検索エンジンとは?種類や仕組みをご紹介

更新日:2024年03月15日

GoogleやYahoo!で検索する際に使う検索エンジン。

そもそも検索エンジンとはどういうものなのでしょうか?本記事では検索エンジンの種類や仕組みをご紹介します。

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検索エンジンとは

検索エンジンとは、ユーザーの検索意図に合ったWebページを表示する検索システムのこと

インターネット上に存在する膨大な情報の中から、ユーザーが入力した検索キーワードに関連するもの、特にキーワードから予想される検索ニーズに応える情報を探し出して表示します。

 

検索エンジンはWebページや画像、動画などさまざまな種類の情報を検索可能。検索エンジンはユーザーにとって便利なツールで、インターネットの利用に欠かせない存在ですね。

 

例えばGoogleで「検索エンジンとは」と検索すると、検索エンジンとは何かを解説したWebページの情報を表示します。

「東京駅 ランチ」と検索すると、店舗情報や地図が表示されますし、「富士山 日の出」と検索すると、日の出時刻の情報の他、動画や画像も表示されます。

このように、Googleは検索ユーザーのニーズを満たすために、検索キーワードを始めとする情報から最適なコンテンツを表示するのです。

主な検索エンジンの種類

現在、世界中には検索エンジンの種類は多数存在していますが、その中でも代表的なものを以下に紹介します。

Google:世界シェアNo1

1998年にアメリカで創業した検索エンジン、Google。

現在、多くの種類がある検索エンジンの中でも世界中で最も利用されている検索エンジンであり、世界の検索エンジン市場で圧倒的なシェアを誇ります。Googleは検索エンジンを提供するだけでなく、GoogleマップやGoogle翻訳、YouTubeなど幅広くサービスを展開中。

 

また、Googleはコアアルゴリズムアップデートをはじめ、検索アルゴリズムを常に改良しています。加えて、2023年に発表されたSGEのように人工知能や機械学習などの最先端技術も活用しています。

SEO対策がGoogle対策と同義で使われるぐらい、検索エンジンのスタンダードな存在です。

Yahoo!:Googleの検索エンジンを利用

Yahoo!は1994年にアメリカで創業したインターネットポータルサイト。

Yahoo!は元々、人が手作業でウェブサイトを分類・登録するディレクトリ型の検索エンジンでしたが、現在ではGoogleの検索エンジンを利用しています。そのため検索結果を表示する仕組みの点において、検索エンジンの種類はGoogleと同じものと言えます。

しかし、2025年3月末に切れるGoogle社との契約を見据えてBingなどの技術を取り入れる可能性があるなど、今後は検索エンジンの仕組みが大きく変化する可能性も。

日本のネット黎明期から利用者が多かったYahoo!はニュースやメール、オークションなどの多くのサービスを提供しており、日本で特に人気が高い検索エンジンの一つです。

Bing:ChatGPT搭載でシェア拡大中

Bingは2009年にマイクロソフトが開発した検索エンジン。

BingはGoogleに次ぐ世界第2位のシェアがあり、WindowsやOfficeやXboxなどのマイクロソフト製品と連携しています。

2023年にChatGPTを搭載したことでBingの利用者数は急増しました。検索エンジンの種類を把握する上で、今後更に重要な位置付けになることが予想されます。

Baidu:中国の国内シェアNo1

Baiduは2000年に中国で創業した検索エンジンです。

中国国内では圧倒的なシェアを持っており、中国語圏で最も利用されている検索エンジンです。Baiduは中国政府の規制に従ってインターネット上の情報をフィルタリングしており、一部の情報は表示されません。

Yandex:ロシアの国内シェアNo1

Yandexは1997年にロシアで創業した検索エンジンです。

Yandexはロシア国内で最も利用されている検索エンジンで、ロシア語に特化した高度な検索技術を持っています。Yandexはメールや地図や音楽などのサービスも提供しており、ロシア版のGoogleとも呼ばれています。

DuckDuckGo:プライバシー重視で注目を集める

DuckDuckGoは2008年にアメリカで創業した検索エンジン。

DuckDuckGoはユーザーの検索履歴や個人情報を一切収集しないというプライバシー保護にこだわった検索エンジンで、GoogleやBingなどの他の検索エンジンから情報を取得して表示しており、広告も最小限に抑えています。

プライバシー保護に敏感なユーザーから特に注目を集めています。

検索エンジンの仕組み

検索エンジンがWebサイトを検索結果に表示する仕組みは以下の通り。3つのステップを経てWebページが表示されます。

  1. 検索エンジンロボットによるクロール
  2. インデックス登録
  3. 検索結果への表示

1.検索エンジンロボットによるクロール

最初のステップでは、クローラーと呼ばれる検索エンジンのロボットがWebページのURLやコンテンツ、リンクなどの情報を取得します。

このクローラーがウェブ上に存在する膨大なWebページのリンクをたどって巡回する仕組みによって、新しいページや更新されたページを見つけます

2.インデックス登録

インデックスとはクロールされたページの情報をデータベースに登録すること。

インデックスではページの内容やURLなどを分析し、インデックスするかしないかを判断します。ここでインデックスされたページだけが次のステップへ進みます

このような仕組みになっているため、クロールした際にコンテンツを読み取れなかったり、コンテンツが低品質だったり、何らかの理由でインデックスされなかったページが検索エンジンで表示されることはありません。

3.検索結果への表示

インデックスされたページは、検索エンジンでランキングされていきます。

ランキングとはユーザーが入力したキーワードに関連するページを順位付けして表示すること

インデックスからキーワードにマッチするページを抽出し、その関連度や品質や信頼性などを評価します。この評価には、検索アルゴリズムと呼ばれる複雑なロジックが用いられ、ここで決定した順位で検索結果ページ(SERPs)へ表示される仕組みです。

検索エンジンに関するよくある質問

検索エンジンに関するよくある質問を以下にまとめました。

検索エンジンとは何ですか?

ユーザーの検索意図に合ったWebページを表示する検索システムのことです。

検索エンジンの代表例は?

世界一シェアが高いのはGoogleで、日本でも検索エンジンと言えばGoogleを指すことが多いです。

Googleは検索エンジンですか?

検索エンジンの名前でもあり、検索エンジンを含む様々なサービスを展開する企業名でもあります。

検索エンジンとブラウザの違いは何ですか?

検索エンジンとは情報を探すためのシステムであり、ブラウザは情報を見るためのソフトウェアです。代表的なブラウザにはGoogle ChromeやSafari、Microsoft Edgeなどがあります。

検索エンジンとは?種類や仕組みのまとめ

本記事では検索エンジンの種類や仕組みをご紹介しました。

企業のWeb担当者やSEO担当者なら検索エンジンの仕組みを知っておいて損はありません。仕組みを理解した上でSEO対策に取り組むと、より効果的な施策を実施できるようになります。

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