SEO対策の費用はどのくらいかかる?相場と効果を高めるポイントも紹介
更新日:2024年05月02日
実施する際に必要な費用を想定しにくいSEO対策業務。
自社サイトのSEO対策は多岐に渡るため、何にどれぐらいの費用がかかるのかは分かりにくいですよね。そこで今回は、SEO対策の費用形態や相場と費用対効果を高めるためのポイントを解説します。
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SEO対策の費用形態
SEO対策を外部に依頼する場合、費用形態は大きく分けて3種類あります。
- 成果報酬型
- 月額報酬型
- 一括支払型
それぞれどのような費用形態なのかを見ていきましょう。
1.成果報酬型
成果報酬型は、指定したキーワードで検索上位化が成功した際に費用が発生する費用形態です。
上位表示している日数×料金で成果報酬が決まります。一日あたりの金額は数百円~1万円程度が一般的で、SEO対策キーワードの上位表示難易度によって大きく左右されます。
2.月額報酬型
月額報酬型は、固定の費用が毎月発生する費用形態です。
費用はサイトが検索上位化できたかどうかに関わらず発生します。また、最低○ヶ月契約などの縛りが存在する場合もあるため契約前に注意が必要です。
成果報酬型と比べるとSEO対策の効果の有無に関係なく月額費用が発生するリスクがある反面、上位表示化が継続する場合、一般的には月額報酬型の方が費用は安くなります。
3.一括支払型
一括支払い型はSEO対策にかかる費用を一括で支払う費用形態です。
主に単品での記事制作やWebサイトの分析・改善・修正などがこれにあたります。
種類別に見るSEO対策と費用相場
ここからは以下の種類別にSEO対策の費用相場をみていきましょう。
- 内部SEO対策
- 外部SEO対策
- コンテンツSEO
- SEOコンサルティング
内部SEO対策の費用相場
一般的に内部対策とは後述するコンテンツSEOとは別で、テクニカルSEOと呼ばれるSEO対策を指します。このテクニカルSEOは、タグや内部リンクの最適化、構造化データのマークアップといったWebサイト内部の調整などを行う施策です。
SEOの中でも最も基礎的な部分で、ここがしっかり対策できていないと検索上位化はしづらいため、SEO対策の土台といえます。
具体的には以下のような内部対策が該当します。
- タグの最適化
- 内部リンクの最適化
- パンくずリスト設置
- URLの正規化
- 構造化データマークアップ
- 文字サイズ調整
- ページの表示速度改善
- モバイルフレンドリー対応
目安となる費用相場
費用相場はおおよそ10~100万円程度です。
施策ごとに発生する工数、Webサイトの規模や対策するページ数などによって金額が変動します。費用形態は一括支払型であることが多いでしょう。
外部SEO対策の費用相場
外部対策は、Webサイトに外部からのリンクを張ってアクセスを集める施策のことを指します。
リンクが多いサイトはGoogleに評価されやすいという仕組みを利用した対策ですが、最近ではGoogle側も厳しくなっており不正なリンクはペナルティの対象になりえます。
外部SEO対策の方法によってはリスクがあるため実施する際は慎重におこないましょう。
目安となる費用相場
費用形態は成功報酬型と月額報酬型の場合があり、外部リンクの質や量、上位化難易度によって金額が変わります。成功報酬型の場合は相場が1~100万円、月額報酬型の場合は1~20万円です。
コンテンツSEOの費用相場
コンテンツSEOとは、SEO対策を踏まえたコンテンツページの制作によってSEO集客を狙う方法。オウンドメディアの運営が代表的な施策です。
オウンドメディアを外注する場合は、競合のコンテンツ調査やキーワードの選定、記事の作成といったサポートをしてもらうことが可能で、外注する業務範囲によって費用は大きく変動します。
目安となる費用相場
継続的にコンテンツSEOを行う場合は月額報酬型で、相場は5~50万円ほどです。
また、複数の記事を一括で依頼する場合は一括支払い型となります。記事は内容にもよりますが1本3万円~10万円が相場。文字単価○円というふうに設定されていることもあれば、SEO対策キーワードやテーマごとに記事単価を設定する場合もあります。
SEOコンサルティングの費用相場
SEOコンサルティングはSEO対策に関する施策をトータルでサポートしてくれるサービス。調査や分析を行った上でSEOの企画を行うため、他の施策よりも高額になる傾向にあります。
戦略設計のような上流から、既存サイトの改善提案、記事の添削や指導などライティング支援など、SEOコンサルティングの内容は様々です。
目安となる費用相場
コンサルティングと一口に言っても会社によってサポートの内容は異なります。
サポートの規模や打ち合わせの頻度によって変わりますが、費用相場はおおよそ月額10~100万が一般的です。大規模なサイトの場合は100万円を超える場合も。
SEOコンサルティングの導入を検討する場合は、自社に必要な支援範囲を整理し、複数の支援会社へ相談して費用やサービス内容などを比較しましょう。
SEO対策は自分でできる?
