SEO対策に有効なHTMLタグを最適化する方法を解説
公開日:2024年06月14日
WebサイトのSEO対策において無視できないHTMLタグの最適化。
見た目が同じでもSEO対策する上で適切なHTMLの書き方、不適切なHTMLの書き方があるように、HTMLタグの最適化はSEO対策に有効です。本記事ではSEO対策に有効な理由と、必須のHTMLタグをご紹介します。
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HTMLタグ最適化がSEO対策に効果的な理由
HTMLタグの最適化はSEO対策において非常に重要です。
適切なHTMLタグを使用することで、検索エンジンにWebページの構造や内容を正しく伝えることができます。HTMLタグを最適化することで検索エンジンからの評価が高まり、検索結果での上位表示化率も高まるということ。
また、HTMLタグを最適化することはユーザーにとってもメリットがあります。適切な見出しタグや段落分けをおこなうことでページの内容が読みやすくなるなど、ユーザーにとって利用しやすいWebページになるのです。
検索エンジンがページを正しく評価できるから
検索エンジンはWebページのHTMLソースコードを解析してページの内容や構造を理解します。そのため、適切なHTMLタグを使用してページコンテンツを正確に伝えることが重要なのです。
例えば、タイトルタグや見出しタグを使って、ページのタイトルや見出しを明示することで、検索エンジンはページの主題を正確に把握できます。でも、これらのタグを使わずにデザイン上でユーザーが認識できるように工夫したところで、検索エンジンに正しく伝わるとは限りません。
このように、HTMLタグを適切に使用することで検索エンジンにページの内容が正確に伝わり、SEO評価を高めることができるのです。
ユーザーにページコンテンツが伝わりやすくなるから
HTMLタグの最適化はユーザーにとってもメリットがあります。
適切な見出しタグを使ってページを構成することで、ユーザーは一目でページの概要を把握できます。
例えば、段落分けを行うことで読みやすさが向上します。強調タグを使って重要なキーワードを強調することでユーザーの目に留まりやすくなったり、リストタグを使ったリスト表示で情報を構造的に可視化したり、わかりやすさを高める上でも効果的ですね。
このように、HTMLタグを活用してページを最適化することでユーザーにとって利用しやすく、読みやすいWebページを作ることができるのです。結果的に、ユーザー体験の向上につながり、間接的にSEOにもプラスの効果が期待できます。
SEO対策に欠かせない必須HTMLタグ10選
ここからはSEO対策において欠かせない10個のHTMLタグを具体的に見ていきましょう。これらのタグを効果的に使うことで、検索エンジンとユーザーの両方に最適化されたWebページを作ることができます。
タイトルタグ
<title>タグはWebページのタイトルを指定するためのタグ。
検索エンジンはページコンテンツの主テーマを把握する際にこのタイトルタグを参考にしています。
基本的には検索結果ページでもタイトルタグに記述した内容がページのタイトルとして表示されるため、重要なキーワードを含めつつ、ユーザーの興味を引くようなタイトルを付けましょう。
▼HTML記述例
<title>HTMLタグ最適化によるSEO対策の方法</title>
メタディスクリプション
<meta>タグのdescription属性にはページの概要を記述します。
ここに記述する文章をメタディスクリプションと呼びます。メタディスクリプションとは、検索結果ページでタイトルの下に表示されるスニペット。ページの内容を的確に説明し、ユーザーにクリックしてもらえるような文言を記載しましょう。
メタディスクリプションに直接的なSEO対策の効果が無いと言われていますが、ユーザー行動に影響するため間接的に影響する要素です。
▼HTML記述例
<meta name="description" content="WebサイトのSEO対策において抑えておきたいHTMLタグの適切な設定方法を解説します。直接的な効果から間接的な効果まで、SEO対策に影響するHTMLタグを最適化する方法をご紹介。">
見出しタグ
見出しタグ(<h1>~<h6>)はページ内の見出しを示すためのタグです。
<h1>タグはページ内で最も重要な見出しに使用し、以降は階層構造に沿ってタグを使い分けましょう。見出しにはページの内容を端的に表すキーワードを含めるようにします。
▼HTML記述例
<h1>SEO対策に有効なHTMLタグを最適化する方法を解説</h1>
<h2>HTMLタグ最適化がSEO対策に効果的な理由</h2>
<h3>検索エンジンがページを正しく評価できるから</h3>
<h3>ユーザーにページコンテンツが伝わりやすくなるから</h3>
リンクタグ
<a>タグは内部リンクや外部リンクを作成するためのタグです。
リンク先のページの内容を的確に表すアンカーテキストを使うことが重要です。SEO対策にも効果がある内部リンクの設置にもこのHTMLを記述します。
▼HTML記述例
<a href="https://example.jp/">SEO対策に有効なHTMLタグを最適化する方法を解説</a>
引用タグ
blockquote(引用タグ)とは、Webサイトで他のサイトや書籍などからコンテンツを引用する際に使うタグ。
blockquoteタグを使うことで該当箇所が引用であることを明示し、引用元を記載することでコンテンツホルダーへ配慮して自身のWebサイトへ引用することができます。
▼HTML記述例
<blockquote>HTMLタグの最適化はSEO対策に重要な役割を果たします。</blockquote>
画像タグ
<img>タグは画像を埋め込むためのタグです。
画像の内容を説明するためのalt属性もSEO対策に欠かせないため必ず記載しましょう。ファイル名にもキーワードを含めることで、SEO効果を高められます。
▼HTML記述例
<img src="seo-image.jpg" alt="SEO対策に有効なHTMLタグ一覧">
リストタグ
リストタグ(<ul>、<ol>)は、情報を箇条書きで表示するためのタグです。関連する情報をまとめてリスト化することで検索エンジンにもユーザーにも内容を分かりやすく伝えられます。
▼HTML記述例
<ul>
<li>タイトルタグ</li>
<li>メタディスクリプション</li>
<li>見出しタグ</li>
</ul>
テーブルタグ
<table>タグは表形式でデータを表示するためのタグです。
リストタグと同様に、情報を整理して適切なHTMLタグを記述すると検索エンジンにもユーザーにも理解しやすくなるため、積極的に使用したいHTMLタグの一つ。
▼HTML記述例
<table>
<thead>
<tr>
<th>タグ名</th>
<th>説明</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>title</td>
<td>ページのタイトルを指定</td>
</tr>
</tbody>
</table>
canonicalタグ
canonical(カノニカル)とは、コンテンツの正規URLを指定するためのHTMLタグ。<link>タグでrel="canonical"を指定します。
同じ内容のページが複数ある場合、検索エンジンに優先的にインデックスしてほしいページに canonical を指定しましょう。
▼HTML記述例
<link rel="canonical" href="https://example.jp">
noindexタグ
noindexタグとは、ページを検索エンジンのインデックスから除外するためのタグ。
<meta>タグの name="robots" content="noindex" を指定することで、検索エンジンにそのページをインデックスしないように指示できます。ページとしては必要でも検索結果には表示したくない場合などに記述しましょう。
▼HTML記述例
<meta name="robots" content="noindex">
SEO対策に有効なHTMLタグの最適化まとめ
本記事ではSEO対策に有効な10個のHTMLタグについてご紹介しました。これらのタグを適切に使用することで、検索エンジンにページの内容を正確に伝えることができます。
ページを作る際はこれらのHTMLタグを効果的に使って、検索エンジンとユーザーに優しいWebサイトを目指しましょう。SEO対策を基礎から見直す場合は「基礎SEO対策チェックリスト」に記載の基本項目も参考にしてみてくださいね。
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