検索順位を上げる方法とは?必ず抑えるべきSEO対策チェックリスト
更新日:2024年08月05日
検索順位を上げることで集客増加を狙えるSEO対策。
検索順位を上げるなら、戦略的にSEO対策へ取り組むことが必要です。そこで今回はWebページの検索順位を上げる方法について詳しく解説します。
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検索順位はどのように決まる?
検索順位を上げる方法の前に、検索順位が決まる仕組みについて知っておきましょう。ここをきちんと理解しておくとSEO対策に取り組みやすくなります。
Webページの検索順位はGoogleの検索アルゴリズムによって決定されます。
ここでのアルゴリズムとは、簡単に言えば検索順位を決めるためのルールのようなもの。
Googleにおけるサイトの順位決定には大小200以上のアルゴリズムが使われているとも言われ、主要なアルゴリズムはランキングシステムとして公開されています。
また、このアルゴリズムは日々アップデートされているため、同じキーワードで検索された場合でもその時々で順位が変わることがあります。
Webページが検索画面に表示されるまで
検索順位は以下のような流れで決定されます。
- 「クローラー」がサイトを巡回して情報を集める
- 集めたサイト情報をデータベースに登録する
- アルゴリズムに基づいて順位付けを行う
クローラーとは、インターネット上に存在するあらゆる情報を収集して、データベースに登録(インデックス)するロボットのことです。
ユーザーが検索を行ったとき、このクローラーが集めたデータベースの中からそのキーワードに検索キーワードにふさわしいサイトを表示させるという仕組み。
逆にいえば、サイトがインデックスされていなければ、いくら検索しても検索結果に表示されることはありません。
まずはクローラーにサイトを見つけてもらい、インデックスしてもらうことが必要なのです。
大事なのはWebサイトの質
では、順位付けの基準にはどのようなものがあるのでしょうか。
ランキングを行うGoogleアルゴリズムの中には、以下のような基準が存在すると言われています。
- コンテンツの質
- ユーザビリティ
- セキュリティ
- 被リンク
なかでもサイト運営を行う方が重要視すべきなのは「コンテンツの質」です。
Googleは、何よりもユーザーにとって有益な情報を高く評価します。後ほど詳しく解説しますが、訪問するユーザーのことを考えたサイトを作っていくことが大切なのです。
検索順位を上げるためのチェックリスト
ここからは検索順位を上げるための具体的な方法をみていきましょう。
- URLを正規化する
- クローラーの巡回を促す
- サイト自体の利便性を高める
- E-E-A-Tを高める
- 狙いたいキーワードを適切に選定する
- タイトルや見出しにキーワードを盛り込む
- 質の高いコンテンツを作成する
- リンクを強化するURLを正規化する
URLを正規化する
URL内に「www.」「/index.html」などを入れても入れなくても、ユーザーは同じページを閲覧することが可能。
しかし検索エンジンはそれらの有無で別々のページと判断します。
そうなると、本来1ページで受けられるはずだった評価が「www.」があるページと無いページで分散してしまったり、重複コンテンツであるとみなされてペナルティを受けたりする場合があります。
これを防ぐために検索エンジンから評価してもらうURLをどちらかに統一することを正規化と呼びます。
「301リダイレクト」で正しいURLに飛ばす方法や、「canonicalタグ」で正しいURLに評価を集約させる方法などがあります。
クローラーの巡回を促す
クローラーにWebサイトや各ページが認識されなければ、検索画面に表示されないため、クローラーがサイトを巡回しやすくなるようにしておく必要があります。
XMLサイトマップの作成
XMLサイトマップとは、サイト内にあるコンテンツや構造をクローラーに伝えるためのファイルのこと。
サイトの地図のようなもので、これを作成してGoogleに送信することによって、クローラーがそのサイトについて理解しやすくなります。
パンくずリストの設置
パンくずリストとは、今どのページを見ているかユーザーがわかるようにするための表記。
これはユーザーだけではなく、サイトを巡回するクローラーにとってもサイト全体の構造を把握しやすくなる利点があります。
構造化マークアップの実装
構造化マークアップとは、クローラーがサイトの内容を理解しやすくなるように、HTMLにタグ付けを行うこと。
