Googleのサイトリンクとは?検索結果に表示される仕組みを解説

公開日:2024年01月18日

Googleの検索結果に表示されるサイトリンク。

自社が運営するWebサイトのサイトリンクが表示されると検索流入の増加が見込めるため、サイトリンクの表示には大きなメリットがあります。本記事ではサイトリンクとは何か、検索結果に表示される仕組みを解説します。

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Googleのサイトリンクとは

Googleのサイトリンクとは、SERPs(検索結果)に表示される、Webサイトの下位ページへのリンクのこと。

例えば、「クリエル」と検索した際には、弊社Webサイトのトップページだけでなく、会社案内や料金プランなどのページへのリンクも一緒に表示される場合があります。

「クリエル」検索時のサイトリンク表示例

上図のような表示がサイトリンクです。

検索結果に表示される仕組み

サイトリンクはGoogleが自動的に生成するもので、Webサイトの所有者がサイトリンクを確実に表示させる方法はありません

しかし、Google公式ドキュメントには将来的にサイト所有者によってサイトリンクを設定できるようにする可能性があることが記載されています。

現時点では、サイトリンクは自動化されています。Google はサイトリンクのアルゴリズムの質の向上に常に取り組んでおり、将来は、サイト所有者による入力を取り入れる可能性もあります。

(出典:サイトリンクの定義と表示について | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers

もし今後サイト所有者による設定でサイトリンクを表示できるようになれば必ず対応しておきたいですね。

現在のGoogleではサイトリンクの表示を自動化し、検索キーワードとWebサイトの関連性やWebサイトの構造、ページの内容などを分析して、サイトリンクを表示するかどうかを判断します。

サイトリンクのメリット

サイトリンクが表示される大きなメリットは、SERPsに表示される自社サイトの専有エリアが増えること。これにより、検索ユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率やアクセス数が増加する可能性が高まります。

また、Webサイトの信頼性が高まるメリットもあります。サイトリンクはGoogleがそのWebサイトを重要と判断したことを示すため、信頼性を高める要素としてもサイトリンクが表示されるメリットがあると言えます。

サイトリンクをGoogle向けに設定する方法

前述の通り、サイトリンクを表示させるための確実な方法はありません。

しかし、Googleがサイトリンクを生成する際に参考にするWebサイトの構造や内容については、よりサイトリンクが表示されやすいようWebサイトを工夫することが可能。

以下に、サイトリンクが表示されやすくするための方法をご紹介します。

論理的な構造でサイトを制作する

サイトリンクはWebサイトの下位ページへのリンクです。

そのため、GoogleがWebサイトの構造を理解しやすいように、論理的で分かりやすいサイト構造とすることが重要です。Webサイトはトップページから下位ページへと階層化されている構造が理想で、各ページの内容や役割が明確であることが必要です。

また、各ページのタイトルやURLもページの内容を表すものにしましょう。

ナビゲーションにリンクを設置する

ナビゲーションとは、Webサイトの各ページに設置される、Webサイト内の他のページへのリンクのこと。ナビゲーションには、ヘッダーやフッター、サイドバーなどに設置されるものがあります。

ナビゲーションにリンクを設置することで、Webサイトの構造や内容をGoogleに伝えることができます。

ナビゲーションに設置するリンクは、Webサイトの主要なページやカテゴリーなど、ユーザーニーズが高いものに限定し、不要なリンクを削除することで、ユーザーにとっても有益なナビゲーションになります。

内部リンクを設置する

Webサイト内のあるページから、同じWebサイト内の別のページへの内部リンクも有効。内部リンクを設置することで、Webサイトの関連性や重要性をGoogleに伝えることができます。

内部リンク設置の際のポイントは以下と通りです。

  • リンク元ページと関連性が高いページへリンク設置する
  • リンク先ページの内容を表すアンカーテキストを設置する
  • 適度なリンク数を設置する

XMLサイトマップを設置する

Webサイトの構造や内容をGoogleに伝えるためのXMLサイトマップ。XMLサイトマップにはWebサイト内の全てのページのURLや更新日時などの情報が記載されています。

XMLサイトマップを設置することで、GoogleがWebサイトを効率的にクロールすることができるため、サイトリンクの表示判断にも役立ちます。

サイトリンクだけでなく、GoogleのクローラーがWebサイトを巡回しやすくなるメリットもあるため、XMLサイトマップは必ず設置しておきましょう。

Googleのサイトリンクを削除する方法

サイトリンクは多くの場合表示されるメリットがあるものですが、場合によっては管理するWebサイトのサイトリンク表示を削除したいこともあるでしょう。

例えば、サイトリンクで表示される下層ページが重要でないもの、露出を控えたいものであれば、サイトリンクが表示されることはむしろマイナス要素となってしまします。

Webサイトの所有者がサイトリンクの削除を操作することはできませんが、以下の方法によって対応は可能です。

  • Webサイトからページを削除する
  • noindexタグを設置する

Webサイトからページを削除する

サイトリンクに表示されるページをWebサイトから完全に削除することで、サイトリンクからも削除される可能性があります。

ただし、この方法は削除対象ページが不要なページであることが前提

もしサイトリンクには表示したくないけど、ユーザーにとって必要なページであればこの方法によって別の問題が起きてしまいます。この場合は後述のnoindexタグ設置で対応しましょう。

また、削除した場合、対象ページをGoogleがクロールしてSERPsへ反映するまでにはタイムラグがあることもあらかじめ理解しておきましょう。

noindexタグを設置する

noindexタグとは、Webサイトのあるページに設置することで、Googleにそのページをインデックスしないように指示するタグのこと。

noindexタグを設置することで、サイトリンクに表示されるページをSERPsから除外することができます

ページそのものは削除できない必要なもので、検索ユーザーには表示したくない場合、この方法は有効です。ページ自体が不要で削除できるものであれば、ページを削除して対応しましょう。

Googleのサイトリンクまとめ

本記事ではGoogleのサイトリンクの仕組みとWebサイトのおける表示のための対策をご紹介しました。

検索ユーザーを逃さないために有効なサイトリンクが表示されやすいよう、自社サイトでできる対策に取り組んでいきましょう。また、弊社では現在、貴社サイトのSEO診断を無料で実施しています。SEO分析に興味がある場合はぜひお気軽にご活用くださいね。