検索に引っかからないようにする3つの方法!削除する方法も解説
更新日:2024年05月24日
サイト運営者での完全なコントロールが難しいGoogle検索結果の画面。
それでも、特定のページを検索に引っかからないようにすることは可能です。本記事では検索に引っかからないようにする3つの方法と、検索結果から削除する方法を解説します。
>>検索結果の表示は基本のSEO対策から
Google検索に引っかからないようにする3つの方法
早速、Google検索に引っかからないようにする方法を見ていきましょう。
metaタグでインデックス拒否する
検索結果の画面に「表示させる・表示させない」をコントロールする上でポイントとなるのが検索エンジンのロボット=クローラーの制御です。
Webサイトの設定によってクローラーが特定のページを読み取る際に、「このページは検索結果に表示しないでください(≒インデックス拒否)」と伝えることで検索に引っかからないようにすることが可能。
この時にWebサイトで設定するのがmetaタグです。
以下のような記述をmetaタグに設定すると、クローラー(Google以外も含む)が該当ページを検索で引っかからないようにする処理をおこないます。
<meta name="robots" content="noindex" />
ユーザー向けのフロントページの表示に影響を与えずにクローラーを制御したい場合はこの方法がオススメです。
robots.txtでクローラーを制御する
ページ内に先ほどのmetaタグを設置する方法以外にも、robots.txtへの記述でクローラーを制御する方法があります。
robots.txtに以下の記述をおこなうと、クローラーは指定したページを読み取らないため、ページのコンテンツを評価して検索順位を決定する通常の処理をおこないません。
Disallow:(対象ページのURL)
しかし、robots.txtによるクローラーの制御は確実なものではなく、クローラーが指示を守らないケースがある点には注意が必要。robots.txtの記述による指示はあくまでもサイト運営者の希望を伝えるだけで、その通りになる保証は無いということです。
ページに認証をかける
ページに認証をかけることでクローラーがページを読み取れないようにする方法もあります。
クローラーがページのコンテンツを読み取れないなら、ページの評価ができないため検索に引っかからないようにすることができますね。
しかし、この場合はユーザーに対してもページの認証画面が表示されてしまうため、この方法を実装できないケースも。その場合はmetaタグによるインデックス拒否で対応しましょう。
Google検索に引っかかる=検索順位が決まる仕組み
特定のページをGoogleの検索に引っかからないようにする上で、理解しておきたいのが検索順位が決まる仕組みです。
発見→インデックス→ランキング
ページがGoogleの検索に引っかかるようになるまでには次の3ステップがあります。
▼Webページが検索結果に表示されるまでの3ステップ
1.検索エンジンロボット(クローラー)によるクロール
2.インデックス登録
3.検索結果への表示
クローラーが対象ページを発見してページを読み取り、インデックスと呼ばれるGoogleのデータベースへの登録がおこなわれ、ランキングが決定されて初めて検索結果へ表示されます。
インデックス制御がポイント
検索結果へ表示されるまでに必須のプロセスである3ステップ、「発見→インデックス→ランキング」。
これら3ステップが必須ということは、検索に引っかからないようにする場合、これらのステップを途中で止めれば良いということ。
先ほどの「robots.txtでクローラーを制御する」「ページに認証をかける」はページの読み取り前に止め、「metaタグでインデックス拒否する」はインデックス登録前に止め、検索で引っかからないようにする方法なのです。
Googleの検索結果から削除申請する方法
まだGoogleの検索結果に表示されていないページであれば、前述の方法3つで対処が可能。
しかし、既に意図しないページが検索結果へ表示されていて、非表示にしたい場合もあることでしょう。そのような場合は先ほどの方法で検索結果に表示されないよう対策した上で、Googleへ削除申請を行いましょう。
ここでの削除とは、あくまでもGoogleの検索結果からの削除。ページそのものは残り、ページのURLにアクセスするとユーザーにはページが表示される状態を指しています。
検索結果から削除する申請は、Googleサーチコンソールに対象サイトを登録し、「削除ツール」からおこないます。
「削除ツールとセーフサーチ レポートツール - Search Console ヘルプ」の「URL を一時的にブロックする」の手順に沿って申請しましょう。
削除ツールは約6か月間の一時的な削除をおこないますが、前述の方法で検索に引っかからないようにする対策を実施することで、6か月後も検索結果へ表示されない処理が継続します。
>>検索結果の表示は基本のSEO対策から
反対にGoogle検索に引っかかるようにする方法とは?
ここまででGoogle検索の仕組みと、検索に引っかからないようにする方法を見てきました。これらを理解できると、反対に「Google検索に引っかかるようにする方法」も答えが見えてきますよね。
Webサイトのページが検索に引っかからないようにする方法を誤って実施していないかをチェックし、実施していれば修正すれば良いのです。
そうすることでクローラーがページへ巡回してきた時にインデックスされる、つまりGoogle検索に引っかかるようにするための準備は完了。
後はGoogleサーチコンソール内の「URL検査」機能を使って、対象ページへクローラーを呼び込むインデックス登録リクエストをおこなえば基本的にはOKです。
Google検索に引っかからないようにする方法まとめ
本記事ではGoogle検索に引っかからないようにする方法と表示される仕組み、削除方法を解説しました。
Webサイトの表示制御はユーザーと検索エンジンロボットの両方に対して適切な設定が求められるテクニカルな要素が含まれますが、SEO対策に欠かせない重要な要素です。
「基礎SEO対策チェックリスト」に記載のSEO対策をはじめ、基本の対策こそ優先的に対応したいSEO。Googleの検索結果から自社サイトへ、意図したユーザーにより多く訪問してもらえるようにSEO内部対策に取り組んでいきましょう。
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