オウンドメディアの費用相場は?コストを抑える方法もご紹介
更新日:2024年06月07日
意外と少なくないオウンドメディア運営に必要な費用。
個人ブログから大規模なオウンドメディアまで、実施内容によって費用は大きな差があり、内製と外注によっても見込むべき費用は変わりますよね。本記事ではオウンドメディアの費用相場について解説します。
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オウンドメディア運営の費用と相場
オウンドメディアを運営するにはどれくらいの費用がかかるのか、これを考える上で理解しておきたいのがオウンドメディア運営に必要な業務の内訳です。
一口にオウンドメディアと言っても、戦略設計費用、Webサイト制作費用、記事コンテンツ制作費用、クリエイティブ制作費用、運営費用など様々な費用が発生します。
オウンドメディアの外注費として想定するか、内製で対応するか、業務毎に分けて試算していきましょう。
戦略設計費用
オウンドメディア運営の最初のステップは戦略設計です。
ターゲットとなるユーザー層の設定、競合分析、自社のポジショニングや差別化ポイントの明確化、KPIの設定など、オウンドメディアの方向性を決める重要な工程ですね。
戦略と設計を支援会社へ依頼する場合、通常はオウンドメディアの運用開始前に1回おこなうのみで、費用相場は30万円~50万円が目安。
Webサイト制作費用
オウンドメディアを運営するためにはWebサイトの制作が必要不可欠。
デザインの品質や機能の豊富さによって費用は大きく変動しますが、シンプルなオウンドメディアであれば費用相場は100万円~200万円程度。
見栄えの良いWebサイトを制作するだけでなく、制作後の運用のしやすさや成果が出るオウンドメディアのサイト構造にするなど、実力がある制作会社の選定も重要です。
依頼する制作会社にノウハウがあり、制作会社自身がオウンドメディアで成果を出せているかどうかをチェックしておきましょう。
記事コンテンツ制作費用
オウンドメディアの成否を決めるキモとなるのが記事コンテンツです。
オウンドメディアを運営する上で、ユーザーに価値を提供し、検索結果で上位表示を狙うためには質の高い記事コンテンツの制作が欠かせません。成果を上げるにはその前にユーザーへ価値提供することが前提となるからです。
ライターへの原稿料は文字単価が1円や記事単価が5,000円といった格安な場合もありますが、高品質な記事コンテンツ制作で一定品質を担保したい場合、文字単価10円~が費用の目安。
クリエイティブ制作費用
記事の内容を補完するイラスト、グラフ、インフォグラフィック、動画など、ビジュアルコンテンツの制作にもコストがかかります。
画像制作は素材を利用した簡単なものなら1点1~2万円が相場。
インフォグラフィックのような工数がかかるクリエイティブや動画は単価が上がります。クリエイティブ制作にどれだけ力を入れるかによってトータルの費用は大きく変動します。
オウンドメディア運営費用
オウンドメディアを軌道に乗せ、継続的に運営するための費用もあらかじめ想定しておきましょう。
サーバー代は大規模サイトでなければ月額数千円〜1万円程度。アクセス解析ツールやソーシャルメディア運用ツールなどのサービス利用料も発生する場合があります。
さらに運営を内製化できるマーケティング人材が不足している場合は、外部の運用コンサルティングサービスを活用して社内へ知見を溜めることも検討しておきたいところ。
支援内容によって費用相場の幅が広くなりますが、目安としては月額15万円~50万円となります。
一方で、魅力的に映る高機能なマーケティングツールは、アクセスが一定数集まるまでは有効活用が難しいものが多いため、最初から大きな費用をかけて導入する必要がないケースも多いため、導入ツールは慎重に選定しましょう。
オウンドメディアの費用を抑える方法
オウンドメディアの運営には一定の費用がかかります。
一方で、費用をできるだけ抑えつつ、成果を出す工夫の余地もあるため、ここからはオウンドメディアの費用を抑える方法を見ていきましょう。
これらを上手く取り入れることで、費用対効果が高いオウンドメディア運営が期待できます。
テンプレートを利用してWebサイト制作費用を抑える
オウンドメディアのためにWebサイトをゼロベースでフルスクラッチ制作すると費用がかさんでしまいます。
