記事広告とは?期待できる効果や相性のよい商材を紹介
更新日:2022年10月27日
一本の記事という形式でメディアに掲載される「記事広告」。
通常のWeb広告とは異なり、第三者視点からの客観的なプロモーションが可能です。
今回はそんな記事広告の概要、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。
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記事広告とは
記事広告とは、雑誌やWebニュース、ブログなどのメディアに記事という形式で掲載される広告のこと。
タイアップ広告やPR記事とも呼ばれます。
ユーザーに直接購買を促すような内容はあまりなく、あくまで記事としてコンテンツを提供した上で、最後に商品やサービスの紹介をする、というのが一般的な構成です。
この記事では、Webメディアにおける記事広告について解説します。
記事広告の種類
記事広告にはインタビュー、体験レポ、PR漫画など様々な形式が存在します。
中にはクイズのようなユーザー参加型のコンテンツも。
媒体によって大きく異なる部分ですので、自社商材をアピールするにはどんな記事が効果的かよく検討しておきましょう。
記事広告の期待効果
記事広告は、Google広告やSNS広告といった通常のWeb広告とは全く違います。
第三者視点の記事という形で発信するため、広告感が薄くユーザーから忌避されにくいのが最大の特徴。
コンテンツとして楽しめるものにすれば認知拡大・ブランディングに大きな効果を発揮します。
記事広告のメリット
上でも少し触れたように、記事広告には以下のようなメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 第三者の視点で商材をアピールできる
- 長期的な流入増加を見込める
- 掲載するメディアの力を借りられる
第三者の視点で商材をアピールできる
記事広告の企画・執筆は、依頼した外部の制作会社・ライターによっておこなわれます。
第三者のフラットな視点で情報を発信するため、押し売り感のない商材のアピールが可能。
昨今は情報収集する際、SNSなどで実際に体験した人のリアルな声を検索するユーザーが多くなっており、そういった層からも信頼感を得やすいというメリットがあります。
長期的な流入増加を見込める
リスティング広告やディスプレイ広告などいわゆる運用型のWeb広告は、当然ですが配信を停止したらWeb上に表示されなくなります。
対する記事広告は、契約にもよりますが、一度掲載されたらメディアに掲載され続けるのです。
その記事が検索上位化すれば、継続的な流入が発生する自社サイトの入口になってくれることも。
記事広告は通常の広告よりも費用がかかりがちですが(後述)、うまくいけば高い費用対効果を生み出せる可能性もあります。
掲載するメディアの力を借りられる
記事を掲載するメディアの知名度・信頼性を借りることができるのも記事広告の大きなメリットです。
WebサイトやSNSで広告を目にしたとき、「知らない会社名だ、何か怪しいな」と感じたことはないでしょうか。
自社自体の知名度が低い場合、このように不信感を与えてしまうことがあります。
まずははユーザーからの信頼を得ることが必要ですが、それには時間がかかるため、広告配信開始からしばらくは効果が出ないかもしれません。
ですが、記事広告の場合は自社が世に知られていなくても、掲載媒体に力があれば、ある程度の信頼感を得た状態で商材のPRをおこなうことができます。
また、「◯◯PV以上」という形で記事の閲覧数を保証してくれる媒体もあります。
記事広告のデメリット
メリットが多い反面、デメリットも存在します。記事広告を出稿する際には以下の点に注意しましょう。
- 依頼から掲載開始までに時間がかかる
- ステマ扱いされることがある
- 広告費が比較的高額
依頼から掲載開始まで時間がかかる
記事広告制作の大まかな流れは以下の通り。
- ヒアリング
- 企画立案
- 執筆・撮影・編集
- 記事の確認
- 公開
媒体にもよりますが、一般的な製作期間は1~2ヶ月ほど。
コンテンツを一本作成しようとすると、どうしても時間がかかってしまいます。
即座に広告の配信を開始したい場合にはあまり向いていません。
ステマ扱いされることがある
ステマ(ステルスマーケティング)とは、広告・PRだとわからない形で特定の商品やサービスを宣伝しつつ、その対価を受け取ること。
記事広告は広告であることを明言して掲載するためステマには当たりません。(明記していてもユーザーが気づきにくい形であれば反感を買うことはあります)
しかし、インターネットに詳しくない層の中には、広告を見るとなんでもステマ扱いする人がいます。
特に記事広告はWebメディア内の記事のひとつという体裁のため、広告だと気づかないままに読まれることもしばしば。
そのため、一部の人からの評判を下げるおそれもあるということも一応理解しておきましょう。
広告費が比較的高額
記事広告は通常のWeb広告と比べると広告費が高額になりがち。
記事広告の制作には、通常の広告配信に必要な作業に加えて、ライティングや写真撮影、校正・編集など多くの作業が発生・多くの人員が関わるため、その分の費用が必要となるのです。
記事広告の料金
記事広告には大きく分けて「制作費」と「掲載費」の2つの費用がかかります。
制作費は上記で説明したような記事の制作にまつわる費用。
掲載費は広告をメディア載せるのにかかる費用で、掲載期間の長さ・保証するPV数によって変化します。
媒体によって異なりますが、制作費・掲載費合わせておよそ100~200万円程度が相場です。
記事広告は出すべきか?
ここまで記事広告のメリット・デメリット、料金について解説してきましたが、結局のところ記事広告はどのような商材を扱う企業が配信すべき広告なのでしょうか。
相性のよい商材と相性のよくない商材にわけて見ていきましょう。
記事広告と相性のいい商材
記事広告でのアピールに向いているのは以下のような商材です。
- 競合が多いもの
- 新商品やユーザーが見慣れていないもの
- ネガティブな印象を持たれがちなもの
上記のような商材の場合、通常の広告を用いたプロモーションでは、十分な魅力の発信、競合との差別化をおこなうことが難しいケースがほとんどです。
記事広告では第三者視点から記事一本分の分量を用いた訴求ができるため、商材の弱点を補いつつ、効果的なプロモーションが可能となります。
ただし、実際に掲載する際はメディアの読者層も考慮に入れた上で検討しましょう。
記事広告と相性のよくない商材
商材によっては記事広告をおすすめできないものもあります。
例えば、顧客単価が低いものやユーザーのニーズが読めないもの。
記事広告の掲載には高額な費用がかかるため、効果が出ても少額な商材や、そもそも効果がどれくらい出るかわからない商材を取り扱うにはリスクが高いといえます。
まとめ
今回は記事広告について解説しました。
記事広告は高額・配信までに時間がかかるというデメリットはありますが、記事という形式を用いることで通常のWeb広告にはできない訴求が可能です。
もし自社の商材に合っていそうであれば、ぜひ検討してみてください。
記事広告以外にもWeb広告には様々な種類があります。
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