コンバージョン(CV)とは?具体例やCVRを改善する方法を解説
更新日:2023年08月03日
Webマーケティングを行う上で必ず押さえておくべき「コンバージョン」指標。
コンバージョンとは何かを把握し、実務で困らないよう理解しておきたい専門用語です。今回は、Webマーケティングにおいて重要なコンバージョンと具体例例や改善方法について解説します。
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コンバージョンとは?分かりやすく解説
Webマーケティングにおけるコンバージョンとは「成果」のことを意味します。
WebサイトやWeb広告といった施策の効果を図るために使われる重要な指標。
サイトによって成果となる地点は異なるため、サイトに応じたゴールとして最適なユーザーの行動をコンバージョンとして設定する必要があります。
コンバージョンの具体例
コンバージョンの例としては以下のようなものが挙げられます。
- 商品の購入・申し込み
- お問い合わせ・資料請求
- 会員登録・メルマガ登録
商品の購入・申し込み
ECサイトやサービスサイトの場合は、最終的なゴールが売上の向上となるため、商品購入やサービスへの申し込みがコンバージョンとなります。
お問い合わせ・資料請求
コーポレートサイトや、Webサイトでの購入が難しい商品の場合は、お問い合わせや資料請求をコンバージョンポイントとして設定することとなります。
商談機会を獲得し、売上につなげていくパターンです。
オンライン商談でも、オフライン商談でも、Webサイト外で発生するイベントの計測が難しいため、その手前でWebサイトが直接獲得できるお問い合わせや資料請求をコンバージョンとして計測する方法が一般的。
電話でのお問い合わせコンバージョンの場合は、電話を発信する電話番号リンクがタップされた地点をコンバージョンとして計測することが可能です。
会員登録
会員登録やメルマガへの登録時点でコンバージョンとするケースもあります。
このように直接的な利益が発生しない場合でも、見込み顧客の獲得・情報の収集など間接的に利益につながるポイントがコンバージョンとなりえるのです。
コンバージョンの種類
コンバージョンのなかにも様々な種類があるため、一つずつ見ていきましょう。
- 直接コンバージョン
- 間接コンバージョン
- クリックスルーコンバージョン
- ビュースルーコンバージョン
直接コンバージョン
直接コンバージョンとは、広告などを経由してWebサイトに訪れたユーザーが途中で離脱せずにコンバージョンすることです。
間接コンバージョン
直接コンバージョンに対して、間接コンバージョンとは広告などを経由してWebサイトに訪れたユーザーが一旦離脱し、後ほど別ルートから再流入してコンバージョンに至るケースを指します。
クリックスルーコンバージョン
クリックスルーコンバージョンとは、広告のクリックを経由して発生したコンバージョンのことです。
ユニークユーザー数を計測するため、クリックしたユーザーが複数回商品を購入したり、後日再度商品を購入した場合もクリックスルーコンバージョンとしてのカウントは1となります。
ビュースルーコンバージョン
ビュースルーコンバージョンとは、一度広告を見たがクリックはしなかったユーザーがその後別ルートでサイトに訪れて生まれたコンバージョンのこと。
ディスプレイ広告や動画広告といったイメージ広告の効果を知る際の参考となる指標です。
クリックスルーコンバージョンは一度クリックされた広告の効果を計測する、ビュースルーコンバージョンはクリックされなかった広告の効果を計測するという違いがあります。
マイクロコンバージョンとは
他にも、マイクロコンバージョンという概念が存在します。
マイクロコンバージョンとは、コンバージョンに至るまでの中間ゴール的なユーザー行動のこと。
例えばECサイトの場合は、購入完了がコンバージョンとなり、そこにたどり着くまでの「商品ページ閲覧」「商品をカートに入れる」「フォーム入力」といった行為がマイクロコンバージョンとして設定できます。
サイトによっては高額な商品を扱っていたり、まだ十分なアクセスデータ量が無かったり、獲得できる最終的なコンバージョン自体の数が少なく、効果検証が難しいことがあります。
そんなときに役立つのがマイクロコンバージョン。
先程挙げた例のように「商品ページ閲覧」した段階をマイクロコンバージョンとして設定しておけば、データの分母を増やし効果検証が行いやすくなります。
コンバージョン率(CVR)を上げるには?改善する方法
最後にコンバージョン率を上げる改善方法について解説します。
- 改善方法1.キーワードの見直し
- 改善方法2.CTAの改善
- 改善方法3.ユーザビリティの向上
改善方法1.キーワードの見直し
集客できているユーザーのニーズとサイトのコンテンツにズレがあることで、コンバージョンが低くなっているケースがあります。
Webサイトへの検索流入は主に「自然検索」と「検索広告」に分かれますが、どちらでも大きく関わるのがキーワード設定。
コンテンツ作成・広告配信の際は、ターゲットユーザーがどんな悩みを持っていて、どんな単語で検索を行うかを考え、自社に合ったキーワードを選ぶようにしましょう。
▼関連記事 キーワード選定について
改善方法2.CTAの改善
CTAとは「Call To Action」の略でコンバージョンへの最終的な導線となるボタンやリンクのことです。この記事にもまとめの後に資料請求とお問い合わせのCTAが設置されています。
CTAをわかりやすく表示する、できるだけサイト内のどこからでもコンバージョンできるよう複数箇所に設置する、このようなちょっとしたことでも工夫して改善に取り組みましょう。
改善方法3.ユーザビリティの向上
せっかくサイトを訪問してくれたユーザーも、サイト自体の使い勝手が悪いとすぐに離脱してしまいます。
以下の2点を改善できる要素がないか確認してみましょう。
入力フォーム最適化(EFO)
入力フォームはコンバージョンが獲得できるかどうかに大きく関わる要素。
ただでさえフォーム入力は面倒なため、せっかくここまでたどり着いたユーザーを逃がすということも多々あります。
入力項目を極力減らす、不備はリアルタイムで指摘することで手間を減らすなど、ユーザーの負担を軽減する配慮が必要です。
▼関連記事 EFOについて
スマホ対応
モバイル端末におけるWebサイトの閲覧は、スマホ対応の有無で快適さが大きく左右されます。
文字サイズが小さくズームしないと読めなかったり、ボタンが押しづらかったりして使いづらいサイトを見たことはあるのではないでしょうか。こうしたサイトはどうしてもユーザーが離れがちです。
もし、まだスマホ対応ができていないという場合は以下の記事を参考に改善方法を検討してみてください。
▼関連記事 スマホ対応について
コンバージョンとCVR改善方法のまとめ
今回はWebマーケティングを行う上で必ず押さえておくべき「コンバージョン」について解説しました。
コンバージョンとは「成果」を表し、WebサイトやWeb広告といった施策の効果を図るために使われる重要な指標です。適切な設定を行い、コンバージョン改善に取り組んでいきましょう。
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