そこで、費用を抑えるために既存のテンプレートやCMSを活用することも検討してみましょう。
WordPressをはじめとするCMSを使えばフルスクラッチ制作と比べると初期費用を抑えられます。デザインや機能のカスタマイズ性は多少制限されますが、コストパフォーマンスに優れていることもあり、現在WordPressは世界中で利用されています。
生成AIを活用して記事コンテンツ制作費用を抑える
近年、ChatGPTに代表される生成AIツールが普及しています。
これらのAIツールを上手く活用すると記事コンテンツの制作コストを大幅に下げる余地があります。生成AIでドラフトを作成し、コンテンツに対する専門スキルがある人が校正・編集するといった運用なら、コストを抑えつつ高品質な記事コンテンツの制作が可能。
これはオウンドメディア運用に限った話ではありませんが、AI活用は必須となっていくでしょう。
生成AIを活用してクリエイティブ制作費用を抑える
記事コンテンツだけでなく、イラストやロゴなどのクリエイティブ制作でも生成AIの活用が可能。
Midjourney、DALL-E、Stable Diffusionといった画像生成AIを使えば、低コストで高品質なビジュアルを制作できます。生成するクリエイティブの著作権には注意が必要ですが、これからさらに活用の幅が広がる領域ですね。
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最小費用で成果を出すポイント
うまく費用を抑えたとしてもオウンドメディアで成果を出すのは簡単ではありません。ここでは最小費用で成果を生み出すためのポイントをご紹介します。
自社の責任者がやり抜く前提で事業計画を立てる
オウンドメディアは継続が力。
中長期的にやり抜くためには自社の責任者が本気でコミットする必要があります。すぐに結果が出なくても計画通りに実行すると決意し、責任者がリーダーシップを発揮して社内外の関係者を巻き込みながらやり抜きましょう。
そのためにもあらかじめ中長期に渡って事業計画を立てる必要があります。
ランチェスター戦略で小さな成果を目指す
オウンドメディアへの投資費用が少ない内から少しでも早く成果を出すという点で、参入市場やターゲットを絞り込むことも重要です。
競合の少ないニッチな領域で勝負するランチェスター戦略がおすすめ。
無闇に広いテーマでオウンドメディアを展開すると競合性が高い領域での勝負になったり、自社のオウンドメディアの専門性が検索エンジンから評価されにくくて集客に苦戦したり、成果が出るまでに時間がかかる可能性が高まります。
まずは狭い領域で一点突破し、クイックウィンを目指してみるのはいかがでしょうか。
戦略設計を飛ばして記事を制作しない
費用を抑えるためといっても、戦略設計をスキップするのはNGです。
内製での人件費や外注する際の支援費用を抑制できたとしても、成果が出なければ逆効果。戦略に基づいて制作したWebサイトに対して、良質な記事コンテンツを継続的に投稿しなければ成果は期待できません。
無計画に記事の量産をおこなっても上手くいかないことは多くの失敗事例が証明している通り。適切な制作の流れについては、オウンドメディアの作り方を解説した記事もぜひご覧ください。
成果の定義を段階的に変更する
オウンドメディアの成果は、検索順位の上昇やPV数の増加、CV数の増加やCVRの向上など、様々な指標で測定できます。
最初は高品質な記事の投稿を毎週継続するといった行動ベースの目標を設定して運用を開始し、狙ったキーワードでの検索順位やPVなど認知段階の指標へ目標を変更し、徐々にCVRやCV数などの成果指標へシフトしていくのがおすすめ。
最初から非現実的な成果指標で目標設定すると実態との乖離が大きくなる恐れがあるため、成果の定義は柔軟に見直しながらオウンドメディアを運用していきましょう。
オウンドメディア運営の費用まとめ
本記事ではオウンドメディアの費用についてご紹介しました。
各業務を内製しても、外注しても、企業が運営するオウンドメディアは一定の費用がかかるもの。その上で費用以上の成果を上げられるように取り組むことが重要です。
オウンドメディア運営を検討する際は、弊社がオウンドメディア立ち上げ後の6ヶ月をどのような施策で急成長させたのかを紹介したノウハウ資料も参考にしてみてくださいね。
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