コンテンツSEOとは?SEOに強い記事を制作する秘訣を解説
更新日:2024年03月19日
コンテンツSEOとコンテンツマーケティングは何が違うのだろう…?
オウンドメディアをはじめ、制作コンテンツからの集客施策を検討する際にふと気になることはないでしょうか。コンテンツSEOとは何を指すのか、用語の意味はWeb担当者なら抑えておきたいところ。
本記事では意外と誤解されがちなこの用語について、コンテンツSEOとは何か?そしてSEOに強い記事を制作するにはどうすれば良いかをご紹介します。
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コンテンツSEOとは
コンテンツSEOとは、SEO集客を狙ってコンテンツを制作する施策。
SEOとは内部SEOと外部SEOから成るもので、内部SEOの一つがコンテンツSEOです。
ユーザーの検索ニーズに答え、悩みを解決するコンテンツを制作することが結果的にSEO効果をもたらすことから、今でも多くの企業が取り組んでいる集客施策です。「Contents is King.」と言われるように、コンテンツSEOは王道の集客方法の一つ。
Googleトレンドで過去10年間のコンテンツSEO動向を確認すると、2016年にピークを迎えて翌年に一時的な下落を経て再度上昇と下降を繰り返していることが分かります。
2016年と言えば、「WELQ騒動」をきっかけにコンテンツSEOの在り方が議論された年。「コンテンツSEO=コンテンツの質や正確性を度外視し、PV至上主義的なメディア運営」と誤解を招く原因にもなったWELQ騒動は、コンテンツSEOに対する認識へ大きな影響を与えました。
しかし、コンテンツSEOとは本来、ユーザーにとって価値があるコンテンツを提供することで結果的にSEO集客に繋がり、ユーザーは検索ニーズが満たされる構図です。決してSEOをハックする小手先のテクニックではありません。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツSEOと似ている用語に「コンテンツマーケティング」があります。
オウンドメディアがコンテンツマーケティングと言われたり、コンテンツSEOがコンテンツマーケティングと言われたり、違いが分かりにくいと思われるかもしれませんね。両者の違いは何なのでしょうか?
コンテンツマーケティングとはSEOに限定しないコンテンツ施策であり、SNSやメールなど検索エンジン以外で顧客接点を持つ施策を含みます。
コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違い
コンテンツSEOとコンテンツマーケティングはどちらも良質なコンテンツによって顧客接点を持つ施策という点では同じです。
異なるのは顧客接点を持つメディアのみ。
- コンテンツSEOとは、検索エンジン経由で顧客接点を持つ施策
- コンテンツマーケティングとは、様々なメディアで顧客接点を持つ施策
つまり、コンテンツSEOとはコンテンツマーケティングの一つの施策ということです。
「コンテンツSEO=Google対策」ではない
前述した通り、コンテンツSEOはSEOをハックするGoogle対策ではありません。
Webサイトで良質なコンテンツを提供するとユーザーの検索ニーズを満たし、ユーザーの検索ニーズを満たすからGoogleから評価されてSEO対策にもなるのです。
コンテンツSEOは検索エンジンからの集客が前提の施策のためGoogle対策も内包されますが、過去の騒動のようにユーザーを無視した集客施策ではないということですね。
テクニカルSEOもGoogle対策ではない
コンテンツSEOと合わせて取り組むことも多いテクニカルSEOも同様に、SEOをハックするGoogle対策ではありません。
コンテンツSEOとりもGoogle対策の色が濃くなるテクニカルSEOですが、良質なユーザー体験ができるWebサイトを制作し、サイトの情報を正確にGoogleへ伝わる工夫をするのであって、ハックする技術とは異なります。
検索エンジンから評価されるSEOコンテンツの作り方
コンテンツSEOで欠かせないSEO集客のためには、ユーザーの検索ニーズを満たすことが重要とお伝えしてきました。
ここからはSEOに強い記事、いわゆるSEOコンテンツを制作する方法をご紹介します。
SEO対策キーワードの候補を洗い出す
SEO集客を前提にコンテンツ制作をおこなう場合は検索需要があるキーワードが欠かせません。
間違ったコンテンツSEOの手順として多いのが、SEO対策キーワードを機械的に抽出して記事に盛り込む方法です。この方法ではGoogle対策だけを考えて記事を制作してしまい、本来あるべきコンテンツSEOとはかけ離れてしまうため注意が必要。
