サジェストキーワードとは?意味や調べ方、活用法を解説
更新日:2024年04月26日
検索ボックスに文字を入力した時に表示される検索キーワードの候補。
これはサジェストキーワードと呼ばれ、入力した文字を補った複数の検索キーワードを機械的に提案してもらえる便利な機能です。
本記事ではサジェストキーワードの意味や調べ方、SEO対策への活用法をご紹介します。
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サジェストキーワードとは
はじめにサジェストキーワードの意味と実際の表示例を見てみましょう。
サジェスト・サジェストキーワードの意味
サジェストは英語表記で「suggest」、日本語の意味は「提案する」「示唆する」です。SEO文脈におけるサジェストの意味は、検索エンジンからの提案ということですね。
このサジェストの意味を踏まえると、サジェストキーワードとは、検索エンジンでユーザーが検索するキーワードの候補を予測して表示・提案されるキーワードとなります。
GoogleやYahoo!、Bingといった検索エンジンの検索ボックスにキーワードを入力すると自動的に表示されるため、サジェストキーワードを目にする機会は多いのではないでしょうか?
サジェストキーワードは検索エンジンが独自に予測した検索候補のキーワードを表示するため、検索エンジン毎に表示されるサジェストキーワードは異なります。また、キーワードによってはサジェストキーワードが表示されない場合もあります。
サジェストキーワードの表示例
試しに4種類の検索エンジンで「サジェストキーワード」と入力してみました。
Googleに「サジェストキーワード」と入力
Googleでは入力した「サジェストキーワード」を含む複数の検索候補=サジェストキーワードが表示されました。
Yahoo!に「サジェストキーワード」と入力
Yahoo!ではサジェストキーワードが一切表示されませんでした。検索エンジンはGoogleと同じ仕組みを採用しているのに意外な結果かもしれません。
GoogleとYahoo!ではユーザーが異なるため、ユーザーへ提案するキーワードも変わるということですね。
Bingに「サジェストキーワード」と入力
Bingではサジェストキーワードが表示されました。よく見るとGoogleで提案されていた以下のサジェストキーワードは表示されていません。
- 「サジェストキーワード youtube」
- 「サジェストキーワード 調べ方」
- 「サジェストキーワード 関連キーワード」
- 「サジェストキーワード ツール」
一方で「サジェストキーワード 取得ツール」のようにBingにだけ表示されるサジェストキーワードもあります。
DuckDuckGoに「サジェストキーワード」と入力
個人情報保護への関心が高まったことでプライバシー保護への注力化で海外を中心にシェアを拡大するDuckDuckGo。こちらはBingと同じサジェストキーワードが表示されました。
なぜ表示される?検索サジェストの仕組み
サジェストキーワードとして提案されるキーワードは、検索サジェストと呼ばれる機能によるもの。
この検索サジェストは、検索したユーザー自身が入力したキーワードだけでなく、過去の検索履歴や他のユーザーが実際に検索したキーワードなどから生成されています。
検索ユーザーの現在地が重要になるローカル検索、例えば店舗検索時には、位置情報も踏まえて検索サジェストが表示されます。
つまり個々のユーザーに対して表示されるサジェストキーワードは変化するものの、検索サジェストを調べると他のユーザーが検索したキーワードが分かるということ。
ご自身や他のユーザーの検索行動によってサジェストキーワードは変化する仕組みなのです。
先ほど4つの検索エンジンでサジェストキーワード表示を調べた際は、検索履歴が残らないブラウザのシークレットモードを使用したため、個人的な検索履歴による影響を受けていないサジェストキーワードを表示させています。
検索サジェストの結果にバイアスを極力かけないためにはシークレットモードを使用しましょう。
サジェストキーワードの調べ方
サジェストキーワードの調べ方はとても簡単です。
実際に検索ボックスへメインキーワードを入力すると自動的にサジェストキーワードが表示されるため難しい作業は不要。しかし、メインキーワードを入力した際に表示されるサジェストキーワードは限られているため、より多く表示させる調べ方もご紹介します。
それは「メインキーワード (スペース) 任意の一文字」を入力する方法です。
試しに「サジェストキーワード あ」と入力すると次のように表示されました。
「サジェストキーワード」と入力した際には表示されなかった新しい候補が表示されましたね。
「あ」を「い」に変えると「サジェストキーワード 意味」「サジェストキーワード 一覧」といった候補が表示されました。
このような調べ方でより多くのサジェストキーワードを調べられます。
無料のサジェストキーワード調査ツール
キーワードに1文字加える調べ方でもサジェストキーワードを洗い出せますが、無料のツールでまとめて抽出すると手軽にサジェストキーワード一覧データを得られます。
「Keyword Tool」をはじめ、無料で使えるツールが多数公開されているため、好きなツールで調査してみましょう。
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SEO対策に効果的なサジェストキーワード活用法
SEO対策として手軽に利用できるサジェストキーワードをどのように活用すれば良いのか、ここからはサジェストキーワードの活用方法を見ていきましょう。
検索需要の把握:サジェストキーワード=検索されているキーワード
サジェストキーワードに表示されるということは、そのキーワードで検索するユーザーがいるということ。SEO対策においてユーザーが検索しないキーワードで対策しては意味がありませんので、検索需要があるという事実は重要な情報になります。
検索ニーズの把握:サジェストキーワードが意味することとは?
サジェストキーワードからユーザーが何を知りたいのか、検索ニーズのヒントが得られます。
SEO対策で求められるコンテンツとは検索ニーズに答えることであり、ユーザーの検索行動を終えること。そのためにはニーズを把握することが必須です。
「サジェストキーワード」と入力した際に「サジェストキーワード 意味」と表示されたなら、サジェストキーワードという用語の意味を知りたい検索ニーズがあると考えられますよね。
検索ニーズに答えるコンテンツを制作することはSEO対策で必須事項。検索ニーズの理解にサジェストキーワードが活用できるのです。
このように、検索サジェストを利用し、サジェストキーワードが意味することは何なのか、検索需要と検索ニーズを把握してSEO対策をおこなうことで、効率良くSEO集客の施策に取り組むことができます。
サジェスト汚染を削除できない場合の対策
サジェストキーワードに自社名や店舗名を入力した際に事実と異なるネガティブなワードが表示されてしまうケースがあります。
これがいわゆるサジェスト汚染。
このような場合はGoogleの場合ならサジェストキーワードが表示されている画面の右下にある「不適切な検索候補の報告」から報告すると、表示を削除できる場合があります。
しかし、この方法でサジェスト汚染を削除できない場合もあり、その場合は表示を消すのではなく他のサジェストキーワードを表示させることで対策をおこなうことも可能です。
もしサジェスト汚染でお悩みの場合は一度弊社までお問い合わせ下さい。削除できない場合の対策について詳しくご説明いたします。
サジェストキーワードだけでは分からない検索ニーズ
本記事ではサジェストキーワードとは何か、意味や調べ方などをご紹介しました。
サジェストキーワードから検索ニーズのヒントが得られるとお伝えしましたが、これはあくまでもヒントであり、ニーズの全てではありません。サジェストキーワードだけを見てニーズを予想してコンテンツを制作してしまうとSEO対策としては不十分。
検索ニーズを理解するためには「半年で365%成長!オウンドメディア運用術」でご紹介している方法のように様々な角度からユーザーを理解するとSEOに強いコンテンツが出来上がります。
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