Googleの広告表示オプションとは?全12種の特徴とメリット・デメリット
更新日:2022年11月02日
Googleリスティング広告には、訴求効果を強化する「広告表示オプション」機能があります。
今回はそんなGoogleの広告表示オプションの種類やメリット・デメリットについて解説します。
>>初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方が分かる資料はこちら
Googleの広告表示オプションとは?
広告表示オプションとは、リスティング広告(検索連動)の見出しや説明文に追加して情報を表示できる機能のこと。
様々な種類があり(後述)、広告の訴求力を向上することができます。
Yahoo!にも存在しますが、今回の記事ではGoogleの広告表示オプションについて解説します。
12種類の広告表示オプション
Googleの広告表示オプションには全部で12種類あります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
- サイトリンク表示オプション
- コールアウト表示オプション
- 構造化スニペット表示オプション
- 画像表示オプション
- 電話番号表示オプション
- リードフォーム表示オプション
- 住所表示オプション
- アフィリエイト住所表示オプション
- 販売者評価広告表示オプション
- アプリリンク表示オプション
- 価格表示オプション
- プロモーション表示オプション
サイトリンク表示オプション
サイトリンク表示オプションは広告文の下に、複数のページリンクを表示できる機能です。
ユーザーの興味に合わせて、適切なページに直接誘導することができます。
コールアウト表示オプション
コールアウト表示オプションを使うと、追加で商材・ビジネスに関する情報をテキストで表示できます。
25文字までのワンフレーズで最大10件まで設定可能です。
構造化スニペット表示オプション
構造化スニペットとは商品やサービスの詳細をテキストで表示できる機能です。
コールアウト表示オプションと似ていますが、こちらは「コース:Web広告、Webサイト制作、Webコンサルティング」のように「ヘッダー:リスト」の形式で表示されます。
画像表示オプション
このオプションを利用すると、説明文の横に画像を表示することができます。
本来テキストのみのリスティング広告で視覚的な要素を使えるのは大きなメリットです。
電話番号表示オプション
文字通り電話番号を表示できるオプションです。
広告の通話ボタンをタップして直接電話をかけることができます。
リードフォーム表示オプション
広告文の下にフォームを表示することができます。
これにより、サイトに移動せずに直接お問い合わせや資料のダウンロードをおこなうことが可能です。
住所表示オプション
店舗や会社の所在地、地図、電話番号を表示できるオプション。
このオプションを利用するにはGoogleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)の登録と連携が必要です。
Googleマイビジネスに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
アフィリエイト住所表示オプション
アフィリエイト住所表示オプションは、広告の商品を取り扱っている店舗をお知らせできるオプション。
スマホで表示でする場合は現地点からの経路も確認することができます。
販売者評価広告表示オプション
レビュー数や星5つでの評価などを表示することができ、飲食店や通販の広告にお勧めの機能です。
こちらは自動でのオプション表示(後述)にのみ対応しているメニューです。
アプリリンク表示オプション
アプリストアへ直接誘導できるリンクを設置できるオプションです。
ユーザーのデバイスに合わせたリンクが表示されます。
価格表示オプション
価格表示オプションは、商材の価格と短い説明文を表示できる機能。
最大8件まで表示することができます。
プロモーション表示オプション
セールやプロモーションの情報を表示できるオプションです。
新年、バレンタインデー、サマーセールなど、行事と期間を指定できます。
広告表示オプションのメリット
ここからは広告表示オプションを使用するメリットを紹介します。
主なメリットは以下の2点です。
- クリック率・コンバージョン率の向上が見込める
- 掲載順位が上がりやすくなる
クリック率・コンバージョン率の向上が見込める
情報の充実、広告表示面積の増加により、クリック率の向上が見込めます。
また、具体的な情報を掲載することで、より広告の内容に関心が高いユーザーが集まりやすくなるため、コンバージョン率の向上にもつながります。
掲載順位が上がりやすくなる
Googleリスティング広告には広告ランクという概念があり、これが高いほど掲載順位も上位になりやすくなる仕組みです。
広告ランクの算出には広告表示オプションの見込み効果も加味されるため、広告内容に最適な表示オプションの設定をおこなうことで、間接的に掲載順位の向上に役立ちます。
広告表示オプションのデメリット
一方デメリットも存在します。以下の点には注意しておきましょう。
余分に課金が発生する可能性がある
広告オプションによっては、クリックできる箇所が増えるものもあります。
そのため、オプションをクリックした後に広告見出しをクリックするなどのユーザーアクションが発生した場合、2重に課金が発生してしまいます。(3回目以降のクリックでは課金は発生しません)
2パターンの訴求ができたとも言えますが、通常よりも一人のユーザーあたりの費用がかかりやすいことには注意しましょう。
Google広告管理画面での設定
広告表示オプションは、管理画面の「広告と広告表示オプション」→「広告表示オプション」から設定できます。
青い「+」ボタンからオプションを選択して作成しましょう。
オプションは最大何個まで設定できる?
広告表示オプションはキャンペーンにつき10000個まで設定することができます。
よほど規模が大きくない限り制限のことは考えなくてもよいでしょう。
自動的に作成される広告表示オプション
オプションが自動で表示されるように設定することもできます。
表示されるオプションは、ランディングページなどの情報をもとに作成される仕組みです。
自動で表示できるオプションは以下の8種類。
- サイトリンクオプション
- 構造化スニペットオプション
- 住所表示オプション
- コールアウト表示オプション
- アプリリンク表示オプション
- 画像表示オプション
- 販売者評価表示オプション
- 長い広告見出し
「販売者評価表示オプション」と「長い広告見出し」が配信できるのは自動設定の場合のみです。
広告表示オプションが表示されないのはなぜ?
広告表示オプションは表示される場合とされない場合があります。
表示条件は以下の2点。
- 掲載順位
- 広告ランク
広告表示オプションは掲載順位が上位のものから優先的に表示され、また、広告ランクが一定以上の場合のみに表示される仕組みです。
そのため、表示されないときはまず「広告の質」を高める必要があります。
▼関連記事 Google広告の品質スコアについて
また、複数のオプションを設定している場合、どのオプションが表示されるかは掲載毎に自動的に決定されます。自分で指定することはできませんので注意しましょう。
まとめ
今回は広告表示オプションについて解説しました。
効果的に利用して、リスティング広告の訴求力を高めましょう。
媒体選びにお困りの方は「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてくださいね。
初めてでも間違えない!
Web広告媒体の選び方
集客にWeb広告が有効なことは、既に広く知られています。
でも、いざ自社で初めてWeb広告を活用しようと考えた時に、Web広告の仕組みが難しかったり、広告の種類が多くて選べなかったり、手軽に始められず困ることがあります。そこで本資料では初めての方が広告媒体を理解して選ぶための情報をシンプルにまとめてみました。
▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・広告費の仕組み
・広告媒体を使い分けるために知るべき3つの特徴とは?
・Web広告の王道!GoogleとYahoo!の広告
・人気が高まるSNS広告、LINE広告
・Web広告に関するよくある質問と回答
Web広告の活用法を間違えないように、媒体の選び方をチェックしてみてくださいね。