SEO戦略の効果的な立案方法を公開!失敗を防ぐ方法とは?
公開日:2024年03月27日
Webサイトを立ち上げる際に定めておきたいSEO戦略。
戦略無きSEO施策を短期的に取り組んでも望む成果を上げることは難しく、SEO戦略に基づいたサイト運営が必要です。そこで本記事では失敗を防ぐ効果的なSEO戦略の立て方について解説します。
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SEO戦略とは
SEO戦略とは、自社が検索エンジン最適化(SEO)をおこなう上で、Webサイトの目的を達成するための中長期的な事業計画のこと。
Webサイトのポジショニングや、誰に何を提供するのか、どのようなキーワードで上位表示を狙うのか、そのためにどのようなコンテンツを作成してサイト内外の最適化を図っていくのかといった、包括的なSEO施策の実施計画を指します。
SEOは日々の地道な活動の積み重ねが成果につながる施策。
単発の施策だけでは限界があるため、しっかりとしたSEO戦略のもと、計画的に様々な施策を組み合わせて実行していくことが欠かせません。
ゴールに向けて効率的に進めるためのロードマップとして、SEO戦略の重要性は非常に高いのです。
なぜSEO戦略が必要なのか
SEO戦略が必要な理由は、SEOを効果的に進める上で、ただやみくもに日々の施策を行うだけでは不十分だから。
SEO施策は実行してから効果が出るまでに時間がかかるものが多く、長期的な計画に基づいて地道にSEO対策をおこなう必要があると同時に、検索アルゴリズムや市場環境の変化などに応じて短期的には臨機応変な対応も求められます。
SEO戦略がない状態で目先の対応に追われながらSEO対策に取り組むと、中途半端な施策になってしまったり、長期的なゴールを見失ってしまったり、結果的に失敗に終わる可能性が高くなってしまいます。
一方、しっかりとしたSEO戦略があれば、変化へスピード感を持って柔軟に適応しながらも、ブレることなくSEO戦略に基づいた施策を実行できるんですね。
SEOで成果を出し、それを持続させるためには戦略なきSEO対策では難しいのが現実。だからこそ、SEO戦略を練ることが重要なのです。
これで失敗しない!効果的なSEO戦略の立案方法
SEOで成功するために欠かせないSEO戦略ですが、どのように戦略立案すると良いのでしょうか。
ここでは実際にSEO戦略を立案する際の特に重要なポイントを見ていきましょう。
自社がSEO戦略に取り組む理由を明確にする
まず、なぜSEO戦略に取り組むのかを明確にします。
Webサイトへの流入数を増やしたい、お問い合わせ数を増やしたい、新規会員を獲得したい、ブランド認知度を向上させたいなど、SEOに期待する役割はサイトによって様々。
同時に、SEO以外にもマーケティング施策がある中で、なぜ他の施策ではなくSEOに取り組むのか、なぜSEO施策の優先度を上げるのかも考えて明確化しておきましょう。もしかしたら、SEOよりもWeb広告を優先的に取り組む方が良い可能性もあるからです。
SEO戦略に取り組む理由を明確にして、SEO施策によって目指すゴールを具体的にイメージできるよう、しっかり言語化しておくことが大切です。
誰にどのような価値を提案するかを設計する
次に、Webサイトを通じて誰にどのような価値を提案するのかを考えます。
ターゲットとなるペルソナを明確にした上で、そのペルソナが抱える課題は何か、自社のサイトはその課題をどのように解決できるのかを明確化します。
このターゲット設計と価値設計はSEOにおけるコンテンツ戦略の根幹をなすもの。ユーザー視点に立ったコンテンツを提供し続けることこそ、SEOで長期的な成果を生むための鍵となります。
SEO戦略で実現したい状況を可視化する
SEO戦略を立案する際は、将来の理想的な状態を描いておくのも重要。
- 上位表示されている検索キーワード
- 検索流入数やコンバージョン獲得数
- 業界内で獲得しているポジション
- 自社マーケティング施策におけるWebサイトの位置づけ
- 経営指標への直接的または間接的な貢献
このように様々な視点から「理想の姿」を具体的に思い描いておけば、そこから逆算してSEO戦略を立案しやすくなるはずです。
1年後の目標を定量的に設定する
イメージしたサイトの「理想の姿」を実現するための目標値を、計測可能な指標で定量的に設定しましょう。
- 制作したコンテンツ数
- 特定キーワードの検索順位
- Webサイトへの検索流入数
- コンバージョン数
- 売上件数、売上金額、収益額
- 指名検索数
上記のように数値化しやすいものについて明確な目標を定めておくと、SEO戦略の進捗チェックがしやすくなりますね。目標は達成可能な範囲内で高すぎず低すぎないよう、自社の状況をよく見極めて数字を設定することが肝要です。
3種類のSEO対策を理解して計画を立てる
