の費用形態とその目安、費用対効果を高めるポイントについて詳しく解説します。
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Web広告の費用について
前提として、まずはWeb広告全般の費用について知っておきましょう。
多くのWeb広告は自分で予算を設定して、それに応じた規模の配信をおこなうという仕組みです。
これは「運用型広告」と呼ばれています。
課金方式は媒体・フォーマットによって異なり、クリック回数に応じて費用が発生するもの、表示回数に応じて費用が発生するものなど様々。
このあたりは後ほど詳しく説明します。
それぞれの費用相場など詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Google広告の配信費用目安
それではGoogle広告の種類ごとに費用形態・費用目安を見ていきましょう。
1クリックあたり〇〇円、1000回表示あたり〇〇円という単価の目安を紹介していきますので、ぜひ予算の設定にお役立てください。
- 検索連動型(リスティング)広告
- ディスプレイ広告(GDN)
- 動画広告(YouTube)
- ショッピング広告
- アプリ広告
- ファインド広告
- ローカル検索広告
Google広告の種類についてはこちらで更に詳しく解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ合わせてご覧ください。
検索連動型(リスティング)広告
検索連動型(リスティング)広告は、検索結果画面に表示されるテキスト広告です。
検索キーワードに関連した内容の広告が、検索結果の上部(または下部)に表示されます。
費用形態と目安
リスティング広告の費用形態は「クリック課金」。
文字通り広告がクリックされるごとに課金が発生する仕組みです。
費用はキーワードや競合の状況によって大きく異なり、競合率の低いものだと1クリック数十円、高いものは数千円に登ることもあります。
▼関連記事 リスティング広告について
ディスプレイ広告(GDN)
ディスプレイ広告は画像や動画などを使用できるのが特徴の広告。
配信面は、Googleと提携しているサイトやブログなど様々です。
費用形態と目安
GDNでは通常クリック課金とインプレッション課金の2種類が選べます。
インプレッション課金とは、広告の表示回数に応じて費用が発生する課金方式(1000回表示ごとに〇〇円)です。
費用相場は前者で1クリックあたり50~100円、後者で1000回表示あたり数十~数百円ほど。
商材にもよりますが、リスティング広告より費用を抑えた配信が可能です。
また、過去30日間のコンバージョン数が100件を超えるという要件を満たしていれば、コンバージョン課金を選択することができます。
これはコンバージョン(CV)が起こるまで課金が発生しない課金方式で、CV1件あたりの金額(目標CPA)は自分で設定する仕組み。
目標CPAを設定すると、その金額に合わせてでCVが最大化するように自動で入札額が調整されます。
過去のCPAを見つつ目標を設定しましょう。
▼関連記事 ディスプレイ広告について
動画(YouTube)広告
YouTube広告もGoogle広告の一種。
動画というコンテンツが持つ情報量を活かして商品やサービスをアピールできるのが魅力です。
費用形態と目安
費用形態はクリック課金、インプレッション課金、動画視聴課金。
以下が費用の目安です。
動画視聴型:4~7円/視聴
インプレッション課金型:10~500円/1000回表示
クリック課金型:10~数千円/クリック
▼関連記事 YouTube広告について
ショッピング広告
ショッピング広告では、通販サイトなどの商品情報を検索結果画面に表示することが可能です。
仕組みはリスティング広告と似ていますが、リスティング広告の枠よりも上部に表示されます。
費用形態と目安
費用形態もリスティング広告と同じクリック課金型です。
費用の目安はクリック1回につきおよそ10~30円ほど。
リスティング広告と比べて競合が少ないため、配信費用も安くなる傾向にあります。
▼関連記事 ショッピング広告について
アプリ広告
アプリ広告(アプリキャンペーン)は、アプリのインストール、または広告経由でアプリを起動してもらうことを目的とした広告。
クリックすると Playストアのアプリインストール画面に遷移します。
費用形態と目安
アプリ広告はクリック課金を採用しています。
費用の目安は1クリックあたりおよそ50~100円ほどです。
ファインド広告
ファインド広告とは、Googleが保有するサービス内に配信できる画像・動画広告のこと。
配信面はディスカバーフィード、YouTube、GmailといったGoogleが直接運営しているサービスのみ。
外部サイトには配信されないため、リーチできるボリュームは減りますが、信頼性は高いのが特徴です。
