外部リンクはSEOに影響するのか?対策や注意点を解説
更新日:2024年09月13日
SEO対策の代表的な施策の一つ、外部リンク獲得。
この外部リンクがSEOにどのように影響するのか、リンク獲得時の対策や注意点を解説します。
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外部リンクとは?
外部リンクとは、自社サイトなど自身が運営するサイトと外部サイトの間に設置されるリンクのこと。
リンクにも種類があり、ここでは外部リンクと内部リンクの違いから解説します。
更に、外部リンクを2種類に分けると被リンクと発リンクがあるため、それぞれ理解した上で外部リンクに対する理解を深めていきましょう。
2種類のリンク:外部リンクと内部リンクの違い
自サイトと外部サイトの間をつなぐリンク外部リンクに対して、内部リンクは同一サイト内をつなぐリンクのこと。
ユーザーにとって有益な情報を提供するために自サイトから外部サイトへ設置したり、外部サイトが自サイトの価値あるページを紹介してくれたりするのが外部リンク。一方で、サイト内にある関連ページや有益なページを紹介するリンクが内部リンクです。
リンク元とリンク先のドメインが異なる外部リンク、同一ドメインが内部リンク、ドメイン軸で考えるとこのような違いがあります。
2種類の外部リンク:被リンクと発リンクの違い
外部リンクは大別すると、被リンクと発リンクの2種類があります。
▼自サイト視点で見た被リンクと発リンクの違い
被リンク:「外部サイト → 自サイト」へリンク設置
発リンク:「自サイト → 外部サイト」へリンク設置
外部サイトが自サイトを紹介してくれる外部リンクが被リンク、自サイトから外部サイトを紹介する外部リンクが発リンクということですね。
外部リンクがSEOに与える影響
外部リンクはSEOに大きく影響します。その根拠の一つとして、ここではリンクに対してGoogleの見解を見てみましょう。
Google は、さまざまなシステムを導入してページ間の相互リンクを理解し、ページの内容と、検索クエリに対して最も有益な情報を提供するのはどのページかを判断しています。
(出典:Google 検索ランキング システムのご紹介 | Google 検索セントラル)
外部リンクを含むリンクを参考にページを評価するアルゴリズムが、Googleのランキングシステムに組み込まれていることが分かりますね。
Googleのアルゴリズムの中に、かつては情報が公開されていたPageRankという指標があります。
これはページを0から10のランクで評価付けしたもので、外部リンクによってPageRankが高まるとされています。現在は公開されていないPageRankもランキングシステムには組み込まれていることからも、依然としてSEO評価に外部リンクが与える影響は大きいと考えて間違いありません。
リンク数よりも重要な外部リンクの品質
SEOに影響する外部リンク、SEO対策として大量の外部リンク獲得を目指す方もいますが、これには注意が必要です。
なぜなら、外部リンクは数よりも質が重要だから。
低品質な外部リンクを集めるとSEO対策に効果があるどころかマイナス評価にもなりかねません。自サイトと無関係なサイトや低品質なページから外部リンクの数だけを増やす施策はリスクしかないのです。
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外部リンク(被リンク)獲得によるSEO対策
Googleの公式見解を見ても、実際の現場で数字を見ている弊社の経験を踏まえても、外部リンクはSEO効果があると考えて間違いないでしょう。外部リンク、特に被リンクの獲得は自サイトのSEO強化に有効な対策です。
ここでは被リンク獲得によるSEO対策について見ていきましょう。
外部リンク獲得のSEO効果とは?
