MEO対策のメリット・デメリットと来店数を増加させる方法
公開日:2021年12月16日
MEO対策で意外と知らないことが多いメリットとデメリット。
自分で店舗のMEO対策をおこなうべきか判断に迷われるのは、メリットとデメリットがよく分からないからという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事ではMEO対策のメリットとデメリットに加え、MEO対策の方法や業者に依頼する際の費用についてもご紹介しています。
>>クリエルはMEO・SEOなど、Webマーケティングを支援しています。詳細資料はこちら。
MEO対策とは?
MEO対策は、Map Engine Optimization=地図エンジン最適化の略で、Googleマップなどの検索結果で自社や店舗の情報を露出させるための対策です。
Googleマップに関する対策とは言え、MEO対策はGoogleマップ内での上位表示対策だけにとどまらず、Google検索結果でも上位表示に繋がることからもはやローカルビジネスでは欠かせない対策。
特にスマホユーザーの増加に伴い、外出先からの検索需要が増えたことで、店舗の近くにいるユーザーへ来店を促す効果的な施策として、MEO対策に注力する事業者様は年々増加しています。
MEO対策のメリットとデメリット
MEO対策にはメリットとデメリットがありますが、ローカルビジネスにおいてはメリットの方が圧倒的に上回ります。どのようなメリットとデメリットがあるのか、それぞれ詳しく見てみましょう。
メリット
MEO対策のメリットは多数あり、ローカルビジネスへの期待効果は計り知れません。
店舗の近くにいるユーザーへ来店訴求できる
外出先から自分がいる場所の近くで店舗を探すユーザーは”今すぐ客”であり、最も集客したいユーザー層の一つではないでしょうか。
MEO対策をおこなって上位表示ができると、「東京駅 ラーメン」「梅田 マッサージ」「博多 もつ鍋」といった「エリア+ジャンル」のような明確なニーズを持つユーザーに対して自分の店舗を訴求できる機会が増加します。
同じような検索キーワードをSEOで上位表示するのが困難な場合でも、MEOなら意外とチャンスはあるもの。リスティング広告で高い費用が必要になるキーワードでも、MEOで上位表示できる可能性はあります。
自社サイトへの集客効果がある
Googleの検索結果にはナレッジパネルと呼ばれるコンテンツが表示されることがあります(参考:Google 検索のナレッジグラフとナレッジパネルとは)。
例えば、Webサイトの制作会社として創業した弊社クリエルの場合、「クリエル」と検索するとSEOでは1位に表示されているにも関わらず、他の制作会社様の広告が多数表示されてしまいます。検索ユーザーの中には弊社サイトへ訪問するつもりで検索したのに広告をクリックしてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、会社情報をGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)へ登録し、MEO対策をおこなっている弊社の場合はGoogleビジネスプロフィールの情報がナレッジパネルが表示されるため、広告をクリックするユーザーの抑止に少なからず貢献してくれています。
ナレッジパネルには弊社コーポレートサイトへのリンクや地図などの導線があります。
自社サイトへの集客効果があるなら、MEO対策をおこなう価値があると言えますね。
MEO対策は自分でも無料で始められる
MEO対策は自分でできる施策があり、無料で始められるのもメリットです。Googleビジネスプロフィールへの登録は無料で、掲載情報の更新にも費用は発生しません。
テキストや画像の追加、口コミコメントへの返信も無料。
集客費用の投資が厳しい場合でも無料で始められるのは嬉しいポイントです。
業者へ依頼すれば手間がかからず集客できる
無料で自分でもできるMEO対策ですが、登録や更新の作業には手間がかかるのも事実。MEO対策サービスを利用すれば費用がかかる代わりに手軽にMEO対策をおこなえます。
店舗運営で手がいっぱい、でも集客数をもっと伸ばす必要がある、そんな時はMEO対策サービスを活用して売上アップを狙うのも一つの手。
SEOより難易度が低い
Webサイトのドメインやコンテンツ、運営者の権威性など、様々な要素から掲載順位が決まるSEOは、年々難しくなっている領域です。キーワードによっては上位表示化が見込めないほど難易度が高いものもあり、成果が出るまでに時間を要するなど、決して簡単ではありません。
SEOに比べるとMEOはまだしっかりと対策されていない事業者様が多く、難易度は比較的低いと言えます。
デメリット
MEO対策にはデメリットもあります。多くのメリットに比べると少ないデメリットですが、両者を比較した上でMEO対策をおこなうか判断しましょう。
口コミの管理が必要
MEO対策としてGoogleビジネスプロフィールの登録をおこなった後には口コミの管理が必要になります。Googleユーザーなら誰でも口コミ投稿できるため、口コミ投稿があった場合は適切な対応が必須。
特にネガティブな口コミが投稿された際にはどのように口コミへ返信するかは重要です。
悪質な投稿があった場合は削除できる可能性があります。
MEO対策が向かない業種もある
口コミによる評価を高めることがMEO対策に有効で、この観点からはデリケートな商材・サービスを扱う業種はあまり向かない傾向があります。Googleのアカウント名が公開される口コミは、ユーザーにとって投稿に抵抗があるためです。
