Google広告の審査の仕組みとは?不承認の場合に確認すべきポイント

更新日:2022年11月02日

広告を配信する前に必ず通過する必要がある「審査」。
今回は、Google広告における審査について詳しく解説していきます。

>>初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方が分かる資料はこちら

コンテンツ一覧

Google広告における審査とは

Google広告のみに限った話ではありませんが、広告の配信前には審査を受ける必要があります。
審査のタイミングは広告を入稿したときと、広告の内容を編集したとき。自動的に始まります。

この審査を通過しないかぎり、広告を配信することができません。

審査対象となる要素

審査対象となるのは大きく分けて以下の4要素です。
ユーザーの目に触れる部分、広告を介したユーザー体験に関わる部分が主な対象となります。

  • キーワード
  • 見出し・広告文
  • クリエイティブ
  • リンク先コンテンツ

審査には何日かかる?

Googleのヘルプページによれば、審査は1営業日以内に完了することがほとんどとのことですが、広告の内容によってはそれ以上の日数がかかる場合も。
もし審査に2営業日以上かかっている場合は一度問い合わせたほうがいいかもしれません。

審査状況は、管理画面の「広告と広告表示オプション」にあるステータス欄から確認できます。(「承認済み」「審査中」「不承認」など)
審査は終わっているけど配信開始日がまだ先、という場合には、ステータスが「保留」になります。

広告ステータス

広告ステータス確認画面

Google広告の審査基準

Google広告の審査基準は「Google広告ポリシー」によって定められています。

  • 禁止コンテンツ
  • 禁止されている行為
  • 制限付きのコンテンツと機能
  • 編集基準と技術要件

禁止コンテンツ

Googleのネットワーク上で禁止されているコンテンツを取り扱う広告は不承認となります。
具体的には以下のようなもの。

  • 偽造品
  • 危険な商品やサービス
  • 不正行為を助長する商品やサービス
  • 不適切なコンテンツ

例えば、「危険な商品やサービス」には銃や違法なドラッグ、「不正行為を助長する商品やサービス」には、偽造文書の作成サービスなどが該当します。

禁止されている行為

また、配信において以下のような、ユーザーに対して不利益をもたらす行為は認められていません。

  • 広告ネットワークの不正利用
  • データの収集および使用
  • 不実表示

制限付きのコンテンツと機能

禁止ではないものの、以下に当てはまるコンテンツの宣伝には制限がかかります。

  • 性的なコンテンツ
  • アルコール
  • 著作権違反
  • ギャンブル
  • ヘルスケア
  • 政治関連
  • 金融サービス  など

編集基準と技術要件

こちらは簡単にいえば、「品質」に関する基準です。
ユーザーにとって利便性の低い広告(画面全体を覆うものや広告文の表現が曖昧なものなど)は不承認となる可能性があります。

よくある審査落ちの例

ここからは、よくある審査落ちのケースを紹介します。
上記で紹介したポリシーに反する、代表的な例を見ていきましょう。

  • 不適切な表現を使用している
  • 着地先のサイトに問題がある
  • クリエイティブに問題がある
  • 動画が非公開設定になっている
  • 設定キーワードと商材に関連性がない

不適切な表現を使用している

見出し・広告文に不適切な表現を使用している場合は不承認になりえます。

よくありがちなのは最上級表現
「最高」「No.1」などのフレーズを根拠なく使用することは認められていません。

その他にも、よく問題になる誇大表現や、同じ記号の羅列顔文字などは禁止されています。

着地先のサイトに問題がある

広告だけでなく、広告を経由して到達するサイト(LP・ランディングページ)も審査対象です。
リンクが切れている、広告と関連性がない、読み込みが極端に遅い場合などは審査に通過できない可能性が高まります。

クリエイティブに問題がある

クリエイティブの画質が悪い場合、内容が不鮮明な場合なども不承認とみなされます。

広告が不承認になり、クリエイティブを作り直すとなると、その分のコストや期間がかかります。
配信開始も遅れてしまいますので、予めサイズの規定などはきちんと確認しておくようにしましょう。

動画が非公開設定になっている

YouTube広告の場合は、配信用の動画が非公開設定になっていると広告が開始できません。
一般公開したくない場合には「限定公開」にしておきましょう。

設定キーワードと商材に関連性がない

配信対象に設定したキーワードと、商材に関連性がない場合も不承認となる可能性があります。
例えば、商材はファッション系なのにキーワードに「自動車」を設定しているなど、むやみに関係のないキーワードを登録すると審査を通過できません。

審査に落ちた場合の対処法

では、審査に落ちてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
以下の手順で修正をおこなうとスムーズです。

  1. Googleに問い合わせる
  2. 修正して再度提出する

1.Googleに問い合わせる

審査に落ちたときは、管理画面から不承認の理由を確認することができます。しかし、それだけでは正確な原因の特定が難しいことも。

その場合はGoogle広告のサポートチームに問い合わせ、詳しい理由を確認しましょう。
管理画面のヘルプからチャットで問い合わせることができます。

2.修正して再度提出する

不承認の理由がわかったら、広告の内容をガイドラインに沿って再度編集しましょう。
編集した段階で自動的に再審査がおこなわれます。

もし、もとの広告の内容に問題がないと判断した場合には「再審査請求」をクリックして再審査を申請することも可能です。

土日祝・年末年始は審査が休みのため注意

Google広告の審査は土日祝日・年末年始にはおこなわれません。
配信したい期間が決まっている場合には、配信開始予定日までに審査が終わるよう、余裕を持って入稿することをおすすめします。

まとめ

今回は、Google広告配信前の審査について解説しました。
不承認になって時間をロスしないためにも、事前に広告ポリシーを確認しておくようにしましょう。

Web広告の配信媒体には、Google広告のほかにも様々な種類が存在します。
媒体選びの際は「
初めてでも間違えない!Web広告媒体の選び方」も参考にしてみてくださいね。

初めてでも間違えない!

Web広告媒体の選び方

Web広告媒体の選び方

集客にWeb広告が有効なことは、既に広く知られています。

でも、いざ自社で初めてWeb広告を活用しようと考えた時に、Web広告の仕組みが難しかったり、広告の種類が多くて選べなかったり、手軽に始められず困ることがあります。そこで本資料では初めての方が広告媒体を理解して選ぶための情報をシンプルにまとめてみました。

▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・広告費の仕組み
・広告媒体を使い分けるために知るべき3つの特徴とは?
・Web広告の王道!GoogleとYahoo!の広告
・人気が高まるSNS広告、LINE広告
・Web広告に関するよくある質問と回答

Web広告の活用法を間違えないように、媒体の選び方をチェックしてみてくださいね。