ページの価値を判断する際にリンクが参考材料として使われるのであれば、外部リンクのSEO効果があるのは間違いありません。
例えば、立ち上げ直後で記事数が3本しかない個人ブログからの被リンクと、日本政府のドメイン(.go.jp)で古くから運営されている公的機関のサイトからの被リンク、両者を比較すると後者の被リンクの方が価値があることは明らかですよね。
どちらから紹介されるサイトの方が信頼性があるか、質が高そうか、これを考えると間違いなく後者です。
他にも、業界でも知名度が高いSEO会社が運営するSEO専門サイトから自サイトのSEO関連ページへ外部リンクが設置された場合と、旅行会社が運営するおでかけ情報サイトから自サイトのSEO関連ページへ外部リンクが設置された場合、前者の方が価値がある被リンクであることも明らかでしょう。
SEO関連のページは、SEOと関連性が高い外部サイトから紹介された方が価値があります。
つまり、自サイトの評価を高めるような外部サイトからの被リンクによって、自サイトのSEOが強化されるのです。
リンクビルディングのSEO対策手法
被リンク獲得のためには自サイトに価値あるページを制作し、他サイトに対してリンク設置をお願いする方法が有効です。
外部リンクを自サイトへ設置してもらうために、リンク獲得=リンクビルディング専門のチームを作って営業活用をおこなう企業もあるぐらい重要性が高まっている被リンク獲得施策。
他にも調査データのように外部サイトから引用されるようなページを用意して被リンク獲得を目指す方法もあります。
外部リンクの注意点
自サイトとは別にサイトを立ち上げ、被リンクのためだけに低品質なサイトを運営する自作自演の外部リンク対策はペナルティリスクがあると理解しておく必要があります。
質の高い外部リンクを獲得すること、自然な外部リンクを獲得すること、これらこそが重要です。
外部リンク(発リンク)設置によるSEO対策
被リンク効果にばかり目がいくと、発リンクは効果が無いあるいは自サイトの評価をリンク先へ渡してしまいマイナス効果を懸念するといった考えに陥りがち。
しかし、自サイトへ設置する外部リンク(発リンク)もSEO対策に有効です。
積極的に発リンクを設置するメリットとは?
サイトの評価に外部リンクが影響するのは、リンクでつながったサイト同士を考慮してサイトを評価するからでした。
このことから、自サイトから設置している発リンク先のサイトが高い信頼性や有益性のあるサイトであれば自サイトの評価が高まることも考えられますよね。
例えば弊社サイトでGoogleに関する解説コンテンツを制作する際に、Google公式ページへ積極的に発リンクを設置しています。
これはより正確な情報・公式見解を客観的に伝えることでコンテンツ品質を高め、ユーザーへの提供価値を高めるために取り組んでいること。ですが、これによってGoogleの情報を正しく伝えるサイトとして評価されるとも言えるのです。
外部リンクの貼り方
外部リンクの貼り方で特に重要なポイントは次の2点。
- 自サイトの該当コンテンツと関連性が高く、高品質な他サイトへ外部リンクを貼る
- リンク先の内容が伝わるアンカーテキストを使用する
ページを閲覧中のユーザーのニーズに関連する質の高いサイトを、分かりやすく紹介するように設置するのが外部リンクの正しい貼り方ということです。
効果的な外部リンクの設置場所とタイミング
外部リンクの効果的な設置場所とタイミングの考え方はシンプルです。
それは、ユーザーにとって必要な情報を、適切な設置場所で、必要なタイミングで提供すること。
むやみに外部リンクを大量に設置するのではなく、外部リンク先の情報を適切に届けるために発リンクを設置するだけで問題ありません。
リンク切れした外部リンクのメンテナンス
外部リンクを設置した時に公開されていたリンク先ページが非公開になったり、URLが変更したり、後からリンク切れが発生することは珍しくありません。
前述の「自サイトから設置している発リンク先のサイトが高い信頼性や有益性のあるサイトであれば自サイトの評価が高まる」ことから、リンク切れが発生してそのままにしておくことは評価が下がると考えられます。
なにより、リンク切れはリンク先のページへアクセスしたユーザーにとってネガティブな体験になるため、リンク切れは定期的にチェックしてメンテナンスをおこないましょう。
SEOに影響する外部リンクのまとめ
本記事では外部リンクのSEOへの影響や外部リンクの適切な貼り方を解説しました。
自サイトへ訪問するユーザーへの提供価値を最大化することを念頭に置くと、外部リンクの貼り方はそれほど悩む必要がないことがお分かりになったのではないでしょうか。内部リンクだけでなく、外部リンクも適切に設置してSEOを強化していきましょう。
また、外部リンクの他にもSEO対策について知りたいことがあったり、壁打ちの相手が欲しい時に役立つ、無料で相談し放題のGPTs「ソクラテス式SEO」もぜひご活用くださいね。
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