SEMとは?SEOとの違いやケースに合わせた効果的な施策も紹介
更新日:2024年04月05日
Webマーケティング用語の「SEO」と「SEM」。
SEOは分かるけどSEMとの違いが分からないという方も少なくありません。そこで今回は、SEOとSEMの違いや効果的なSEM施策も紹介します。
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SEOとSEMの違い
結論からお伝えするとSEOはSEMの一部です。
SEMは検索エンジンを介してWebサイトへの流入を増やすためのマーケティング手法全般を指します。
つまり、SEOとSEMの異なる2つの手法が存在するのではなく、SEMの中にSEOが含まれるのです。
SEMとは
SEMとはSEOやリスティング広告を含む、「検索エンジンからWebサイトへの訪問者を増やす施策全般」のことです。
ちなみにSEMは「Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング )」の略語。
「SEO」と「リスティング広告」の2つがSEMの代表的な施策です。
SEO
SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略。
Webサイトの質を高めて検索順位を上げ、自然検索による流入を増やす施策です。
SEOはリスティング広告に比べると費用はかからない傾向にありますが、効果が出るまでに時間がかかるもの。そのため、長期的なスパンで計画を立てる必要があります。
キーワード最適化といった内部施策や、ブログやコラムを利用して集客を行うコンテンツSEOといった手法があります。
リスティング広告
リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに応じて検索結果画面に表示されるWeb広告。
例えば「飛行機」と検索すると、予約サイトの広告が一番上に出てくるでしょう。その特性からリスティング広告は検索連動型広告とも呼ばれます。
SEOとリスティング広告、どちらのSEM施策がおすすめか?
SEM施策をおこないたい時は、目的に合わせてSEOとリスティング広告どちらを使うか選びましょう。どちらにも得意不得意があり、向いているケースが異なるのです。
それぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ施策選びの参考にしてみてくださいね。
SEOのメリット
SEOの主なメリットは下記3点です。
- 継続的な流入が見込める
- 施策が蓄積されて資産になる
- 広告運用よりコストが安い
1.継続的な流入が見込める
広告は配信を停止すると集客効果が途切れてしまいますが、SEOの場合は一度対策して検索順位が上位になれば継続的な流入を見込めます。
ただし、検索順位が上位になったままとは限りませんので、定期的に順位やアクセス状況を確認してチューニングを行うのがおすすめです。
2.施策が蓄積されて資産になる
ブログやコラムなどを用いたコンテンツSEOの場合は、運用していくうちに記事が増えていきます。
そのコンテンツ一つ一つがサイトへの入り口となるため、増えれば増えるほど大きな資産になるでしょう。
3.広告運用よりコストが安い
毎月広告費がかかるリスティング広告とは異なり、SEOの場合は特に決まった費用は発生しません。
ただし、自社で行う場合はかなり専門知識が必要になるのと、人的コストがかかるということは覚えておきましょう。外注に出す場合も費用がかかりますので注意です。
SEOのデメリット
SEOの主なデメリットは下記2点です。
- 成果が出るまでに時間がかかる
- アルゴリズムアップデートに影響される
1.成果が出るまでに時間がかかる
対策をすればすぐに効果が表れるというわけではありません。検索エンジンに反映されるまでそれなりに時間がかかります。
早くて数ヶ月、長いときは一年以上かかることもあります。即効性を求めている場合はあまり向かない施策かもしれません。
2.アルゴリズムアップデートに影響される
不定期に検索エンジンのアルゴリズムがアップデートされることがあります。
その場合、今まで上位だったサイトが圏外に飛ばされたり検索結果に表示されなくなったりする……ということも起こり得るのです。
新しいアップデートが入った場合には自社のサイトが順位変動対象になっていないか確認し、影響を受けていた場合は速やかに対処しましょう。
リスティング広告のメリット
次にリスティング広告のメリットとデメリットを簡単に見ていきましょう。
リスティング広告の主なメリットは下記3点です。
- 即効性が高い
- ターゲティングが可能
- 効果検証がしやすい
1.即効性が高い
リスティング広告は早ければその日のうちに配信を始めることができます。
また表示位置も検索結果の上部(下部)なので目立ちやすく、SEOと比べると即効性に優れているのが魅力。
2.ターゲティングが可能
広告を表示させるユーザーの範囲を、性別や年齢といった属性や地域などの条件で絞ることが可能。
ターゲット層を狙って広告の配信ができるため、その分費用対効果が高くなります。
3.効果検証がしやすい
配信状況・結果をデータで確認することができるため、その広告にどれくらいの効果があったのかを正確に分析することができます。
次の配信に活かしたり、別の施策に活かしたりすることも可能。
リスティング広告のデメリット
リスティング広告の主なデメリットは下記2点です。
- 広告費がかかる
- 広告は敬遠されがち
広告費がかかる
広告を配信するには費用がかかります。
自社で運用を行う際にはそれに加えて人的なリソースも必要になるため注意が必要ですね。
広告は敬遠されがち
広告を嫌うユーザーは一定数存在します。
特にインターネットに慣れている若い層はその傾向にあるため、そういったユーザーをターゲットにする場合はそういった面も考慮しましょう。
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SEOとリスティング広告の使い分け
上記のメリット・デメリットを踏まえて考えると、長期的な目標にはSEOが、短期的な目標にはリスティング広告が向いているといえます。
長期的な目標としては認知拡大、顧客の育成、ブランディングなど、短期的な目標としてはコンバージョン(=お問い合わせ・購入など)の獲得、などが例として挙げられます。
もちろん理想的なのは両者を併用していくことですが、それが難しい場合でも効果的な施策を見極めれば十分成果を出すことができるでしょう。
SEMとSEOの違いまとめ
今回はSEOとSEMの違いについて解説しました。
SEMとはSEOやリスティング広告を含む「検索エンジンを介してWebサイトへの流入を増やすためのマーケティング手法全般」のこと。
目的に合わせて適切なSEM施策を選ぶことが効果的なWebマーケティングには重要です。今回紹介した内容を参考に、自社に合った方法でアクセス数の増加を狙っていきましょう。
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