パーマリンクの最適な決め方とは?SEO対策を踏まえた設定を解説
公開日:2023年10月26日
WebページのURLの一部、パーマリンク。
このパーマリンクはSEO対策も考慮した最適な決め方があります。本記事ではパーマリンクの決め方やWordPressの設定手順を解説します。
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パーマリンクの決め方で大事な3つのポイント
パーマリンクはWebページのURLを構成する要素で、SEOにもユーザーにも影響を与えます。パーマリンクはSEOやUXに影響を与える要素のため、決め方には注意が必要。
ここではパーマリンクの決め方で大事な3つのポイントをご紹介します。
- パーマリンクがSEOに与える影響を考慮する
- パーマリングがUXに与える影響を考慮する
- 後から変更が不要のパーマリンク構造に決める
1.パーマリンクがSEOに与える影響を考慮する
パーマリンクは検索エンジンにとって情報源のひとつです。
検索エンジンがページを発見する際に参照し、検索結果ページに表示されるスニペットの一部としても使われるパーマリンク。パーマリンクは検索エンジンに対してページの情報を伝える役割を果たします。
パーマリンクがSEOに与える影響を考慮すると、ページを増やす前にサイト構造からしっかりと検討しておくべきだと言えます。
2.パーマリングがUXに与える影響を考慮する
パーマリンクはユーザーに情報を提供する要素でもあります。
パーマリンクはユーザーがWebサイトを訪れた際にブラウザのアドレスバーに表示される他、パーマリンクを含むURLはユーザーがWebサイトをブックマークしたり、SNSやメールなどで共有したりする際にも目にしますよね。
そのため、パーマリンクはユーザーに対してページの内容や現在表示しているページのアドレスを伝える役割を果たします。
パーマリングがUXに与える影響を考慮することも大切ですね。
3.後から変更不要のパーマリンク構造を検討する
パーマリンクは一度決めたら後から変更しなくて良いのが理想的。
パーマリンクを変更すると、検索エンジンやユーザーが以前のURLにアクセスした際にエラー画面や別のページに遷移させられる可能性があります。
これは、SEOやUXにマイナスの影響を与えるだけでなく、Webサイトの信頼性やブランドイメージも低下させかねません。やむを得ずパーマリンクを変更する場合は必ず301リダイレクトなどの適切な方法で対処しましょう。
おすすめの決め方はコレ!パーマリンクを最適化する方法
パーマリンクを最適化する方法は意外とシンプル。ここからはおすすめの決め方とその理由をご紹介します。
- 決め方1.短くシンプルなパーマリンクにする
- 決め方2.アンダーバーを使わず、ハイフンを使う
- 決め方3.日本語を使わない
決め方1.短くシンプルなパーマリンクにする
長く複雑なパーマリンクはSEOとUXの両面でマイナス要素です。
読み取りづらい、覚えにくい、共有時に途中で切れてしまう可能性があるなど、長く複雑なパーマリンクはマイナス要素が多いため極力割けたほうが良いでしょう。
短くシンプルなパーマリンクにすることで、検索エンジンやユーザーにとってわかりやすく魅力的なパーマリンクになります。
決め方2.アンダーバーを使わず、ハイフンを使う
半角英数字でパーマリンクを作る際には、アンダーバー(_)ではなくハイフン(-)で単語を区切りましょう。
アンダーバーを使ったパーマリンクでは検索エンジンが別の単語として認識できません。例えば「seo_writer」というパーマリンクは「seo」と「writer」の2つの単語ではなく、「seowriter」という1つの単語として扱われます。
これは検索エンジンがページの内容を正しく判断する妨げとなる可能性があります。
また、アンダーバーを使ったパーマリンクはユーザーにとって見づらいもの。
例えば「seo_writer」というパーマリンクは、下線が引かれた状態で表示されると「seowriter」と区別がつきにくくなります。
そのため、ハイフンを使って単語を区切ることで検索エンジンやユーザーにとってわかりやすいパーマリンクにしましょう。
決め方3.日本語を使わない
日本語を使ったパーマリンクはSEOやUXにとって不利な点が多い構造です。
日本語を使ったパーマリンクは検索エンジンにとって解釈しにくいだけでなく、ブラウザによっては文字化けしたり、URLエンコードされたりして、見た目が悪くなります。
さらに、日本語を使ったパーマリンクはユーザーにとって入力しにくい問題も。
そのため、日本語を使わないで英語や数字などの半角文字でパーマリンクを作りましょう。
WordPressの機能を活用したパーマリンクの決め方と設定手順
WordPressにはパーマリンクの設定を簡単に行うことができる機能があります。WordPressの機能を活用したパーマリンクの決め方と設定手順を見てみましょう。
「パーマリンク」メニューから設定する
WordPressでは管理画面の「設定」から「パーマリンク」メニューにアクセスすることで、パーマリンクの設定を行うことができます。
このメニューではサイト全体のパーマリンク変更が可能。
ここには6パターンの標準設定が用意されている他、カスタム構造を自由に指定できます。
標準設定のパーマリンク構造から選ぶ
WordPressではパーマリンク構造を標準設定から選ぶことができます。
標準設定に用意されているのは以下の6パターン。
基本
「https://example.com/?p=123」のような、ページや投稿のIDを使ったシンプルなパーマリンクです。
日付と投稿名
「https://example.com/2025/01/11/sample-post/」のような、ページや投稿の公開日時を使ったパーマリンクです。日付が重要な情報である場合に有効ですが、後から変更することが難しいため注意が必要です。
月と投稿名
「https://example.com/2025/01/sample-post/」のような、ページや投稿の公開月と名前を使ったパーマリンクです。
数字ベース
「https://example.com/archives/123」のような、ページや投稿のIDを使ったパーマリンクです。
投稿名
「https://example.com/sample-post/」のような、ページや投稿の名前を使ったパーマリンクです。
カスタム構造で決める【おすすめの設定】
カスタム構造を選択した場合、自分でパーマリンクの形式を決めることができます。
用意されているカスタム構造のタグから「%category%」と「%postname%」を選択すると、「https://example.com/category/sample-post/」というように、ページや投稿のカテゴリーと名前を使ったパーマリンク構造に。
これはサイト構造を分かりやすく反映させることができるため、おすすめの設定の1つです。
他にもページ毎にパーマリンクを設定する手間を省きたい場合は、「%category%」と「%post_id%」の組み合わせもおすすめ。
「%postname%」の方がSEOに有利という見解もありますが、日本語圏で英数字のパーマリンクにすること自体がSEO大きくプラスに働くかどうかは疑問です。
かつて検索キーワードと一致する日本語ドメインがSEOに有利だったこともありましたが、今はそのようなこともないことから、特に差は出ないと考えられます。
その他、WoedPressで設定できるカスタム構造のタグ一覧は以下の通りです。
タグ |
説明 |
%year% |
公開年(4桁) |
%monthnum% |
公開月(2桁) |
%day% |
公開日(2桁) |
%hour% |
公開時(24時間制、2桁) |
%minute% |
公開分(2桁) |
%second% |
公開秒(2桁) |
%post_id% |
ID番号 |
%postname% |
スラッグ |
%category% |
カテゴリー名 |
%author% |
著者名 |
パーマリンクの決め方まとめ
本記事ではパーマリンクの決め方について解説しました。
SEOとUXを考慮し、後から決め直しする必要がないようにパーマリンクを設定しましょう。
その他、基本のSEO対策に取り組む場合は「基礎SEO対策チェックリスト」に記載の基本項目も参考にしてみてください。
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