動画広告の効果的な運用方法とは?媒体別のポイントと運用事例
更新日:2023年09月29日
インターネット上のあらゆる場所で見かけるようになった「動画広告」。
興味はあるけど、どう運用すればよいのかわからないという方も多いのでは。
そこで今回は、動画広告の運用方法について詳しく解説します。
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動画広告とは
動画広告とは、その名の通りクリエイティブとして動画を使用した広告のこと。
YouTubeはもちろん、ディスプレイ広告やSNS広告など、様々な媒体で動画は活躍しています。
インターネット上で動画を目にしない日はないと言っても過言ではないでしょう。
テレビCMやデジタルサイネージなどオフラインで使われる動画広告もありますが、今回はWeb上の動画広告に絞って解説します。
動画広告の効果
動画広告には主に以下のような効果があります。
- 認知拡大
- 潜在層へのリーチ
- ブランディング
- 比較検討段階でのアプローチ
- コンバージョンの獲得
詳しくは以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
▼関連記事 YouTube広告の効果について
動画広告運用のポイント
動画広告を効果的に運用するには、ケースに合わせた対応が重要。
ここでは動画広告全般と媒体別に分けて運用のポイントを紹介します。
動画広告全般
まずは動画広告全般に関するポイントから見ていきましょう。
- 媒体・ターゲットに合わせた動画を使用する
- A/Bテストをおこなう
- 音がなくても伝わる内容にする
媒体・ターゲットに合わせた動画を使用する
媒体によってユーザー層は異なります。また、広告枠のサイズも様々。
それぞれのSNS、広告の目的に最適な動画を使用することが成果を出す秘訣です。
実際にどのような動画が配信されているのか見てみるのも良いでしょう。
A/Bテストをおこなう
A/Bテストとは、異なる2パターンの広告を実際に運用し、どちらの成果が高かったのかを検証する手法。
これを繰り返して、クリエイティブの最適化を図ります。
何が要因で成果に違いが出たのかが明確になるよう、2つのクリエイティブの変数(比較するポイント)は一箇所にしておくことが必須です。
また、配信対象のユーザーも同一条件にしておくことが望ましいでしょう。
音がなくても伝わる内容にする
動画広告は必ずしも音声ONの状態で見てもらえるとは限りません。
映像だけで内容がわかりにくい場合はテロップを入れるなど、音声なしでも視聴者にメッセージが伝わるようにする工夫が必要です。
YouTube広告の場合
ここからは媒体別のポイントを見ていきましょう。
YouTube広告の場合に押さえておくべきなのは以下の2点です。
- ストーリー性を持たせて途中離脱を防ぐ
- 目的に合わせて配信面を使い分ける
ストーリー性を持たせて途中離脱を防ぐ
スキップ可能な広告の場合は、以下にユーザーの途中離脱を防ぐことが重要です。
動画は静止画に比べて情報量が多いため、ストーリー性をもたせやすいのが利点。
続きが気になる展開を入れたり、共感を誘う問題提起をおこなったりと、ユーザーの興味を引ける内容にすると最後まで見てもらいやすいでしょう。
逆に、スキップされること前提で最初の5秒間に伝えたい内容を詰め込むというのも一つの手です。
目的に合わせて配信面を使い分ける
YouTubeでは様々な形式で動画広告を配信することができます。
種類は以下の6つ。
- TrueViewインストリーム広告
- TrueViewディスカバリー広告
- 動画アクション広告(旧TrueViewアクション広告)
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
認知拡大、比較検討の促進など、目的に合わせて最適な配信面を選びましょう。
YouTube広告の種類についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ディスプレイ広告の場合
ディスプレイ広告に動画を使用する場合は以下の検討をおすすめします。
レスポンシブ広告を活用する
ディスプレイ広告の掲載枠には様々なサイズ・比率のものがありますが、制作に手間がかかる動画をそれらに合わせて複数制作するのは、かなり大きな負担になります。
そんなときに役立つのがレスポンシブ広告です。
レスポンシブ広告とは、予め登録したアセット(画像や動画・テキストといった広告の素材)を、掲載枠に合わせて自動調整してくれるフォーマットのこと。
画像素材から動画を自動生成してくれる機能もあり、手軽に動画広告の配信が可能です。
レスポンシブ広告について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
SNS広告の場合
SNS広告の動画作成時は以下の2点を参考にしてみてください。
- サムネイルでユーザーの注意を引く
- スマートフォンでの視聴を前提にする
サムネイルでユーザーの注意を引く
SNSの場合はタイムライン上に広告が表示されるケースが最も一般的です。
しかし、タイムラインは基本的に流し見されるもの。
ひとつひとつの投稿はじっくり見られていないことがほとんどです。
動画のサムネイルを目立つもの、興味深いものにしておくことで、ユーザーの注意を引きましょう。
スマートフォンでの視聴を前提にする
SNSは基本的にスマホで閲覧することが多いですよね。
そのため、SNS広告に動画を利用する場合は、小さい画面、縦型の画面で視聴されることを前提に動画を制作しましょう。
縦長のフルスクリーン動画は視認性も高くインパクトもありますが、画面全体を覆うものはユーザーに不快感を与える場合もありますので、媒体によって使い分けるのがおすすめです。
動画広告の運用事例
ここからは実際の動画広告を2つ紹介します。運用の際の参考にしてみてください。
YouTube
勤怠管理システム「ジョブカン」のYouTube広告。
冒頭のインパクト、バリエーション違いなどの工夫を用いながら、サービスの内容をわかりやすく紹介しています。
Twitter
楽天モバイルのTwitter広告です。
音声なしの状態でも内容が伝わるよう、画面下部にテロップが表示されています。
動画広告の運用にかかる費用
動画広告の配信にかかるのは動画の制作費+広告費。
動画の制作費はピンキリで、数万円で作れるものから数百万円かかるものもあります。
自社に合った内容・規模感で制作しましょう。
また、広告費は媒体や配信規模によって大きく異なります。
動画広告の費用についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
自社での広告運用が難しい場合は、代理店に依頼するのも一つの手です。
まとめ
今回は動画広告の運用について詳しく解説しました。
媒体、ターゲットに合わせた動画を使用してユーザーにアプローチしていきましょう。
運用の際はぜひこの記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。
動画広告以外にもWeb広告には様々な種類があります。
媒体選びにお困りの方は「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてくださいね。
初めてでも間違えない!
Web広告媒体の選び方
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Web広告の活用法を間違えないように、媒体の選び方をチェックしてみてくださいね。