ここまで見てきたSEO対策、内部SEO対策・外部SEO対策・コンテンツSEOの中で、自分でできる対策を見極めることも重要です。スキルがあり、実行できる環境もあるなら、外注費用より社内で対応した方が効率的なSEO施策もあることでしょう。
内部SEO対策(テクニカルSEO)の場合はSEOを技術面から理解しているかどうか、Webサイトの更新を自分でできる環境があるか(例:WordPressでWebサイトを構築していて操作が可能)によって、できる対策は大きく変わります。
特にWordPressで運用しているWebサイトであればプラグインを活用してできる対策もありますよね。
コンテンツSEOであれば、もしSEO対策の基礎知識があり、ページ更新を自分でできるならタイトルやディスクリプション改善、見出しタグ改善は自分でできる場合もあるでしょう。コンテンツSEOで重要な、自社ならではのオリジナルコンテンツの制作は自分でできるというより、自分(自社)でしかできません。
外部SEO対策は難しい企業が大半ですが、親和性が高い他社サイトの運営会社へ連絡し、相互リンク設置の相談をするのであれば自分でできるかもしれませんね。
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SEO対策の費用対効果を高めるポイント
ここからはSEO対策の費用対効果を高めるためのポイントを紹介します。外部に依頼する場合には、以下の点に気をつけてみてください。
- 複数のSEO会社を比較して選定する
- SEO会社に丸投げしない
複数のSEO会社を比較して選定する
SEO対策を外部に依頼するときには、必ず複数の会社を比較しましょう。
提供しているサービスは会社によって異なるため、その中からより自社に合ったものを選ぶことが費用対効果を高めるポイントです。
また、中には「ブラックハットSEO」と呼ばれる、不正なリンクなどを利用したSEO手法を使う会社も存在します。Googleからのペナルティを受けるリスクが高いため、そうした会社は選ばないことをおすすめします。
SEO支援会社に丸投げしない
SEO対策は外注先の会社に丸投げしないようにしましょう。
特にコンテンツSEOの場合は発信する内容が重要です。自社に関する専門的な情報を提供したり、上がってきた原稿を迅速にチェックしたりと協業することによって対策の質を上げることができます。
SEO支援会社は、SEOノウハウに基づいた高品質なコンテンツ制作はできても、自社の情報を知っているわけではないのでオリジナルコンテンツ(成功事例、導入事例、お客様の声など)は自社で用意して情報提供したり、自社でコンテンツ制作して発信したいところです。
また、積極的に関わることによって自社にSEOノウハウを蓄積することにもつながります。
業界の最新情報や他社事例、SEO対策のノウハウ、思考をSEO支援会社から学び、社内教育を兼ねて外注を活用することをおすすめします。
SEO対策における費用相場のまとめ
今回はSEO対策にかかる費用について解説しました。
SEOはサイトの規模や対策の種類によって費用が大きく変わります。複数の会社を検討し、自社に合ったものを選びましょう。
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