LINE広告で使えるターゲティング!種類と効果を高めるポイント

更新日:2022年11月08日

LINE広告では、膨大なユーザーにデータを用いた配信対象の絞り込みが可能です。
今回はそんなLINE広告のターゲティングについて詳しく解説します。

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LINE広告のターゲティング

LINE広告には2つの配信機能があることをご存知でしょうか。
名前は似ていますが、それぞれ異なるターゲティング機能を持っています。

  • デモグラフィックデータ配信
  • オーディエンス配信

ちなみにWeb広告におけるオーディエンスとは、広告の配信対象を指す言葉
「ターゲット」と同じ意味合いです。

それでは早速、LINE広告で利用できるターゲティングについて見ていきましょう。

デモグラフィックデータ配信

デモグラフィックデータ配信とは、ユーザーの基本属性をもとに配信対象を絞り込む機能。
以下の属性から6種類のターゲティングをおこなうことができます。

  1. 地域セグメント
  2. 性別セグメント
  3. 年齢セグメント
  4. 興味関心セグメント
  5. 行動セグメント
  6. 属性セグメント

地域セグメント

都道府県、市区町村の指定、もしくは半径指定によってターゲティングができます。
指定した地域に住んでいる人、働いている人、最近訪れた人が対象です。

性別セグメント

男性/女性/すべての3種類から配信対象を選択できます。

年齢セグメント

ユーザーの年齢から配信対象を絞り込むターゲティング機能です。区分は以下の通り。

  • 14歳以下
  • 15-19歳
  • 20-24歳
  • 25-29歳
  • 30-34歳
  • 35-39歳
  • 40-44歳
  • 45-49歳
  • 50-54歳
  • 55-59歳
  • 60-64歳
  • 65歳以上

興味関心セグメント

ユーザーの興味関心からターゲティングをおこなうこともできます。
選択できるカテゴリは以下の18種類です。

  • ゲーム
  • デジタル機器・家電
  • スポーツ
  • 職・ビジネス
  • ファッション
  • 家・インテリア・園芸
  • テレビ・番組
  • 音楽
  • 教育・学習・資格
  • 金融
  • 健康
  • エンタメ
  • ショッピング
  • 書籍・マンガ
  • 食べ物・飲み物
  • 美容・コスメ
  • 旅行
  • 自動車

行動セグメント

行動セグメントはユーザーの行動をもとにしたターゲティング手法です。
以下の8種類の行動データから選択できます。

  • テレビ視聴頻度(テレビ視聴頻度が高い/テレビ視聴頻度が平均/テレビ視聴頻度が低い)
  • キャリアの変更(過去2年間でキャリアを変更した/過去2年間でキャリアを変更していない)
  • コンバージョン(ウェブサイトコンバージョンが多い/アプリのインストールが多い)
  • ゲームプレイタイプ(アドベンチャーゲームプレイヤー/カジュアルゲームプレイヤー)
  • モバイル端末の変更(過去2年間で端末を変更した/過去2年間で端末を変更していない)
  • ネットワークの利用状況(Wi-Fiを利用しない)
  • 購買経験(ドラッグストア/飲食店/家具屋・インテリアショップ)
  • 転居(直近3ヶ月以内に転居した/直近6ヶ月以内に転居した/引越し予兆ユーザー)

 

属性セグメント

属性セグメントでは、以下6つの情報をもとにターゲティングできます。

  • 配偶者(既婚/未婚)
  • 子供(子供あり/子供なし)
  • 携帯キャリア(NTTドコモ/au/Softbank)
  • 推定収入(収入上位51%以下/21~50%/11~20%/10%)
  • 職業(フルタイムワーカー/パート・アルバイト/専業主婦(主夫))
  • 誕生日(近日中に本人または友人が誕生日を迎える)

オーディエンス配信

こちらは広告主が保有している顧客データを用いてターゲティングをおこなう方法です。
作成できるオーディエンスは以下の9種類。

  1. ウェブトラフィックオーディエンス
  2. モバイルアプリオーディエンス
  3. IDFA/AAIDアップロード
  4. 電話番号アップロード
  5. メールアドレスアップロード
  6. LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
  7. 類似オーディエンス
  8. 動画視聴オーディエンス
  9. 画像クリックオーディエンス

