ブログをリライトすべき理由とは?改善する記事の選び方とポイント
更新日:2024年05月13日
もし、ブログ記事の公開後にリライトせず放置しているなら、それはもったいない運用です。
自社メディアの効果を十分に発揮させるには、ブログ記事を書いた後も定期的に振り返り改善していくことが大切。今回はブログ記事のリライトのやり方やポイント、注意点について解説していきます。
>>リライトの極意!記事チューニングでWebサイトを成長させる方法
ブログ記事のリライトを行うべき理由
ブログ記事のリライトを行うべき主な理由は下記3つで、これらを意識してリライトすることでブログ記事のSEO効果が高まります。
- 常に最新情報を提供するため
- 検索順位の向上につながるから
- CVRの向上につながる
常に最新情報を提供するため
ジャンルにもよりますが、ブログ記事を公開してそのまま放置しておくと、どんどん情報は古くなっていきます。記事の内容と実状で相違がある場合、信頼を失うことにもなりかねません。
特に弊社のこのコラムのようにWeb分野だと日々情報が更新されていきますので、定期的なアップデートは必須。
定期的に過去の制作記事をチェックし、最新の情報へのリライトをおこなうことで、ユーザーへ質の高いコンテンツを届けることができます。
検索順位の向上につながるから
ブログ記事のタイトルや見出しにキーワードを盛り込んだり、ユーザーのニーズを満たす内容にリライトしたりといった改善を行うことで、検索順位の向上が見込めます。
検索順位を上げる方法を実施する際のポイントは、ユーザーのニーズを満たす価値の高い記事に仕上げること。
リライトによる順位改善はつい検索エンジン対策に意識が向いてしまいますが、ユーザーに役立つブログ記事へ改善することが結果的に良い成果へつながります。
CVRの向上につながる
ブログ記事をリライトして質を高めることは、お問い合わせや資料請求といったCV(コンバージョン)の獲得にもつながります。
これは直接的にCTA(Call To Action)を改善するリライトに限らず、リード文を改善することで離脱率が下がる、有益なコンテンツを追加することで精読率が上がるなど、間接的にCVR(コンバージョン率)が向上する効果が期待できるから。
ユーザーの検索意図を理解してリライトをおこないましょう。
リライトすべきブログ記事の特徴
ここからはリライトすべきブログ記事の特徴を見ていきましょう。
- 検索順位は高いがクリック率が低い
- クリック率は高いが離脱率が高い
- 載っている情報が最新でない
検索順位は高いがクリック率が低い
リライトすべきブログ記事の特徴の1つ目は「検索順位は高いがクリック率が低い」記事です。
つまり、内容の質は高く検索エンジンからは評価されているのに、検索結果でクリックするユーザーが少ないということ。
これは検索結果画面での見え方が原因です。
検索結果に表示されるブログ記事のタイトルやディスクリプションを読んでも、どういった内容が書かれているのか想像しにくい、または自分が求めている情報が載っていないと判断されるケースが挙げられます。
この場合はタイトルの書き方や文字数を見直してみましょう。
メタディスクリプションの書き方や文字数も同様に、リライトすることで流入数が増加する可能性があります。
また、検索結果を見たユーザーへの効果的なアプローチとして「リッチスニペット」を利用するという方法もあります。
リッチスニペットを効果的に使えば、画像や商品の価格、イベントのスケジュールなど、様々なコンテンツを検索結果画面に表示させることが可能です。
クリック率は高いが離脱率が高い
リライトすべきブログ記事の特徴の2つ目は「クリック率は高いが離脱率が高い」記事。
よく見られているのに他よりも離脱率が高いということは、ブログ記事の質が低い、もしくは内容がユーザーのニーズとマッチしていない記事であるといえます。
ブログ記事を閲覧したユーザーが何について知りたがっているのか、ターゲットについて分析を行いましょう。
また、離脱率を改善するには、ユーザーが興味を持ちそうな他の記事へのリンクを張ってサイト内を回遊させるという方法もあります。
載っている情報が最新でない
リライトすべきブログ記事の特徴の3つ目は「載っている情報が最新でない」記事です。
調べ物をしているとき、サイトごとに違うことが書かれていてどれが正しいのか戸惑った経験はないでしょうか?