費用形態と目安
ファインド広告の費用形態は配信面によって異なります。
YouTube、ディスカバーの場合は、Webサイトへの遷移、gmailの場合はメール形式で配信される広告を開封する際のクリックが課金対象です。
自動で配信が行われるため細かい入札調整はおこなうことができません。
単価は1クリックあたり数十円ほどで、通常のディスプレイ広告よりやや安い傾向にあります。
▼関連記事 ファインド広告について
ローカル検索広告
ローカル検索広告は、Googleマップ内検索をおこなった際に検索結果の上部に表示される広告。
リスティング広告と似た仕組みです。
ユーザーの位置情報や地名などのキーワードに反応して表示される広告で、掲載される情報はGoogleビジネスプロフィールと紐づいています。
費用形態と目安
リスティング広告と同様、クリック課金です。
店舗までのルート検索、電話タップ、Webサイトへのアクセスで課金が発生します。
費用は業種や競合の状況によって差が大きく、1クリック数十円のケースから1000円以上かかるケースもあります。
▼関連記事 Google広告の種類について
Google広告の予算設定
予算設定をおこなう際は、以下の2点から考えることをおすすめします。
目標から決める
1つめが「目標から逆算して予算を設定する」こと。
広告の目的は「サイトからの商品購入数を増やす」「サービスの認知拡大」など様々です。
まずはこれらに対して具体的な数値目標を設定しましょう。
例えば前者であればコンバージョン数(商品購入数)〇〇件、後者であれば広告経由のサイト流入数〇〇件という形です。
数値目標ができたら、それに対して必要な「クリック数」を算出します。
このクリック数を達成するにはどのくらいの予算が必要かを検討してみましょう。
配信結果を見て調整する
2つめは「実際の配信結果を見ながら予算を調整する」ことです。
予算は一度決めたらそのままではなく、配信状況を見ながら都度調整していく必要があります。
CVにつながりやすいキーワード、ターゲットには多めに予算を振り分ける、予算の消化ペースを緩めたいときには入札単価を引き下げるなど、細かい改善を加えていきましょう。
Google広告の費用を抑えるポイント
最後に、広告配信の費用を抑えるポイントを紹介します。
- 除外キーワードを登録する
- ターゲットを絞り込む
- 複数のマッチタイプを活用する
- 代理店に運用を依頼する
除外キーワードを登録する
除外キーワードの設定を活用することで、配信の効率を高める方法です。
除外キーワードを登録すると、そのキーワードに対して広告を配信しないようにすることができます。
これを利用して、顧客になる可能性が低いキーワードへの配信を減らし、その分ニーズの高いキーワードに絞り込んで配信することができるのです。
ターゲットを絞り込む
ターゲットの絞り込みによって、配信範囲をより狭くするのも効果的です。
配信状況を見ながら配信対象の属性や興味関心を調整していくことで、除外キーワードと同じように、コンバージョンに繋がりやすいユーザーに向けて配信をおこなうことができます。
ただし、あまり絞り込みすぎると配信ボリューム自体が減ってしまうため注意が必要です。
複数のマッチタイプを活用する
マッチタイプとは、広告に設定したキーワードが複数語によって構成される場合、そのキーワードに対して検索キーワード(クエリ)がどの程度一致しているときに広告を表示するかを定める条件設定のこと。
以下の3種類があります。
除外キーワード同様マッチタイプをうまく設定しておくことで、無駄な配信を防ぐことが可能です。
詳細については以下の記事で詳しく解説しています。
▼関連記事 広告キーワードの選び方について
代理店に運用を依頼する
自社で細かい調整をおこなうのが難しい場合は、代理店に運用を依頼することをおすすめします。
通常、代理店に依頼する場合は、広告費に加えて運用手数料が発生します。
そのため費用を抑えるどころか、逆に高くなってしまうのではと思われるかもしれません。
しかし、実際はプロの手で運用・調整をおこなうことで配信が最適化され、自社で運用するより費用対効果が高くなることが多いでしょう。
つまりコンバージョン1件あたりにかかる費用がかえって安くなるのです。
ただし、代理店の得意な分野、代理店自体の質にもよりますので、選定は慎重におこないましょう。
まとめ
今回はGoogle広告の費用について解説しました。
この記事を参考に、Google広告の配信を検討していただければ幸いです。
Google広告をはじめ、Web広告の媒体選びにお困りの場合は「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。
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Web広告の活用法を間違えないように、媒体の選び方をチェックしてみてくださいね。