オウンドメディアでマネタイズ!2種類の収益化と手法を解説

更新日:2024年06月07日

オウンドメディアで集客した後に、どうするか悩みがちなのがマネタイズ。

ビジネスである以上はマネタイズの方法まで考えて計画を立てる必要があるため、本記事ではオウンドメディアのマネタイズ手法を解説します。

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オウンドメディアのマネタイズ設計2パターン

オウンドメディアでのマネタイズは大別すると2つのパターンに分かれます。

  1. オウンドメディア完結型のマネタイズ
  2. 間接的に事業貢献するマネタイズ

1.オウンドメディア完結型のマネタイズ

1つ目のマネタイズパターンは、オウンドメディアでの広告収入や自社商材の販売など、オウンドメディア内で収益化を完結させる方法です。

これはオウンドメディア単体で直接利益を生み出すマネタイズ手法

ただし、一般的にオウンドメディアの訪問ユーザーは情報収集目的の見込み客が中心です。過剰な広告の設置や記事コンテンツと乖離した商材を不自然にセールスすると、ユーザー体験を損なう恐れがあるので注意が必要ですね。

2.間接的に事業貢献するマネタイズ

2つ目のマネタイズパターンは、オウンドメディアを通して見込み客を獲得し、別の収益ポイントへつなげていく間接的なマネタイズのパターン

オウンドメディアで質の高い情報を発信し続けることで、企業の認知度やブランドイメージを高めたり、問い合わせを増やしたりすることができます。

これらは直接的な売上にはつながりませんが、事業の成長へ間接的に貢献します。オウンドメディア内で無理にマネタイズを狙わないことで企業全体としてより大きく収益を得ることも可能です。

オウンドメディア完結型のマネタイズ手法

ここからは、具体的なマネタイズ手法を見ていきましょう。

オウンドメディアで完結するマネタイズの具体的な手法として、広告による収益化と自社商材の販売が挙げられます。

広告による収益化

オウンドメディアに広告を掲載して広告収入を得るマネタイズ手法。

例えば、バナー広告インフィード広告を表示したり、アフィリエイト広告を設置したりすることで、クリックやコンバージョンに応じて収入が発生します。

ただし、広告の内容や掲載方法によってはユーザー体験を損ねる可能性もあるため慎重な検討も必要。

一方で、オウンドメディアの収益化のハードルが比較的低いマネタイズ手法です。

自社商材販売による収益化

オウンドメディア上で自社の商品やサービスを販売し、直接マネタイズする方法もあります。

例えば、オンライン決済でデジタルコンテンツを販売したり、オウンドメディア読者限定の特別プランを用意して申し込みを受け付けたり、オウンドメディアから直接売上が発生するビジネスモデルですね。

ユーザーが記事を読んで興味を持ったタイミングで購買につなげられるのは大きなメリット。

ただし、記事の内容と商材の関連性が薄かったり、ユーザーのニーズから外れていたりすると、販売につながりにくいだけでなくユーザー体験を損ねるので注意しましょう。

間接的に事業貢献するマネタイズ手法

次にオウンドメディアを通して間接的に事業に貢献するマネタイズ手法も見ていきましょう。

ここでは、間接的に事業貢献できる4つの方法をご紹介します。

認知の拡大

オウンドメディアで質の高い情報を継続的に発信することで自社の認知度を高められます。

検索流入を増やしたり、SNSでのシェアを狙ったり、オウンドメディアからの集客数を増やすことで認知拡大が可能。認知度が上がれば商品やサービスを検討する際に自社が選択肢に入りやすくなるため、自社名や運営サイト名をユーザーから想起される状態が理想的です。

認知拡大することで営業活動においても、「いつも記事を読んでいます!」と言ってもらえるお客様が増えると、スムーズに商談を進められますよね。

リードの獲得

オウンドメディアは自社の商品やサービスに興味を持つ見込み顧客を集めるのにも効果的。

例えば、コンテンツ内に資料請求やセミナー申し込みのフォームを設置するとリード獲得できます。また、メールマガジンの登録を促す方法も。

見込み顧客の情報を収集し、関係構築していくことで、将来的な売上アップににつなげられます。

 

見込み顧客がオンライン上で比較検討をおこない、選択肢を絞ってから担当営業へ接触する傾向が強いBtoBにおいては、リードを獲得して早い段階から見込み顧客と接点を持つ重要性が高まっています。

自社の商品やサービスへのニーズはあってもまだ情報収集段階のような潜在ニーズの見込み顧客からの売上は期待しにくいものですが、MA(マーケティングオートメーション)を上手く活用してリードを獲得して継続的な接点を作り、ニーズが顕在化したタイミングで営業活動をおこなうことは売上アップに大きく貢献します。

お問い合わせの獲得

リードの獲得よりも売上に近いのが問い合わせの獲得。

オウンドメディアの記事で見込み顧客のニーズに応え、課題解決の糸口を提示して自社の商品やサービスへ興味を持ってもらえたらお問い合わせにもつながります。特にBtoBビジネスでは、見込み度合いが高いお客様との商談をおこなうためにも問い合わせ数を伸ばすことは売上に直結します。

お問い合わせの獲得はリードの獲得に比べると難易度が上がるため、オウンドメディアの集客状況を踏まえて、リード獲得を優先するのか、お問い合わせの獲得を狙うのかを比較検討しましょう。

ナーチャリング

記事を読んだ時にはそのままオウンドメディアから離脱したユーザーでも時間をおいて再訪してもらえることがあり、その回数が増えるほどオウンドメディアは見込み顧客との関係構築に貢献します。

記事コンテンツだけでなく、セミナーの動画を見てもらったり、ホワイトペーパーをダウンロードしてもらったりと、様々なコンテンツを通じた関係構築も可能。

こうしたナーチャリングによる、将来的な売上のきっかけ作りとしてもオウンドメディアは事業に間接貢献できるんですね。

収益モデルの難易度と収益性は相関関係が強い

オウンドメディアのマネタイズモデルを見てきましたが、一般的にマネタイズの難易度と収益性には相関関係があります

例えば、広告を設置してクリック課金でマネタイズするなら比較的簡単に始められるものの、収益性が高いとは言えず、大きくマネタイズするには膨大なアクセス数が必要になります。

 

一方、お問い合わせの獲得は難易度が上がり、オウンドメディア単体での売上も発生しませんが、その後の営業フェーズや取り扱い商材によっては高い収益性も見込めます。

リード獲得はお問い合わせの獲得に比べると売上につながる確率は下がり、見込み顧客一人あたりの収益性は下がります。それでも、お問い合わせの獲得数よりも多くの数が見込めるため、結果的には売上貢献度が高くなるケースも。

 

大切なのは自社の状況に合ったマネタイズ手法を見極めること。

オウンドメディア単体で完結させるのか、それとも事業への間接的な貢献を目指すのか、オウンドメディアの費用対効果も考慮して自社にとって最適な収益化の仕組みを設計しましょう。

オウンドメディアのマネタイズ手法まとめ

以上、オウンドメディアのマネタイズについて、2つのパターンと具体的な手法を見てきました。

オウンドメディアのマネタイズは一朝一夕では実現できません。まずはユーザーに価値ある情報を届け、その上で自社にとって最適な収益化手法を模索していきましょう。

また、オウンドメディアで成果を伸ばすにはマネタイズ手法の選択だけでなく、CVRの地道な改善も欠かせません。弊社が集客フェーズの次に取り組んで成果を引き上げた「CVR改善ノウハウ」もぜひ参考にしてみてくださいね。

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