h1タグとは?SEO効果や使い方のルールを解説
公開日:2023年10月19日
SEOへの影響が分かりにくいh1タグ。
しかし、適切なh1タグの使用はSEOの基本対策として理解しておきたいところです。本記事ではh1タグについてSEO効果や使い方を解説します。
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h1タグとは
h1タグとは、Webページの見出しを表すHTMLタグの一種です。
HTMLでは見出しを表すためにh1からh6までの6種類の見出しタグが用意されていますが、その中でも最も重要な見出しを表すのがh1タグ。
h1タグは通常ページの最上部に記述され、ページ全体の主題やテーマを示します。
また、h1タグは見出しとして表示されるだけでなく、検索エンジンに対してもページの主題を伝えます。
Webページをクロールする際に、ページコンテンツを理解するための材料としてh1タグに記述された内容を参考にしている検索エンジンのクローラー。h1タグに適切な内容を記述することで、検索エンジンに対してページの内容や意図を正しく伝えることができます。
h1タグの書き方
h1タグの書き方は非常に簡単です。
以下のように見出しの内容を「<h1>」と「</h1>」で囲むのみ。
<h1>SEO対策を踏まえたh1タグの正しい使い方とは?</h1>
このように記述することで「SEO対策を踏まえたh1タグの正しい使い方とは?」がh1の見出しとして表示されます。また、h1タグによって検索エンジンもこのページの主題を認識します。
h1タグとtitleタグの違い
h1タグと違いがわかりにくいタグにtitleタグあります。
h1タグは見出し、titleタグはページのタイトルを表すため、これらは用途に違いがあります。
titleタグはページのタイトルを表すHTMLタグで、以下のように<head>タグの中に記述します。
<head>
<title>SEO対策を踏まえたh1タグの正しい使い方とは?</title>
</head>
titleタグに記述した内容はブラウザのタブや履歴などに表示されます。
また、検索エンジンのSERPs(検索結果ページ)ではtitleタグに記述した内容がリンクテキストとして使用されます(残念ながらtitleタグが必ずSERPs反映されるわけではありません)。
h1タグとSEOの関連性
h1タグとSEOの関連性については、h1の役割を考慮するとSEOに影響があると考えて間違いありません。
なぜなら、h1タグは以下のようなSEO効果が期待できるからです。
- 検索エンジンに対してページの主題を伝えることができる
- ユーザーに対してページの内容を示すことができる
- SEO対策キーワードを含めることで検索順位を向上させることができる
h1タグの効果によってSEOに劇的な効果があるというより、h1タグを適切に設置していないページではSEO対策においてマイナス要素になると考えると良いでしょう。
SEOに効果的なh1タグの使い方・ルール
h1タグはSEOにおいて重要な要素ですが、記述すればなんでも良いというわけではなく、SEOに効果的なh1タグの使い方やルールを守ることでより高いSEO効果を得ることができます。
SEOに効果的なh1タグの使い方やルールは以下の通り。
- h1タグは複数ではなく1つだけ記述する
- SEO対策キーワードをh1に含める
- h1タグに画像を使用する場合はalt属性を記述する
- h1タグから入れ子構造で見出しタグを記述する
h1タグは複数ではなく1つだけ記述する
h1タグはページ内に複数ではなく1つだけ記述する方が好ましいと考えられます。
h1タグはページ全体の主題やテーマを示すものであり、ページ内に複数の主題やテーマがあるということはありません。そのため、ページ内に複数のh1タグを記述することでページの内容が曖昧になる恐れがあります。
一方で、Googleのジョン・ミューラー氏も自身のTwitterで「複数のH1を使っているサイトで何か問題を見たことがありますか?HTML5は2008年から存在している。(H1タグを複数使っても良い)」との見解を示しています。
h1タグを複数設置してもGoogleからの評価が落ちないとも言えますが、前述の通りページの主題やテーマを複数表す必要はないため、通常はh1タグを1つだけ記述する方が良いでしょう。
SEO対策キーワードをh1に含める
SEO対策をおこなうなら、h1タグにはSEO対策キーワードを含めることは必須です。
SEO対策キーワードをh1タグに含めることで、検索エンジンに対してページの内容とキーワードの関連性が高いことを示すことができます。
SEO対策キーワードをh1タグに含める際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
- キーワードは自然に組み込む
- キーワードは適切な長さにする
- 見出しの前半へ(可能な範囲で)キーワードを配置する
h1タグに画像を使用する場合はalt属性を記述する
h1タグに画像を使用する場合はalt属性を記述しましょう。
alt属性とは、画像の代替テキストを表すHTMLの属性で、以下のように記述します。
<h1><img src="画像のURL" alt="画像の説明"></h1>
SEO対策にも有効なalt属性には画像の内容や意味を簡潔に説明するテキストを記述しましょう。
alt属性を記述することで以下のようなメリットがあります。
- 画像が表示されない場合や読み込まれない場合に、代わりにテキストが表示される
- 視覚障がい者や検索エンジンなど、画像を見ることができないユーザーに対して画像の内容や意味を伝えることができる
- キーワードを含めることで、検索エンジンに対してページの内容とキーワードの関連性を示すことができる
h1タグから入れ子構造で見出しタグを記述する
見出しタグはh1タグから入れ子構造で記述するルールがあります。
入れ子構造の記述とはHTMLタグの中に別のHTMLタグを含めて階層的な関係を表すこと。
見出しタグでは、h1タグの中にh2タグ、h2タグの中にh3タグ、というように入れ子構造で記述することでページの構造を示すことができます。
SEOに効果的な見出し構成となるように必ずこのルールに基づいて見出しタグを記述しましょう。
h1タグに関するよくある質問
ここではh1タグに関するよくある質問と回答をご紹介します。
h1タグとtitleタグは同じ内容で良いのか?
はい、同じ内容で問題ありません。h1タグとtitleタグはその特性上、同じ内容になることは自然です。現在ご覧のこのページも若干の違いはありますがほとんど同じ内容を記述しています。
ロゴ画像をh1タグに設定しても良いのか?
はい、設定して問題ありません。その際はalt属性も忘れず記述しましょう。
h1タグのSEO効果まとめ
以上、h1タグについてSEO効果や適切な使い方をご紹介しました。
SEOにおいて重要な見出しの中でも最も重要度が高いh1タグを正しく使い、SEO対策を行いましょう。SEO対策に取り組む場合は「基礎SEO対策チェックリスト」に記載の基本項目も参考にしてみてください。
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