リライトを行うべき理由の項目でも触れましたが、古い情報を載せたままにすると、ユーザーの混乱や離脱を招き、最終的にはサイト自体の信頼を失うことに繋がりかねません。
逆に言えば、新しい情報が入ってきたときに他社よりも早く記事をアップデートできればユーザーからの信頼は厚くなり、何かあった際には真っ先に自社サイトを見てもらえるようになるでしょう。
Googleサーチコンソールによる記事の分析
記事の検索順位やクリック率などの分析は、Googleサーチコンソールによって行うことができます。
「検索パフォーマンス」機能を使うとクエリやページ別に下記データを調べることができます。
指定した期間のデータに絞ったり、2つの期間で比較したり、データエクセルやスプレッドシートへ出力して分析したりと、リライトするべきブログ記事を調べる上で重宝します。
無料で利用できますので、ぜひ利用してみてくださいね。
>>サーチコンソールも活用した記事チューニング手法(無料)
ブログ記事をリライトする際のポイント
最後にブログ記事をリライトする際のポイントを紹介します。
- 競合他社を分析する
- 独自性を高める
- E-E-A-Tを意識する
- 関連記事へのリンクを張る
競合他社を分析する
リライトを行う際は競合他社の記事を参考にしてみましょう。
特に狙っているキーワードで検索したときに、自社より上位に表示される記事を参考にします。どんな内容を掲載しているのか、どんなユーザー向けに書いているのかなどを分析して、自社の記事に足りない要素を検討する方法がおすすめです。
ブログ記事のリライトによって成果を伸ばす施策は、競合ページを超える良質なコンテンツを制作することでSEO改善するということ。
自社のブログ記事よりも高く評価されているページは参考になる情報が豊富です。
独自性を高める
他の記事を参考にした上で、差別化を図るために記事の独自性を高めるのがポイント。
競合他社の記事に載っている内容も参考にユーザーニーズへ応えるコンテンツを網羅した上で、プラスアルファとして自社独自の内容を盛り込むのが検索順位を向上させるのに効果的です。
自社の事例や独自の見解など、独自性が高いコンテンツの制作はSEO対策としても重要です。
E-E-A-Tを意識する
E-E-A-Tとは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で定められているサイト評価基準の一つ。
- 専門性(Expertise)
- 経験(Experience)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
これら頭文字をとってE-E-A-Tと呼ばれています。
専門性(Expertise)
コンテンツの内容が特定の分野に詳しく、専門的であるかどうかを評価する指標です。閲覧したユーザーが有益な情報を得られるかどうかが重視されます。
経験(Experience)
実体験を元にしたコンテンツを高く評価するという指標です。当初E-A-Tと呼ばれていた際の他の指標に「経験」が加わり、E-E-A-Tとなりました。
権威性(Authoritativeness)
客観的に見て認知度が高いか、第三者に評価されているか?という指標です。被リンクや、他サイト・SNS等で紹介されることによって高めることができます。
信頼性(Trustworthiness)
そのサイトや運営者の安全性に関する指標です。運営者・企業情報を明確に記載する、SSL対応等のセキュリティ対策を徹底するといった対応が求められます。
関連記事へのリンクを設置する
関連のある記事同士はリンクを設置しておきましょう。
こうした内部リンクはユーザーの回遊を促す導線になり、離脱率を下げサイトの滞在時間を伸ばす効果があります。
また、内部リンクの設置はSEO的にも効果があります。被リンクが増えることで重要なページと見られやすいだけでなく、検索エンジンがサイトを巡回する際に内部リンクがあることでクロール(サイト内の情報を収集すること)しやすくなるのです。
ブログをリライトする際の注意点
ブログの価値を高め、成果改善も期待できるリライトですが、逆効果になることもあるので注意が必要です。
ページのタイトルはリライトすると大きな影響があるため、リライトする際は慎重におこないましょう。変更内容が検索結果へ反映されるまでにはタイムラグがあり、逆効果となった場合も元に戻すまでに時間がかかることも考慮しておく必要があります。
また、Googleが定期的に実施するコアアルゴリズムアップデートの期間中はなるべくリライトを避けることをおすすめします。
該当期間中にリライトをおこない、検索順位が上下した際に、それがリライトの影響なのか、アップデートの影響なのか判断が難しいため、リライトするには注意が必要なタイミングとしてあらかじめ理解しておきたいポイントです。
記事のリライトまとめ
今回は記事のリライトについて解説しました。
ブログやコラムの記事は制作して終わりではなく、定期的にリライトして内容をチューニングすることで更に高い効果を発揮します。ユーザーにとって価値のある内容かどうか?を指標に定期的にリライトをおこなってみてくださいね。
また、現在「記事チューニングによるWebサイト成長の極意」を無料で配布中です。こちらでも記事リライトのコツについて解説していますので、ぜひご活用ください。
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