ウェブトラフィックオーディエンス

「LINE Tag」というトラフィック計測用のタグを用いて収集したデータをもとに、「過去にサイトを訪れたユーザー」、「サイト内で購入を行ったユーザー」などをターゲティングできます。

モバイルアプリオーディエンス

アプリを開いたユーザー、アプリ内購入をおこなったユーザーなど、アプリで発生したイベントデータをもとにオーディエンスを作成できます。

IDFA/AAIDアップロード

自社が持っているIDFA/AAIDデータをもとにターゲティングをおこないます。
IDFA/AAIDとは携帯端末の広告識別子のことで、前者はiOS端末、AAID広告識別子はAndroidOSの識別子を指します。

電話番号アップロード

電話番号のリストをアップロードすると、その電話番号と紐づいているLINEユーザーに対して広告を配信できます。

メールアドレスアップロード

こちらも電話番号アップロードと同様、保有しているメールアドレスをターゲティングに活用できます。

LINE公式アカウントの友だちオーディエンス

公式アカウントの友達向けに広告を配信することができます。
加えて、自社アカウントをブロックしているユーザーに向けた配信も可能です。

動画視聴オーディエンス

LINE広告の動画を視聴したユーザーに対してターゲティングをおこないます。
配信対象は以下の視聴完了率から選択できます。

  • 動画をクリックした人
  • 動画を再生した人
  • 動画を3秒以上再生した人
  • 動画を25%再生した人
  • 動画を50%再生した人
  • 動画を75%再生した人
  • 動画を95%再生した人
  • 動画を最後まで再生した人

画像クリックオーディエンス

過去に配信した広告を指定し、その広告で使用された画像をクリックした人をターゲティングできます。

類似オーディエンス

類似オーディエンスでは、上で紹介したオーディエンスと類似したユーザーに対して配信を行う機能です。
既存顧客と似た属性・行動履歴を持つユーザーを狙うことができます。

ターゲティング効果を高めるポイント

ここでターゲティングの効果を底上げするポイントを紹介します。
実際に配信をおこなう際にはぜひ参考にしてみてください。

  • クロスターゲティングを活用する
  • 除外設定を活用する

クロスターゲティングを活用する

クロスターゲティングとは、LINE公式アカウントやLINEポイントなど、各関連サービスで得たデータやオーディエンスを転用し、プラットフォームを横断したプロモーションを実現する機能です。

サービス間で情報を共有することにより、ユーザーへ効果的なアプローチをおこなうことができます。

除外設定を活用する

除外設定を活用することで確度の低いユーザーへの広告表示を抑え、配信効率を高めることができます。
配信対象にしたくないエリアを除外したり、既存顧客を除外したりというように利用しましょう。

LINE広告の配信面

LINE広告は配信面が豊富なのが特徴。
LINEアプリ内、関連サービス内だけでなく、外部のサイトやアプリに配信することもできます。

以下がLINE広告の配信面一覧です。

  • トークリスト
  • LINE NEWS
  • LINE VOOM(旧タイムライン)
  • ウォレット
  • LINEマンガ
  • LINE ポイント
  • LINE BLOG
  • LINE チラシ
  • LINE クーポン
  • LINEマイカード
  • LINEショッピング
  • LINE広告ネットワーク
  • ホーム
  • LINE Monary

それぞれの特徴については以下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

▼関連記事 LINE広告の配信面について

LINE広告の費用

LINE広告の配信費用は自分で自由に設定することができます。
相場など、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

▼関連記事 LINE広告の配信費用について

LINE広告の審査について

LINE広告の配信前には必ず審査があります。
審査の対象となるのは、「広告アカウント」「広告」「クリエイティブ(メディア)」の3つ。

申請内容によって前後しますが、広告アカウントの審査に約5日、広告、メディアの審査に約5日ほどかかります。

配信期限がある場合は余裕を持って入稿するようにしましょう。

まとめ

今回はLINE広告のターゲティングについて解説しました。
LINEが持つデータに加えて自社が保有するデータも活用することで、効果的な配信が可能です。

LINE広告以外の媒体のご検討の場合は、「初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。

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