アクセス数を増やす方法!コンテンツ強化のコツからSEOまで解説
更新日:2025年01月10日
自社サイトのアクセス数が増えず、どうすればいいのかわからない。
アクセス数を増やすための施策に悩むのはWeb担当者なら誰もが経験するのではないでしょうか。そこで今回はアクセス数を増やすための方法とそのポイントについて解説します。
>>半年でアクセス数を365%成長させた方法とは?
アクセス数を増やすには?
Webサイトへのアクセス数を増やすには2つのアプローチから考えるのが原則。
- Webサイトの質を高める
- Webサイトを宣伝する
前者はWebサイトへ訪問したユーザーの体験価値を高めるために必須なだけでなく、SEO対策による効果でアクセス数を増やすアプローチです。後者は検索ユーザー以外へリーチすることでアクセス数を増やすアプローチです。
Webサイトの質を高める
サイトの質を上げることは、ユーザーと検索エンジン、両者からの評価を高めることにつながります。
ユーザーが求めているのは有益な情報が掲載されているサイトであり、検索エンジンが上位に表示させたいのもユーザーにとって有益なサイト。それを踏まえるとWebサイトの質を高めることでアクセス数を増やすだけでなく、コンバージョン獲得も増えるのは自然なことですよね。
サイトの質を向上させるために必要な取り組みは主に「コンテンツの強化」と「ユーザーエクスペリエンスの強化」で、SEO対策にもなるこれらの取り組みによって、検索順位が向上し、結果的にアクセス数が増えるのです。
自然検索からのアクセスを増やし、ユーザーに有益な情報を提供してリピーター化することで、安定したアクセス数の上昇を図りましょう。
コンテンツの強化
サイトの質を上げるための方法として、まずコンテンツの強化が挙げられます。Webサイト内で提供できるコンテンツは様々で、トップページや商品ページ、ブログ記事などページ内にあるコンテンツは全てが対象。
こうしたコンテンツを強化するには「豊富さ」「定期更新」「オリジナリティ」を担保することが大切です。
コンテンツを増やす
コンテンツが少ない場合は量を増やして充実化を検討しましょう。量が増えれば、その分様々なユーザーのニーズに応えることができるようになります。
また、コンテンツが増えるということは、サイトへの入り口が増えるということ。
高品質なコンテンツを掲載したページは、一つ一つがサイトの資産になります。
コンテンツを定期的に更新する
定期的なコンテンツ更新はユーザーの定着に効果的です。
もちろんコンテンツの内容が有益であることが前提ですが、定期更新されることがわかっていれば、ブックマークするユーザーの増加も期待できます。このようにユーザーをリピーター化し、安定してアクセス数を増やすことができます。
また、更新の日付が常に新しいサイトは、「しっかりと運用されている」という印象をユーザーに抱かせ、イメージのアップにもなりますし、定期的に更新されるページは検索エンジンからの評価においてもプラスの効果があります。
オリジナルの内容で差別化を図る
コンテンツの内容で他社と差別化を図りましょう。
競合が多ければそれだけ検索順位争いも厳しくなるもの。競合サイトと同質のコンテンツの量産は避けたほうが無難です。一次情報が多ければ多いほど、検索エンジンからの評価も高まります。
自社独自のコンテンツを発信し続けることはブランディングにもつながります。「アクセス数を増やすならまずはクリエルのサイトを見よう」といったイメージをユーザーに想起してもらえるのが理想ですね。
ユーザーエクスペリエンスの強化
ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、ユーザーがサイトを通じて得る体験のこと。
サイトに訪問したものの、あまりに使いづらすぎてすぐに離脱してしまったという経験はないでしょうか?そういったサイトには次からアクセスしようと思いませんよね。
自社サイトでそういったことが起きないようにするためにも、ユーザーの使い勝手に配慮することは必須です。その上で視覚的に優れているか、情報の質は高いか、ユーザーが目的を達成できるサイトになっているかを確認しながら強化していきましょう。
また、検索エンジンは検索順位の決定においてユーザー満足度を重要視していると考えられています。これにはコンテンツの内容だけでなく、UXも含まれていると考えるのが自然ですよね。
ここではUXの改善点として「コアウェブバイタル」と「モバイルフレンドリー」をご紹介します。
コアウェブバイタルを改善
コアウェブバイタルとは、UXを数値として図るための指標。LCP、INP、CLSという3つで構成されており、それぞれ「読み込み速度」「Webページの応答性」「読み込み中に発生するレイアウトのズレ」を評価します。
もともとGoogleにはUXの向上を目的とするウェブバイタルという取り組みが存在しており、コアウェブバイタルはその中核に当たる指標ですね。
モバイルフレンドリー化
モバイルフレンドリーとは、Webサイトがモバイル端末でも快適に閲覧できる状態のことです。つまりスマホ対応のこと。
近年はPCよりもスマホでサイトを閲覧するユーザーが増えています。
そうした背景から、Googleは「スマホでも見やすいサイトを評価する」という方針を掲げました。検索アルゴリズムによって、モバイルフレンドリーであるサイトは順位が上がりやすい、というよりも未だに未対応の場合に評価が下がりやすくなっています。
その他の内部SEO対策
内部SEO対策とは、Webサイトの内部改善によって検索エンジン最適化を図る施策のこと。