例えば、「田中太郎 20歳 男」という表記があっても、クローラーはそれをただの文字列としか認識できません。これに対してそれぞれタグを付け、これは人物名、これは年齢、これは性別というようにクローラーに理解を促すイメージです。
Webサイトの利便性を高める
サイトの使い勝手も重要なポイント。
Googleによる評価の基準にもなっている「表示速度の改善」と「スマホ対応」によってサイトの利便性を高めましょう。
表示速度の改善
もし、URLをクリックしてからサイトが表示されるまでに3秒以上かかるようであれば改善が必要です。ファイルサイズの軽量化やサーバー環境を見直すなど、ページ読み込みの高速化を図りましょう。
スマートフォン対応
200以上あるGoogleアルゴリズムの中に、「モバイルフレンドリー」というものが存在します。
これはスマートフォンでの表示に適していないサイトの順位を下げるというアルゴリズムで、サイト単位ではなく、ページ単位で適用される仕様。
下記ツールを使用すると、サイトがモバイルフレンドリーかどうかを手軽に確認できます。
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
E-E-A-Tを高める
E-E-A-Tとは、「専門性(Expertise)」「経験(Experience)」「権威性(Authoritativeness)」「 信頼性(Trustworthiness)」の頭文字を取った用語。
検索順位を上げる点ではE-E-A-Tが高いWebサイトの方が有利です。
専門的なコンテンツを充実化させてExpertiseを高めたり、専門家の監修によってAuthoritativenessを高めたり、それぞれの要素に対して取り組める対策を以下の記事で詳しくご紹介しています。
狙いたいキーワードを適切に選定する
ページごとに軸となるキーワードを選定しましょう。ここで選んだキーワードで検索されたときに上位表示されるようにするのです。
ターゲットとなるユーザーがどんなキーワードで検索するか、そのキーワードに対してどんな情報を掲載するかという部分がポイント。
キーワードとページのコンテンツがマッチしているか、検索順位の上位表示化が難しすぎるキーワードを狙っていないかなど、検索順位が上がらない場合にキーワードの見直しも大切です。
タイトルや見出しにキーワードを盛り込む
選定したキーワードはタイトルや見出しにも積極的に使うようにしましょう。
これによってユーザーに内容が伝わりやすくなると同時に、このページにどのようなコンテンツがあるのかがクローラーにも認識されやすくなります。
質の高いコンテンツを作成する
キーワードが決まったら、これを軸にコンテンツを作成してみましょう。ブログやコラムなどでユーザーが知りたがっている情報を発信するのがおすすめ。
これは「コンテンツSEO」と呼ばれ、多くの企業やブランドのサイトで使われている手法の一つです。
ここで大切なのは、ユーザーの検索意図を理解すること。
ユーザーがなぜそのキーワードで検索したのかを考え、それに対する答えとなるような情報を掲載します。Googleはユーザーにとって価値のあるサイトを高く評価しますので、ユーザーの疑問を解消できるサイトは検索順位が上がりやすくなるのです。
また、Googleはサイトの更新頻度も見ています。長い期間放置していると徐々にサイトの評価が落ちていきますので、こまめに情報を更新するようにしましょう。
リンクを強化する
リンクの数は、Googleアルゴリズムにおける評価対象の一つです。リンクには、外部のサイトから自分のサイトへ張られる「外部リンク」と、サイト内でページをつなぐ「内部リンク」の2種類があります。
外部からの被リンクを獲得する
Googleは被リンクを多く獲得しているサイトを信頼性のあるサイトだと判断するため、検索順位が上がりやすくなります。
被リンクはそう簡単に獲得できるものではありませんが、価値のあるサイトには自然に集まってくるもの。そのためにはやはり質の高いコンテンツを充実させることが重要なのです。
関連ページ同士を内部リンクでつなぐ
実は、内部リンクにも外部からの被リンクと同様の効果があると言われています。サイト内にページ同士で関連するものがあり、ユーザーにとって有益な情報であれば、内部リンクで導線を設置しておきましょう。
これを行うことによって利便性や回遊性の向上、クローラビリティ向上にもつながります。但し、やみくもに内部リンクを張れば良いというわけではない点に注意しましょう。
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検索順位はどれくらいで上がる?