そこでユーザーが実際にどのようなキーワードで検索しているのか、キーワードツールを使ってリサーチをおこないます。どのようなキーワードで、どれぐらい検索されているのかを把握した上でキーワードの候補を絞り込みます。
想定読者と検索ニーズを明確にする
検索キーワードを洗い出したら次におこなうのは、誰が・どのようなニーズで検索しているかの仮説立案です。検索キーワードからも一定の検索ニーズは想定できますが、それだけでは明確にできないため他の情報もリサーチして具体化します。
キーワードで実際に検索した際に表示される関連キーワードや、「他の人はこちらも検索」として表示されるキーワードからニーズの深堀りも重要。
検索ニーズに答えるコンテンツを自社で制作できる場合にはじめてキーワードを採用し、次のステップへ進みましょう。
読者のニーズを満たすコンテンツを制作する
コンテンツSEOとは、検索ニーズを満たすコンテンツを提供することでSEO評価が高まり、結果的にSEO集客につながる施策でした。検索意図を理解した上でニーズを満たすコンテンツによって読者の悩みを解決できるコンテンツを制作しましょう。
コンテンツで伝える内容はもちろん、伝え方も重要です。
テキストが向いているのか、画像や動画が向いているのかといったコンテンツの形式や、詳細まで詳しく伝える情報量が求められるのか、要点が伝わる簡潔さが求められるのかもケースバイケース。
コンテンツSEOがGoogle対策ではなく、ユーザーのニーズを満たして悩みを解決させることを重視する施策だからこそ、提供するコンテンツも多岐にわたります。
コンテンツSEOの事例
コンテンツSEOの事例として、弊社が完全内製で運用しているオウンドメディアである当コラムについてご紹介します。
当コラムは主にWebマーケティング初心者の方に向けて、企業のWeb担当者として事業成果創出を求められている方が担当業務における悩みの解決に役立つコンテンツを提供中。企業のWeb担当者の方がどのような悩みを抱え、どのような情報を求めているかをリサーチしながら日々コンテンツSEOに取り組んでいます。
コンテンツSEOへ着手して半年で集客が365%成長したコンテンツSEOはこちらで公開していますが、これらは本記事でお伝えした検索ニーズに答えることだけを考えたコンテンツSEOを地道に取り組んだ結果です。
専任者不在、他業務を兼務する2名のみでも成果を出せるという事実。
社内リソースが少ない、専任の編集者やプロのライターもいない、そのような企業様でもコンテンツSEOで成果を出すことは十分可能な事例としてご紹介させていただきました。(弊社では社内リソースの大半をクライアント業務に割り当てるため、自社オウンドメディアの社内リソースが少ない状況下で運営しています。)
コンテンツSEOで役立つツール
コンテンツSEOではツール活用が必須です。なぜならSEO対策キーワードやユーザーニーズを根拠の無い想像だけで決め打ちしても成果は出ないからです。
ここでは無料で使えるツールと有料でもコンテンツSEOで活用したいツールをご紹介します。
Googleキーワードプランナー
GoogleキーワードプランナーはGoogle広告の利用者向けに提供されているキーワードツールです。Googleが公式に提供しているツールのためコンテンツSEOでも定番のツール。
但し、あくまでもGoogle広告に利用するためのツールであり、キーワードや検索ボリュームが必ずしも正確でないという点は注意が必要です。
Googleキーワードプランナー
ラッコキーワード
こちらもコンテンツSEOでよく利用されている無料のツールです。
Googleのサジェストキーワードの他、Q&Aサイトや共起語などの関連情報も手軽に調べることができます。
ラッコキーワード
ahrefs
スタンダードプランで月額179ドルと有料ツールの中では比較的安価なahrefs。キーワード調査はもちろん、競合サイトが上位表示しているコンテンツやキーワードも簡単に調査できます。
ahrefs
成果を出すコンテンツSEOとは?
本記事ではコンテンツSEOとはユーザーニーズを満たすコンテンツを提供してSEO集客をおこなう施策であること、コンテンツマーケティングとの違いやSEOに強い記事コンテンツを制作する方法をご紹介しました。
Googleを攻略するのではなく、ユーザーにとって価値があるコンテンツを提供してSEO集客を図るコンテンツSEOは効果的な施策です。自社の事業成果につなげることを前提としたコンテンツSEOの取り組みを検討してみてはいかがでしょうか。
弊社が本格運用を再開して短期間でオウンドメディアを成長させた「半年で365%成長!クリエル式オウンドメディア運用術」も参考にしてみてください。
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Webサイトの王道集客施策であるオウンドメディア。
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