インデックス数の調べ方3種類を解説!増やすためのSEO対策とは?
公開日:2023年11月16日
SEO業務で調べる機会があるインデックス数。
ページがインデックスされない限り検索結果に表示されないため、SEO対策において大事な要素です。本記事ではインデックス数の調べ方3種類と、インデックス数を増やすSEO対策をご紹介します。
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インデックス数とは
インデックス数とは、Googleが検索結果に表示するために収集したウェブページの数のこと。
インデックス数が多いということは、Googleがそのサイトのコンテンツを多く認識しているということ。
しかし、インデックス数が多いからといって、必ずしも検索順位が上がるわけではありません。インデックス数はあくまでGoogleがそのサイトをどれだけ把握しているかの目安。
インデックス数を調べることはSEO担当者にとって必要なケースはありますが、インデックス数を適切に解釈することも重要になります。
インデックス数の調べ方
インデックス数の調べ方には、主に以下の3つの方法があります。
- Googleサーチコンソールで調べる方法
- 「site:」検索で調べる方法
- SEOツールで調べる方法
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
Googleサーチコンソールで調べる方法
Googleサーチコンソールとは、Googleが提供するWebサイト管理者向けの無料ツールです。Googleサーチコンソールを使うと、自分のサイトのインデックス状況や検索パフォーマンスなどを確認することができます。
インデックス数の調べ方は、Googleサーチコンソールの「ページ」から「登録済み」のページ数を確認するのみ。
- Googleサーチコンソールにログインする
- 左メニュー「インデックス作成」の「ページ」を表示する
- 「登録済み」のページ数を確認する
この画面ではインデックス数と未登録数(GoogleのクローラーがURLを発見したものの、何らかの理由でインデックス登録していないページ)の推移が表示されます。
グラフの下にある「ページがインデックスに登録されなかった理由」で得られる情報も貴重なもの。理由を調べて原因を解消させるとインデックス数を増加させられます。
「site:」検索で調べる方法
「site:」検索とは、Googleの検索ボックスに「site:」という演算子を使って特定のサイトのインデックス数を調べる方法です。
「site:」の後に調べたいサイトのドメインを入力すると、そのサイトにインデックスされているページの数が表示されます。
例えば、「site:https://www.creal.co.jp/」と検索すると、サイトにインデックスされているページの数が表示されます。
また、「site:https://www.creal.co.jp/column/」と検索すると、/column/ディレクトリ内のブログページのみに絞ってインデックスされているページの数が表示されます。
但し、このインデックス数の調べ方は決して精度が高くないため、参考程度に見るようにしましょう。
インデックス数を調べる必要性
インデックス数を調べることは、SEO担当者にとって必要な業務です。
なぜなら、インデックス数は自分のサイトのコンテンツがどれだけGoogleに認識されているかの目安であり、検索ユーザーが見つけられるページ数の上限でもあり、検索順位にも影響するからです。
しかし、インデックス数を調べるだけでは十分ではありません。インデックス数を調べたら次に以下の2つの点に注意が必要です。
- 意図した通りにページがインデックスされていることが重要
- 単純にインデックス数が多いと良いわけではない
それぞれの点について、詳しく見ていきましょう。
意図した通りにページがインデックスされていることが重要
インデックス数を調べるときには、どのページがインデックスされているかも重要です。
インデックスされていないページは検索結果に表示されないため、ユーザーに見つけてもらう機会がありません。そのため、自分が意図したページがインデックスされていることが重要です。
インデックスされていないページの原因は、以下のようなものがあります。
- 検索エンジンのクローラーがページの存在を発見していない
- 検索エンジンのクローラーがまだクロールしていない
- ページにnoindexタグやrobots.txtでのブロックなど、インデックスを妨げる設定がされている
- 検索エンジンのクローラーがクロールした結果、インデックスしないと判断した
これらの原因を解消することで、インデックスされていないページをインデックスさせることができます。
また、意図しないページが誤ってインデックスされていないかも確認し、インデックス状況をコントロールしましょう。
単純にインデックス数が多いと良いわけではない
インデックス数を調べるときには、インデックスされているページの量だけでなく、インデックスされているページの質も重要です。単純にインデックス数が多いからといって、必ずしも検索順位が上がりやすくなるわけではないからです。
インデックス数が多すぎると、以下のようなデメリットがあります。
- 不要なページがインデックスされている場合は、サイトの品質を低く評価される可能性がある
- ページのクロールやインデックスにかかる時間やリソースが増える
- ページの重複が発生すると評価が分散されてしまい、検索順位が下がる
これらのデメリットを避けるためにインデックス数を適切にコントロールしましょう。インデックス数をコントロールする方法としては以下のようなものがあります。
- ページにnoindexタグやrobots.txtでのブロックなど、インデックスを制御する設定をする
- ページにcanonicalタグを設定し、URLを正規化する
- ページに内部リンクや外部リンクを適切に設置する
これらの方法を使って、インデックスさせるページとインデックスしたくないページを明確に区別しましょう。
SEO担当者が実施するべきインデックス数の増やし方
インデックス数を増やすこともSEOにおいて重要です。
なぜなら、インデックス数が増えるということは、検索エンジンがサイトのコンテンツを多く認識しているということで、充実したコンテンツや専門性の高さは検索順位に影響する要素の一つだからです。
ページを増やしても思うようにインデックス数が増えない場合は、ページをクロールされていないのか、クロールした上でインデックス登録されていないのかを切り分けて考えます。
これらはGoogleサーチコンソールで調べられるため、それぞれの要因でインデックスされていないページ数をチェックしてみましょう。
ページをクロールされていない場合
ページをクロールされていない場合、クローラーを呼び込むために以下の対策が有効です。
- URL検査からインデックス登録をリクエストする
- Indexing APIでクローラーを呼び込む
- サイト全体の内部リンクやコンテンツを見直す
詳細は「検出 – インデックス未登録」の原因と対策を解説したこちらの記事をご覧ください。
クロールした上でインデックス登録されていない場合
クロールした結果、検索エンジンがインデックス登録しないと判断した場合は以下の対策が有効です。
- ページのコンテンツを改善する
- サイト内のコンテンツ重複を解消する
- canonical(カノニカル)タグを設置する
- インデックス不要ページは対処不要と理解する
また、インデックス登録されるまでには時間がかかる場合があるため、時間が経つと自然とインデックスされるケースもあります。
詳細は「クロール済み – インデックス未登録」の原因と対策を解説したこちらの記事をご覧ください。
インデックス数の調べ方まとめ
本記事ではインデックス数の調べ方や増やす方法をご紹介しました。
インデックスの仕組みを理解して、担当サイトのSEOを向上させましょう。
その他、基本のSEO対策に取り組む場合は「基礎SEO対策チェックリスト」に記載の基本項目も参考にしてみてください。
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