ゼロから取り組み、検索順位を上げるまでに即効性のある方法はありません。Googleも成果が出るまで通常は4ヶ月~1年はかかると公式に発言しています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。
引用:Google検索セントラル
検索順位を上げるためには長期的な目線でコツコツ対策することが大切です。
TACT SEOを活用して検索順位を上げた弊社事例
検索順位を上げるために記事コンテンツを改善するチューニング。リライトとも呼ばれるこの作業では、自社の記事に不足しているのがどのようなコンテンツなのかを把握し、ユーザーの検索ニーズへ答える記事へ改善することが重要です。
しかし、自社と競合サイトを調査・比較し、追加するべきコンテンツを把握するのは工数がかかる作業。そこで弊社が実際に利用して順位を上げたツールが「TACT SEO」です。
「アナリティクス 見方」を対策キーワードとして制作した記事(https://www.creal.co.jp/column/analytics/1890/)が2位までしか上がらず、TACT SEOの上位表示分析機能を活用。自社と競合上位サイトを比較し、自社に何が足りないかを洗い出せる便利な機能です。
TACT SEOが提示してくれる足りない要素を記事へ盛り込んだ結果、4ヶ月後に1位へ検索順位を上げることができました。他にも内部改善やサイト全体のコンテンツ強化ポイントも調査ができるTACT SEOは、どうしても検索順位を上げたいページがある場合に活用したい便利なツールです。
Google検索ランキングの調べ方
自社サイトの検索順位を上げるにあたり、Googleで現在の検索ランキングを調べる必要があります。
その際は実際に検索してみて検索結果から順位を調べることも可能。しかし、以下のようなツールを使った調べ方がおすすめです。
無料:Googleサーチコンソール
GoogleサーチコンソールとはGoogleが無料で提供しているWebサイトの管理ツールです。
Googleの検索ランキングを調べる上では欠かせないGoogleサーチコンソールには数多くの機能が揃っており、自分のサイトの検索順位も確認できます。
無料:ohotuku.jp
ohotuku.jpは無料で使える検索順位確認ツール。
同時に3つのキーワードで順位を確認することができます。「順位チェック」以外にも「キーワード出現率チェック」「リダイレクトチェック」などが可能です。
有料:Rank Tracker
Rank TrackerはamazonやMicrosoftといった大企業も利用している有料のツールです。
検索順位の自動チェックやキーワードのグループ分けといった便利な機能が多数。制限付きの無料バージョンもありますので、まずはこちらから試すことをおすすめします。
検索順位を上げるためにやってはいけないこと
最後に、効果を急ぐあまり手を出してしまいがちな、SEOにおける悪手を紹介します。Googleによるペナルティ対象にもなりますので、必ず避けるようにしましょう。
ペナルティを受けた場合、検索順位が上がるどころか、大幅な順位下落やインデックスから削除されて検索結果に表示されなくなることもあります。
低品質コンテンツの量産
先ほどコンテンツSEOについてお話しましたが、ただ量があればいいというわけではありません。低品質なコンテンツがいくらあっても意味がないどころか、SEO的には逆効果です。
ただのキーワードの羅列や自動生成された記事、内容が重複したものなどは言うに及ばず、一つのテーマを無理に分割して投稿したような内容の薄い記事もペナルティ対象になりえます。
不正な被リンクの獲得
以前は盛んに行われていたSEOの手法です。本サイトとは別に「サテライトサイト」と呼ばれるサブサイトを作ってリンクを張ったり、業者から被リンクを購入したりと、不正なリンクによって検索上位化をねらうという方法が横行していました。
しかし、近年はGoogleによって取り締まられ、不正なリンクはペナルティを受けるようになりました。
サテライトサイトについては以下の記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
検索順位に関するよくある質問と回答
ここでは検索順位に関するよくある質問と回答をご紹介します。
SEO対策したページの検索順位をどうしても上げたい場合は何をすれば良いですか?
コンテンツを再度見直し、より良いコンテンツへ改善するためにリライトしてみるのが効果的です。
外注化して検索順位を上げることも可能ですか?
はい、可能です。
自社がSEOに強くない場合は外注化も積極的に検討してみましょう。但し、SEOの外注にはメリットとデメリットがあるためしっかり検討してから判断してくださいね。
検索順位を上げる方法のまとめ
今回はGoogleにおけるサイトの検索順位を上げる方法について解説しました。
検索順位は一朝一夕には上がりません。長期的な目線で対策を施していくことが重要です。高品質なサイトを目指して地道に改善してみてください。
また、他にもSEO対策について知りたいことがあったり、壁打ちの相手が欲しい時に役立つ、無料で相談し放題のGPTs「ソクラテス式SEO」もぜひご活用くださいね。
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相談できる相手が社内に少ないSEO担当者は多いもの。
SEO情報はWeb上にも多数ありますが、現在担当しているWebサイトについて必要な情報を見つけたり、施策の是非について議論したり、自分では気付けないSEOの新しい視点を与えてくれる人が身近にいれば助かりますよね。そんな時に役立つのがこのGPTs(ChatGPTのカスタムGPT)です。
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