YouTube広告の配信費用!費用相場や課金の仕組みを解説
更新日:2022年11月02日
YouTubeで広告を配信してみたいけど費用が心配……という方は多いのでは。
そこで今回は、YouTube広告の配信費用について詳しく解説します。
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YouTube広告費用の仕組み
YouTube広告配信は、リスティング広告と同様のオークション形式。
入札額(事前に設定した上限単価)が高いほど広告が表示されやすくなる仕組みです。
例えば、上限単価100円のA社と50円のB社が競合したときは、A社の広告が表示されます。
ただし、この場合A社が支払うのは100円ではなく、B社より1円だけ高い51円。
あくまで「上限」単価であり、実際に請求されるのは次点の金額+1円となります。
また、課金発生のタイミングは、クリック時、動画視聴時など、事前に設定した条件を満たしたとき。
上限単価は、このときに一回いくらまで支払えるかを設定します。
YouTube広告の種類と費用相場
ここからは種類別に費用相場を見ていきましょう。
- TrueViewインストリーム広告
- TrueViewディスカバリー広告
- 動画アクション広告(旧TrueViewアクション広告)
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
TrueViewインストリーム広告
インストリーム広告は、本編の前・途中・後に流れる動画広告。
課金形態は動画視聴課金(CPV)で、30秒以上の視聴、もしくは動画がクリックされた場合に1再生とカウントされます。
費用相場は再生1回あたり2~2.5円ほど。
TrueViewディスカバリー広告
ディスカバリー広告は動画の検索結果や関連動画リストのなかに表示される広告で、クリックすると動画が再生されます。
課金形態はクリック課金(CPC)で、費用相場は1クリックあたり3~20円ほど。
動画アクション広告(旧TrueViewアクション広告)
動画アクション広告はインストリームと似た形式の広告です。
異なる点は、CTA(ユーザーの行動喚起)ボタンやテキストを表示できること。
こちらも課金形態はクリック課金(CPC)、費用相場は3~20円ほどです。
バンパー広告
バンパー広告はスキップ不可・6秒間の動画広告。
こちらも表示タイミングはインストリーム広告と同様です。
課金形態はインプレッション課金(CPM)で、費用相場は1000回表示あたり400~600円ほど。
インプレッション課金では広告が1000回表示されるごとに課金が発生します。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告はYouTube内に配信される広告ではありません。
外部のサイトやアプリ、SNSに動画広告が配信されます。
課金形態はインプレッション課金で、費用相場は1000回表示あたり10~500円とものによって差が大きいのが特徴です。
マストヘッド広告
マストヘッド広告はYouTubeのトップページに表示される広告のこと。
課金形態は2通りで、インプレッション課金または、日別単価制(CPD)。
後者の場合は事前に予約する必要があり、一日一社限定で配信可能です。
費用は他の配信面より高額で、数百万円かかることもあります。
YouTube広告の種類とその特徴についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
YouTube広告配信の流れ
YouTube広告を配信する流れは大まかに以下のとおりです。
- YouTubeアカウントを作成
- 広告用の動画をアップロードする
- Google広告から広告キャンペーンを作成
- 配信目的を選択する
- 予算、ターゲティングなどを設定
- 広告グループの作成
- 配信開始
▼関連記事 YouTube広告運用のコツ
予算の決め方
YouTubeの予算設定は「日別」と「キャンペーンの合計」から選ぶことができます。
日別では一日あたりに使用する金額、キャンペーンの合計では配信期間全体の金額を設定可能です。
費用対効果を高める方法
最後にYouTube広告の費用対効果を高めるポイントを紹介します。
実際に配信する際にはぜひ参考にしてみてください。
- 目的に合った配信フォーマットを選ぶ
- 最初の数秒で重要な情報を伝える
- 定期的にクリエイティブを差し替える
目的に合った配信フォーマットを選ぶ
記事の前半で紹介したように、YouTube広告には様々な配信フォーマットが存在します。
認知の拡大が目的ならバンパー広告、コンバージョンの獲得が目的ならアクション広告というように、配信目的に最適なものを選びましょう。
もしかしたら、YouTube広告よりも最適な配信媒体があるかもしれません。
ほかの媒体も検討したい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
▼関連記事 Web広告の種類と費用相場について
最初の数秒で重要な情報を伝える
残念ながら、広告の動画が最後まで視聴されることはほとんどありません。
スキップボタンが表示されたらすぐにスキップしてしまうという方が多いのではないでしょうか。
そのため、広告の要点や引きのある情報は最初の数秒に盛り込むことが重要です。
定期的にクリエイティブを差し替える
同じクリエイティブ(広告素材)を使用し続けていると、だんだん成果が出にくくなってきます。
これは同じユーザーに同じ広告が繰り返し配信されてしまうため。
目安としては、1ヶ月に一度クリエイティブの見直しをおこないましょう。
複数のパターンを併用し、反応が良くないものから新しいものに差し替えるという方法がおすすめです。
まとめ
今回はYouTube広告の費用について詳しく解説しました。
配信の際には、ぜひこの記事を参考に予算設定をおこなってみてください。
YouTube広告以外の媒体でも配信をご検討の場合は「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。
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