内部リンクの張り方を工夫してSEO対策!期待効果やコツをご紹介
更新日:2024年08月06日
SEO対策の効果を左右する内部リンクの張り方。
内部リンクはユーザービリティにおいても、SEOにおいても、適切な張り方で実施すると良い効果が期待できます。本記事では内部リンクの張り方について解説します。
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内部リンクのSEO効果
内部リンクとは、SEO内部対策の一つで自社サイト内で他のページへ向けて設置するリンクのこと。
内部リンクにはSEOにおいて以下の効果が期待できます。
- クローラーがサイト内を巡回しやすくなり、ページがインデックスされやすくなる
- ページ間の関連性が高まり、サイト全体の評価が上がる
- ユーザーがサイト内を回遊し、サイト全体の評価が上がる
しかし、内部リンクを適当に張っても残念ながらSEO効果は得られません。
むしろ、過剰に内部リンクを張りすぎたり、関連性の低いページへリンクしたりすると逆効果になることも。SEO対策における内部リンクの張り方にはコツがあるということですね。
内部リンクも外部リンクと同様の効果がある
外部リンクとは他のサイトから自社サイトへ向けて設置されたリンクのこと。
Googleは外部リンクをWebサイトへの信頼性や権威性を示す指標として活用しています。
しかし、外部リンクを獲得することは簡単ではありません。また、外部リンクは質も重要で、関連性の低いサイトからの外部リンクはSEOにマイナスの影響も。
一方、内部リンクは自社でコントロールできるため、リンク設置は難しくありません。
内部リンクも外部リンクと同様にページ間の関連性や重要度を示す指標となり、外部リンクと同じように内部リンクはSEO効果が期待できるのです。
張り方が重要:内部リンクが多すぎるのは逆効果
内部リンクはSEO効果が期待できますが、それは適切な張り方が前提。Googleはユーザーがクリックする可能性が高い内部リンクほど高く評価するリーズナブルサーファーモデルを採用しています。
価値が無い張り方の内部リンクは以下のようなマイナス評価につながりかねません。
- ページ間の関連性や重要度が薄まる
- ユーザーが混乱して離脱する可能性が高まる
- スパムと判断される恐れがある
では、どれくらいの数の内部リンクを張れば良いのでしょうか?
これには明確な答えはありませんので、ユーザー視点に立って、ユーザーにとって有益な内部リンクであれば設置するといった判断方法をおすすめします。
また、数だけでなく質も重要。関連性や有益性の高いページへの内部リンクを優先的に設置しましょう。
張り方のコツ:ユーザーに有益な内部リンク設置法
SEO効果だけでなく、ユーザーに対しても有益な内部リンクを設置することが大切。
ユーザーに有益な内部リンクの張り方とは以下のようなものです。
- ユーザーが求めている情報へ案内する
- ユーザーが求めるであろうタイミングで他のページを案内する
- ユーザーが迷わずに操作できるように高い視認性を担保する
- ユーザーが信頼できる情報へ案内する
では具体的にどうすればユーザーに有益な内部リンクを設置できるのでしょうか?ここからは内部リンク設置のポイントを見ていきましょう。
内部リンクがあると有益か?を基準に設置する
最初に考えたいのは、「このページからあのページへ誘導することで、ユーザーに何かメリットがあるか?」ということ。
他のページも併せて読んでみたいと思われるような関連性が高いリンク先やタイミングで内部リンクを設置できるのが理想ですね。
視認性に配慮した内部リンクの張り方にする
内部リンクが見つけやすいことも大切です。
リンクを設置していない本文と内部リンクを設置したテキストが同じフォントカラーの場合は、ユーザーが内部リンクの存在に気づかない可能性が高まりますよね。
一般的にWebサイトのリンクは青いものと認知されているため、特段理由が無ければ内部リンクも青系のフォントカラーがオススメです。
視認性に配慮した内部リンクの張り方のポイントは以下の通り。
- リンク先の内容が分かるようにアンカーテキストを工夫する
- リンクが目立つように色や下線などで装飾する
- ボタンや画像などを使ってリンクであることが分かりやすくする
張り方のコツ:SEOに効果的な内部リンク設置法
ユーザーに有益な内部リンクを設置することはもちろん大切ですが、それだけではSEO効果は十分ではありません。
ここからは内部リンクの張り方をSEOへの効果の観点からそのコツを紹介します。
リンク先の内容が伝わるアンカーテキストを記載する
アンカーテキストとは、テキストリンクに付けられた文字列のこと。
アンカーテキストは内部リンクの重要な要素です。アンカーテキストによってリンク先の内容がユーザーにとって分かりやすくなります。
また、アンカーテキストにはキーワードも含めることが大切。キーワードを含めることで、検索エンジンに対してもページ間の関連性や重要度を示すことができます。
例えば、「内部リンクの張り方」を解説した記事(URL:https://creal.jp/link/)に対して内部リンクを設置する場合、アンカーテキストが「記事はこちら」や「https://creal.jp/link/」だけの場合はリンク先を確認するまで内容を把握できません。
「内部リンクの張り方を解説した記事はこちら」のように、アンカーテキストを読むだけでもリンク先の内容を予測できる方が親切ですよね。
アンカーテキストを記載する際のポイントは以下の通りです。
- リンク先の内容が分かるように具体的でわかりやすい言葉を使う
- キーワードも含めて検索エンジンに対してページ間の関連性や重要度を示す
- 長すぎず短すぎず適度な文字数でまとめる
上位表示化したいページへ内部リンクを集める
内部リンクはサイト内のページ間の関連性や重要度を示す指標となります。
そのため、上位表示させたいページに対して多くの内部リンクを集めることが効果的。多くの内部リンクを集めることで、検索エンジンに対してそのページの優先度が高いことをアピールできます。
