ホームページのアクセス数を調べる方法と他社サイト分析術
更新日:2024年04月23日
アクセス数を調べることはサイト分析のはじめの一歩。
自社で運営しているホームページや他社サイトのアクセス数を調べるとWeb戦略を考える材料になりますよね。Webサイト分析でも定番と言えるアクセス数は把握しておきたいところです。
本記事では自社ホームページだけでなく、他社サイトのアクセス数を調べる方法もご紹介します。
アクセス数とは
ホームページの数値と言えばアクセス数、それぐらい定番の”アクセス数”とは何なのか、専門用語の意味を始めに確認しておきましょう。
アクセス数とは「ユーザーがホームページを閲覧した数値」です。
アクセス解析でPV数(ページビュー数)と呼ばれる指標もアクセス数。他にもセッション数やユーザー数といった指標がアクセス数として使われることも。
いずれもアクセス数ですが、ホームページが閲覧されたページ数の延べ数を表すPV数、ホームページへ訪問してから離脱するまでを1としてカウントするセッション数、同じユーザーなら何度アクセスがあっても1とカウントするユーザー数など、指標によって数値の計測ルールは異なります。
ホームページのアクセス数を調べる方法
ホームページのアクセス数を調べるには、アクセス数を計測するためのタグと呼ばれるコードをホームページへ設置する必要があります。計測タグを設置することでユーザーがホームページへアクセスする度にデータが計測される仕組み。
ここではホームページのアクセス数を調べる方法をご紹介します。
アクセス数の解析は無料でできる
ホームページのデータを取得し、データ解析をおこなうとなると複雑なシステムが必要と思われるかもしれませんが、現在は無料のツールで簡単にアクセス数を調べることができます。
Googleが提供する「Googleアナリティクス」が王道ですが、「忍者アクセス解析」や「アクセス解析研究所」のような簡易的なアクセス解析ツールも。これらは全て無料で利用可能です。
自社サイトのアクセス数はGoogleアナリティクス(GA4)を使う
アクセス数を解析する際に使用される定番のツールがGoogleアナリティクス(GA4)。
無料で使える高機能なアクセス解析ツールです。他にも前述の無料ツールやAdobeアナリティクスをはじめとするアクセス解析ツールはありますが、特にこだわりがなければGoogleアナリティクスで計測すると良いでしょう。
無料でアカウント登録し、計測タグをホームページへ設置するだけで手軽にアクセス数を調べられるようになります。
Googleアナリティクス4のアカウント登録や初期設定の手順は「GA4初期設定マニュアル」を見ながら進めると簡単に設置できるためせひ参考にしてみてくださいね。
最新版GoogleアナリティクスのGA4(Google Analytics 4 プロパティ)とUAの違いや導入方法の解説記事もこちらにご用意しています。
PV数を調べる方法
PV数を調べる方法はとても簡単。
ユニバーサルアナリティクスの場合、Googleアナリティクスでデータ計測できてる状態で「ユーザー」→「概要」を表示すると、ページビュー数が表示されます。他にも同じ画面でセッション数やユーザー数も確認ができます。
その他にもよく使われるデータの見方はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
Googleアナリティクスで他人のサイト分析はできない
自社のホームページへ計測タグを設置するだけで簡単に、かつ無料でアクセス数をはじめとするデータからサイト分析ができるGoogleアナリティクスですが、他人のサイト分析はできません。
なぜなら、他人のサイト分析に必要なアクセスデータの計測ができないからです。
そこで活躍するのが推定データから他社サイトを調べるツール。
他社サイトのアクセス数を調べる方法
他社サイトのアクセス数などを計測できなくても、推定データを活用して調べる方法があります。ここからは他社サイトの推定データを調べられるツールをご紹介します。
Keywordmapで競合サイトを分析する
世界最大級の日本語ビッグデータを活用した競合サイト分析を強みとする国産ツール「Keywordmap」。
他社サイトの流入キーワード、およびアクセス数の推移を月ごとに把握することができます。
また、最大他社3サイトと自社サイトの流入キーワード、想定流入数を比較できる点に強みがあります。
自社サイトと競合サイトを並べて比較することで、競合他社が力を入れているキーワード領域や、まだ自社が対策していない(お宝)キーワードを発見することが可能。他にも、競合他社のWeb広告出稿状況を分析する機能も備わっているので、検索エンジンマーケティング全般において競合調査を支援するツールだといえるでしょう。
無料版Similarwebでアクセス数を調べる
イスラエルのスタートアップが提供する「Similarweb(無料版)」は、調べたいWebサイトのURLを入力するだけで使える無料ツール。ユーザーから取得したデータを元にアクセス数などの推定データを調べることができます。
試しに弊社クリエルのコーポレートサイトを調査してみました。
月間の訪問数が77,690と出ましたが、これは弊社がGoogleアナリティクスで計測している数値と大きく乖離しています。
モニターとなるユーザーから取得できる一部のデータからWeb全体のデータを推定するため、実数値としての乖離が出るのは仕方のないところ。相対的な比較として複数のサイトを調べる用途に向いています。
ahrefsで競合サイトを分析する
弊社でも利用している「ahrefs」。有料プランでは他社サイトのアクセス数をはじめ、様々なデータを調べることができます。
先ほどと同様に弊社クリエルのコーポレートサイトを調査してみました。
こちらも実際の数値とは異なりますが、比較的精度が高い印象を受けます。実際に弊社のデータを見てもSimilarWebの数値より正確でした。
他社サイトを分析できるツールの中では低価格帯で使え、アクセス数や増減の履歴を調べる際に役立つahrefs。競合サイトがSEO流入を獲得しているキーワードを調べられたり、出稿していた広告を調査できたり、競合サイト調査に重宝します。
アクセス数の調べ方に関するよくある質問
アクセス数の調べ方に関するよくある質問と回答をご紹介します。
アクセス数の解析は無料でできますか?
はい、無料でも可能です。Googleアナリティクスをはじめとする無料解析ツールを使うとアクセス数の解析ができます。
他社サイトのアクセス数を調べるおすすめツールはありますか?
はい、最初はahrefsがおすすめです。
低価格で利用でき、他社サイトの分析に必要な機能が豊富だからです。弊社がオウンドメディア運営を開始した際もahrefsのみを利用していました。より多くの投資が可能になったタイミングで高価格帯のツール利用を検討することをおすすめします。
アクセス数を調べるならGoogleアナリティクスの導入を
アクセス数を調べる方法と他社サイトを調べるツールをご紹介しました。
自社サイトのアクセス数を調べるなら、Googleアナリティクスを導入することから始めましょう。データ計測さえはじめておけば後から必要なデータを調べられます。
もしGoogleアナリティクス4の使い方が分からない場合は、「GA4レポート活用の基本解説」もご活用いただけると幸いです。
アクセス解析に欠かせない
GA4レポート活用の基本
Googleのアクセス解析ツールとして15年振りに登場した次世代バージョンのGA4。
GA4を導入される企業様は増えていますが、導入したは良いももの使い方が分からずお困りのWeb担当者様も少なくありません。そこでGA4のアクセスデータを見るために必要な「レポート」と「探索」の機能に特化して使い方を解説した資料をご用意しました。
▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・
・レポートの主な画面
・カスタマイズしたレポート画面の設定方法
・探索の使い方
・ページ別の指標を確認する方法
・ランディングページ別の指標を確認する方法
・旧GAのユーザー概要を再現する方法
GA4を活用してアクセス解析をおこなう際にぜひご活用ください。