SEO対策は大別すると「外部対策」と「内部対策」の2つがありますが、今回は特に重要な内部対策についてご紹介します。このサイトにどんなことが書かれているのか、このページはどんな要素が含まれているのかといった事を、適切な設定に調整することで検索エンジンに正しく伝わるようにするのが内部対策。
先ほど解説したコンテンツとUXの強化も内部対策の一つです。
内部リンクの整備
関連するページ同士をつなぐリンクを設置しましょう。
Web上にはクローラーと呼ばれるロボットが徘徊しています。このロボットがサイトなどの情報をデータベースに収集し、ユーザーが検索した際にはその検索キーワードに即したサイトを表示させるという仕組み。
クローラーがサイトに訪れたとき、内部リンクがあるとサイト内を徘徊しやすく情報を集めやすくなるのです。クローラーに情報を認識されやすいことはSEO上大きなメリットになります。
特にブログ記事は関連記事同士で内部リンクを貼りやすいためおすすめ。関連するページへの内部リンク設置は、ユーザーにとっても必要な情報を見つけやすくなるメリットがあります。
メタタグの設定
メタタグとはページの情報を検索エンジンに伝えるためのもの。titleやh1、descriptionといったタグの設定がSEO的に重要です。
また、titleタグやdescriptionタグに入力した文言は検索結果画面にも表示されるため、ここに魅力的なコピーを入れておくと検索結果画面でのクリック率向上が期待できます。
基本的なメタタグは全てのページへ必ず設定しておきましょう。
Webサイトを宣伝する
サイトの中身を強化する他に、外部でサイトを宣伝するアプローチもアクセス数を増やす上で有効です。Web広告の活用やSNSの活用は定番の施策ですね。
先ほど、サイトの質を上げることによって検索順位を上げられるとお伝えしましたが、検索ユーザーからのアクセス数は検索ボリュームに依存してしまいます。人気のあるジャンルなら問題ないですが、マイナーなジャンルだと検索数が少ないため、サイトを上位表示させてもアクセス数が伸びないケースがあります。
また、SEO対策によって増やすことができるアクセス数は、検索エンジンを利用するユーザーによるもので、他のWebユーザーにはリーチが出来ません。
しかし、Web広告やSNSを使えば、検索エンジンを利用しないユーザーにもアプローチすることができるのです。
Web広告の配信
サイトへのアクセス数を短期間で増やす定番の方法がWeb広告です。
Web広告を配信するときに必要なのは、自社の商材に合った媒体を選ぶこと。
Instagramのフィードに表示されるもの、YouTubeの本編前に流れる動画、Webメディアの広告枠へ表示されるバナーなど、一口にWeb広告と言っても種類は多岐に渡ります。
Web広告の種類や特徴はこちらの記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
SNSでの告知
広告費を投資してアクセス数を増やす代わりに、SNSを活用した宣伝もおすすめです。サイトを更新した際などに告知をするという使い方ができますね。
SNSも様々な種類がありますので、ターゲットに合わせて媒体を選びましょう。SNSでの宣伝方法はこちらの記事でも紹介しています。
アクセス数の確認方法
現在のアクセス数がどのくらいあるかは、Googleアナリティクスでの確認が主流。。
GoogleアナリティクスはGoogleが提供する定番のWebサイト解析ツールです。ページビュー数やページ滞在時間といった指標によって、サイト内におけるユーザーの行動を詳しく確認することができますので、もしまだアクセス解析ツールを設置していない場合はGoogleアナリティクスを設置しておきましょう。
Googleアナリティクスは設置していてもアクセス数の確認方法が分からない場合は弊社の解説記事をぜひご活用ください。アナリティクスの見方はこちらの記事で解説しています。
アクセス数の目安
ここまでアクセス数を増やす方法について解説してきましたが、どれくらいの数値を目標にすればよいのでしょうか。
一般的にWebサイトにおけるコンバージョン率(CVR)は平均1~2%と言われています。
コンバージョンとは、商品購入やお問い合わせといった「達成すべき成果」のこと。もちろん成果達成のハードルの高さによってコンバージョン率は変動します。
アクセス数の目標を決める際は、このコンバージョン率を目安に考えてみるのも一つの方法。仮に月10件のコンバージョンが必要な場合は、コンバージョン率1%とするとアクセス数が1,000件必要となりますね。
しかし、コンバージョンの試算はWebサイトによって大きな差がある点もあらかじめ理解しておきましょう。
例えば、ブログ記事でアクセス数を増やし、資料請求フォームへ回遊したユーザーが資料請求したらコンバージョンが発生する場合、「資料請求フォームへの回遊率」と「資料請求フォームの申し込み完了率」に大きく左右されます。
回遊率が2%で完了率が10%なら、Webサイト全体のコンバージョン率は0.2%となり、前述の1%試算とは必要なアクセス数が違ってくるのです。
アクセス数を増やす方法まとめ
今回はアクセス数を増やす方法を紹介しました。
Webでマーケティングをおこなう以上、アクセス数を増やすことは売上増加に欠かせない施策。もし現在のアクセス状況が満足なものでなければ計画的に取り組んでいきましょう。
コンテンツ強化やSEO対策でアクセス数を増やす場合は、弊社が半年で365%の成長を達成した事例やノウハウが役立つかもしれません。「クリエル式オウンドメディア運用術」の資料をぜひ参考にしてみてくださいね。