画像リンクはaltタグを設置する
画像リンクはテキストリンクよりも目立ちやすく、ユーザーの興味を引きやすいというメリットがあります。
しかし、ユーザーの環境によって画像がうまく表示されないことがあり、その際はaltタグを設定することで代替テキストを表示することができます。
ユーザーだけでなく、検索エンジンに対して画像の内容や関連性を伝えることは画像検索の対策としても有効。altタグは適切に設置しましょう。
関連性が高いページへ内部リンクを張る
内部リンクを張る際は関連性が高いページへリンクすることも重要です。
関連性が高いページとは、同じテーマやカテゴリー、近いキーワードで制作したページ。関連性が高いページへ内部リンクを張ることで、ユーザーに対しても検索エンジンに対してもサイト全体のテーマが明確になります。
関連性が高いページはユーザーにとっても需要がある可能性が高いため、UX向上の意味でも大切なポイントでしょう。結果的にユーザーが内部リンク先のページを読み、長く滞在すると検索エンジンからの良い評価にもつながる可能性があります。
リンク切れ発生時はメンテナンスする
内部リンクを設置した後も定期的なメンテナンスが必要です。
特に注意したいのがリンク切れ。
リンクが切れているとユーザーも検索エンジンのロボットもエラーページへ遷移してしまいます。そのためリンクが切れた場合は変更後のURLへ内部リンクを張り直したり、代わりになるページが無い場合は内部リンクの削除で対応しましょう。
サイトマップやパンくずリストを設置する
サイトマップやパンくずリストはナビゲーション機能として設置しますが、これらも内部リンクの一種です。
サイトマップやパンくずリストを設置することで、ユーザーに対しても検索エンジンに対してもサイト全体の構造が分かりやすくなり、サイトマップやパンくずリスト自体も内部リンクとして機能します。
但しこれらは網羅的に設置する内部リンクで、リーズナブルサーファーモデルを踏まえると決して大きなSEO効果が期待できるものではありません。ユーザーの利便性を高めることが主な目的で、SEO対策への効果は副次的なものと捉えましょう。
URLを正規化する
URLを正規化していないとGoogleサーチコンソールでもエラー警告が出ます。
「重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」となった際の原因と対処法はこちらで解説していますが、正規化せずに同一ページが複数のURLに分散してしまうと、リンク効果も分散してしまうため正規化しておきましょう。
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HTML記述による内部リンクの張り方
内部リンクを張る方法はいろいろありますが、ここではHTML記述による方法を紹介します。
HTML記述による方法は、直接HTMLコードを編集して内部リンクを設置する方法。この方法は自由度が高く、細かい設定もできるメリットがあります。
しかし、HTMLコードに慣れていない場合はリンク設置が難しく、間違えてしまう可能性もあるため、注意して実施する必要があります。
HTML記述による内部リンクの張り方は以下の通り。
- aタグを使ってリンク先のURLを指定する
- aタグ内にアンカーテキストや画像などを記述する
- aタグに必要な属性や装飾などを追加する
WordPressの内部リンク設定手順
世界中で広く使われているCMS(コンテンツ管理システム)のWordPress。
WordPressではHTML記述による方法だけでなく、簡単に内部リンクを設置する方法があります。
WordPressにはブロックエディターとビジュアルエディターという2種類のエディターがあり、それぞれのエディターでの内部リンク設定手順は以下の通りです。
ブロックエディターの場合
ブロックエディターとは、WordPress5.0以降で導入された新しいエディター。
ブロックエディターではテキストや画像などの要素をブロックと呼ばれる単位で管理します。ブロックエディターでの内部リンク設定手順は以下の通り。
- 内部リンクを設置したいテキストや画像などのブロックを選択する
- ツールバーにあるリンクアイコンをクリックする
- リンク先のURLを入力するか、サイト内検索から選択する
- 必要ならば「新しいタブで開く」や「nofollow」などのオプションを設定する
- 「適用」ボタンをクリックする
ビジュアルエディターの場合
ビジュアルエディターとは、WordPress5.0以前に使われていた従来のエディターです。
ビジュアルエディターではテキストや画像などの要素を直接編集します。ビジュアルエディターでの内部リンク設定手順は以下の通りです。
- 内部リンクを設置したいテキストや画像などを選択する
- ツールバーにあるリンクアイコンをクリックする
- リンク先のURLを入力するか、サイト内検索から選択する
- 必要ならば「新しいウィンドウで開く」や「nofollow」などのオプションを設定する
- 「追加」ボタンをクリックする
どちらのエディターでも、直接HTMLコードを記述しなくても内部リンクを設置できるので、この張り方なら簡単ですね。
内部リンクの張り方とコツのまとめ
以上、内部リンクの張り方とコツについて解説しました。
内部リンクはSEO効果だけでなく、ユーザー体験も向上します。自社サイトの成果を上げるためにも、ユーザーにとって価値あるWebサイトを運営するためにも、適切な内部リンクの張り方で運営したいですね。
内部リンク設置のような内部SEO対策は基本からしっかりと抑えることが重要です。「基礎SEO対策チェックリスト」も参考に着実に対応していきましょう。
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SEOは基礎となる項目の対策から。
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