blockquote(引用タグ)とは?使い方とSEOで重要な理由
公開日:2023年09月20日
コンテンツを引用する際に使用するblockquote(引用タグ)。
ページのコンテンツを制作する上で根拠や参考情報を提示するために引用することもありますよね。その際に適切に使いたいのがblockquoteタグです。
本記事ではblockquoteタグについて、使い方やSEOの観点から解説します。
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blockquote(引用タグ)の使い方
blockquote(引用タグ)とは、Webサイトで他のサイトや書籍などからコンテンツを引用する際に使うタグ。
blockquoteタグを使うことで該当箇所が引用であることを明示し、引用元を記載することでコンテンツホルダーへ配慮して自身のWebサイトへ引用することができます。
blockquoteタグの記述例
blockquoteタグは以下のように記述します。
<blockquote>で囲むことで、引用した文章であることを明示しましょう。
<blockquote>ここに引用文</blockquote>
blockquoteタグを使って引用した文章はインテント(字下げ)したり、デザインを変えたり、見た目で引用箇所を区別できるように表示するのが一般的。
ユーザーが見て引用文と分かりやすい表示方法にしましょう。
blockquoteタグを使って引用した文章の表示例です。
引用元を明示する
引用タグを使う際には著作権を侵害しないよう必ず引用元を明示しましょう。
また、引用元を明示することは以下のメリットにもつながります。
- ユーザーが情報ソースを参照して確認できる
- 検索エンジンが引用された情報と認識できる
- 引用元のWebページはリンクやトラフィックを獲得できる
qタグとblockquoteタグの使い方の違い
blockquoteタグと同様に引用元を明示するタグにqタグがあります。
引用箇所をタグで囲む使い方は共通ですが、文章を引用するblockquoteタグに対して、語句単位での引用時に使うのがqタグ。
以下のように引用する語句を<q>囲みます。
<q>引用元の語句</q>
引用はあくまでもオリジナルコンテンツの補足情報
出典を明記して引用すること自体に問題がなくても、引用箇所がメインコンテンツとならないよう注意が必要です。
あくまでもオリジナルコンテンツがメインであり、引用箇所はサブでなければいけません。
引用コンテンツが中心の場合は引用タグを使って出典を明記しても著作権侵害となる可能性があります。
blockquoteタグがSEOへ与える影響
blockquoteタグはSEOの観点でも適切な使い方によるメリットがあります。
E-E-A-Tを高める
E-E-A-Tとは、「専門性(Expertise)」「経験(Experience)」「権威性(Authoritativeness)」「 信頼性(Trustworthiness)」の頭文字を取った用語。
Googleがコンテンツの品質を評価する基準の一つとして利用しているためSEO対策で重要なE-E-A-T、これを高める上で引用タグは有効です。
引用タグの適切な使い方によって、以下のような良い材料をGoogleへ提示できます。
- 自分の主張だけでなく、他の信頼できる情報も収集している
- 自分の主張に第三者の根拠や出典を提示している
- 自分のコンテンツと引用コンテンツが明確に区別されている
引用元の情報ソースが高いE-E-A-Tであればあるほど、引用タグを使うことで自身のWebサイトのE-E-A-Tにも良い影響があると考えられます。
コピーコンテンツ判定の回避
引用箇所への適切な引用タグの使い方によって、オリジナルコンテンツと引用コンテンツを明確に区別できます。
このような引用タグはユーザーにとって有益なだけでなく、検索エンジンにとっても有益な情報。
複数のWebサイトに全く同じコンテンツがあるとコピーコンテンツと判定する可能性がありますが、引用タグの記述によってオリジナルと引用を区別できるため、誤ったコピーコンテンツ判定の回避につながるでしょう。
blockquoteタグの影響はGoogleの公式見解ではない
blockquoteタグはGoogleにとっても役立つ記述と考えられますが、Googleが公式にそのような見解を発表していない点には注意が必要です。
過去には関係者による「blockquoteタグは有効」「blockquoteタグをGoogleは見ていない」といった異なる情報が出たこともあり、その真偽は不明。
それでもblockquoteタグの役割から考えると、適切な使い方は検索エンジンにとっても有益である可能性が高いでしょう。
blockquote(引用タグ)の使い方まとめ
blockquoteタグについて、使い方やSEOへの影響をご紹介しました。
引用の際は著作権を侵害しないためにblockquoteタグの記述は必須であり、SEO対策においても適切な使い方でblockquoteタグを記述するべきでしょう。SEO対策はこのような地道な内部対策の積み重ねが重要です。
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