また、Mapエンジンへの対策ということで、地域性が重要なMEO対策は、無店舗ビジネスのように特定の商圏でビジネスをおこなっていない場合はあまり向いていません。
来店数を増加させるMEO対策の方法
ここからはMEO対策で来店数を増加させる方法をご紹介します。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録する
MEO対策はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)への登録から始まります。ご自身で登録していなくても既に店舗がGoogleへ登録されている場合もあるため、Googleマップで検索して事前に確認してみましょう。
上図のように店舗名や法人名で検索して表示されていれば登録されていますので新たに登録する必要はありません。まだGoogleマップで登録が確認できない場合は、Googleビジネスプロフィールの登録をおこないましょう。
登録の手順はこちらの記事を参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールの登録情報を整える
登録できる情報はなるべく全て正確に登録しましょう。特にNAP情報は重要です。
NAPとは、「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」のことで、Googleビジネスプロフィールと自社サイトやポータルサイトなど、他のサイトでの表記を統一することはMEO対策として効果的。
MEO対策をおこなうキーワードを選定する
次にMEO対策をおこなうキーワードを選定しましょう。
近くにいるユーザーがどのようなキーワードで検索するかを調べ、狙うキーワードを選びます。この時に無関係なエリアや業種を狙っても上位表示は難しく、ユーザーニーズとも合わない点にご注意ください。
キーワード選定についてはMEOもSEOもリスティング広告も共通するポイントがあるため、こちらの記事で紹介しているツールが参考になります。
Googleビジネスプロフィールを対策キーワードで最適化する
選定したキーワードと関連性が高い登録内容になるようにGoogleビジネスプロフィールの登録内容を見直しましょう。
「新宿駅 整骨院」をキーワード選定しているのに、札幌にあるラーメン屋を紹介する内容で登録されていてはMEO対策の効果がありません。これは極端な例ですが、キーワード選定と店舗情報に乖離があり、登録情報を無理やり調整してしまう事業者様もおられます。
これはMEO対策の効果が無く、ユーザーにとってもデメリットしかありません。また、店舗名を正式名称ではなく、対策キーワードを詰め込んで登録される事業者様も見かけますが、これは規約違反でアカウント削除のリスクもあるため絶対におこなってはいけません。
ポータルサイトへ掲載する
MEO対策はGoogleビジネスプロフィール内だけでの対策と誤解されがち。
しかし、外部サイトでの露出もMEO対策として効果があります。店舗ビジネスであれば同じ業種に特化したポータルサイトや総合ポータルサイトへの掲載も検討しましょう。
その際は前述のNAP情報を統一することもお忘れなく。
自社サイトを制作する
ポータルサイトだけでなく、自社サイトもMEO対策に効果的です。
Googleビジネスプロフィールに登録されている情報が外部で掲載されている、しかもそれが良質なサイトであればあるほどMEOにおいても評価が高まります。
Webサイトの運営者情報はSEOで重要度が高まっており、多くの外部サイトで言及されたり、権威性があると判断できる運営者のWebサイトがSEOで上位表示に貢献しているように、MEOでも表示順位の決定要因として使われていると考えるのが自然でしょう。
投稿機能を活用する
Googleビジネスプロフィールでは投稿機能が用意されています。
テキストや画像を積極的に投稿することもMEO対策に効果が期待できます。
良い口コミを集める
口コミ評価が高くなるほどMEOでも有利になります。良い商品・サービスを提供しているなら、率直に口コミ投稿をお願いすれば応じてくれるお客さまはいらっしゃるもの。高い評価の口コミを多く集めることはMEO対策に効果的です。
但し、インセンティブを付与して口コミを集めることは禁止されているため絶対に避けましょう。
意外と安い!?MEO対策サービスの費用
Googleビジネスプロフィールへの登録だけなら難しくありませんので、自分でもMEO対策をおこなえる方は多いかと思います。
しかし、外部サイトからの評価を得るのはGoogleビジネスプロフィールの管理画面外でおこなう必要があり、実施が難しいという場合もあることでしょう。口コミを増やしたり、自社サイトを育てたり、本格的に取り組むには手間がかかるMEO対策。
集客効果が期待できるMEO対策を外注すると高額になると思われがちですが、SNS運用のように月30万円、40万円もかかるものではなく、意外と安く利用できるサービスがあります。
弊社クリエルでも1店舗あたり月3万円からご支援していますので、詳細はお気軽にお問い合わせください。来店数が増加した事例やMEO対策に関する詳しい内容をお伝えさせていただきます。
MEO対策のメリットとデメリットまとめ
以上、MEO対策のメリットとデメリットに加え、対策の方法もご紹介しました。
店舗ビジネス事業者様にとってはやらないと損するMEO対策。まずは自分で無料でできるMEO対策から初めて見るのも良いですし、まとめて専門の会社へ外注するのも良いでしょう。
弊社でもMEO対策のご支援をしていますので、少額の投資で来店者数の増加を狙いたい場合はぜひお気軽にお問い合わせください。