SEO対策は以下の3つに分けられます。
- テクニカルSEO
- コンテンツSEO
- 外部SEO
SEO戦略の方針に則って、この3種類のSEO対策を具体的な実施計画へと落とし込んでいきましょう。それぞれの要素について、「いつまでに・何を・どのようにおこなうのか」を詳細まで計画に落とし込みます。
SEO対策に取り組む基本となる順番は上記の番号順で、最初にテクニカルSEOでWebサイトの土台を整えてから、コンテンツSEOでユーザーにとって価値あるページを用意し、外部SEOで表示順位の上昇を狙いうのが王道のSEO対策。
テクニカルSEOを中心としたSEO内部対策の詳細や、コンテンツSEOで重要なSEO記事の書き方は、それぞれの記事で別途詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
Webサイトの運営体制を決める
最後に、ここまでに設計したSEO戦略を実際に進めていくための運営体制を決定します。
基本的にSEOの取り組みには様々な部門間の連携が欠かせません。
Webサイト制作、コンテンツ制作、外部対策、データ分析など、取り組む施策に合わせて必要なスキルを備えたメンバーをアサインして体制を整えておきたいところ。
社内での対応が難しい業務はSEO支援会社への外注も組み合わせて運営体制を検討してみてください。
加えて、進捗のチェックや軌道修正をおこなうためのPDCAサイクルを回す仕組みと実行役も必要です。定期的に成果状況を確認し、戦略や施策の妥当性を検証しながらSEO対策に取り組みましょう。
SEO戦略を戦術へ落とし込む方法
SEO戦略を立案できたら、次はそれを適切に実行に移すことが大切。戦略を着実に遂行するために戦術へ落とし込む具体的な方法を見ていきましょう。
SEOの基本を理解して忠実に実行する
SEO対策で何よりも大切なのは、SEOの基本を正しく理解し、それに即した施策を地道に積み重ねていくこと。検索エンジンが重視するポイントは常に変化していますが、SEOの根幹にある以下の考え方は今も昔も変わりません。
- ユーザーファーストなコンテンツを心がける
- 検索エンジンが理解しやすいWebサイトを制作する
- 検索エンジンを騙そうとしない
基本原則を常に意識しながら、戦略に沿った施策を着実に実行しましょう。
成果ではなく実行ベースで管理する
日々の作業において、目標とする数値との比較に目がいきがちですが、SEO戦略においては特に注意が必要。
SEOは継続的な取り組みによる複合的な効果が重要なため、短期的な数値の浮き沈みに一喜一憂していては、かえってSEO戦略との整合性が取れなくなる恐れがあります。むしろ、目標の達成度よりも「戦略に基づいた施策が着実に実行できているか」を重視してみてください。
その上で、特にSEO施策開始当初は成果ではなく、計画通りSEO施策を実行できているかを管理指標として取り組むことをおすすめします。
レビューとリプランを繰り返す
SEO戦略は最初に立案しますが、実行する中で常に戦術のアップデートが求められるもの。現場の知見を活かし、環境の変化に応じて、定期的に計画の見直しとSEO施策の修正を図ることも必要です。
週次や月次などのサイクルに応じてレビューする項目を設けるのがおすすめ。
例えば、週次では選定キーワード数や制作コンテンツ数を振り返る、月次ではWebサイト全体の集客状況やコンバージョンを振り返るなど、柔軟に設定してみましょう。
計画通りに進まない部分はどこか、予想外の変化はあるか、新たなチャンスが生まれていないか。
SEO実施計画と現状のズレを確認し、軌道修正しながらPDCAサイクルを小さく回し続けることが、成果に直結するSEO戦略実行のコツなのです。
ツールを有効活用する
戦略の立案から実行、評価・改善まで、SEO対策のあらゆるフェーズで、作業の効率化や精度向上につながるツールが多数あります。
例えば、キーワードの選定や競合分析にはGoogleの無料ツール「キーワードプランナー」やSEOツール「ahrefs」が、Googleのインデックス状況や検索クエリチェックには「Googleサーチコンソール」が役立ちます。アクセス解析なら定番のGA4を使うのが良いでしょう。
ツールはSEO戦略の推進において強力な武器。
うまく使いこなすことでより効果的なSEO対策をおこなえますが、手段が目的化しないよう注意が必要です。
SEO戦略のまとめ
本記事ではSEO戦略について解説しました。
多岐にわたるSEO施策を前にするとつい大事なSEO戦略の立案を飛ばしてSEO対策の実行から取り組みがちですが、SEO戦略に時間をかけることで失敗を回避できるもの。目標成果の達成へ最短で突き進むためにもSEO戦略から取り組んでみてください。
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