オウンドメディア運用代行の支援内容とは?代行からコンサルティングまで
更新日:2024年06月07日
自社では難しくてもオウンドメディアを育てたい場合に活用したい運用代行。
一口にオウンドメディアの運用代行といっても、支援内容は様々です。そこで本記事ではオウンドメディア運用代行の支援内容から費用の相場まで詳しくご紹介します。
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オウンドメディア運用代行の効果的な活用法
オウンドメディアを支援会社へすべておまかせで運用代行してもらうと、自社リソースが少なくてもメディアを運用できます。
しかし、すべてを外注化すると費用が大きくなるだけでなく、誰よりもノウハウや熱量があるはずの自社の担当者が情報発信に関与せず、他社が代わりに発信するとメディアの存在意義も揺らいでしまいますよね。
オウンドメディアの運用代行を利用する際は、以下の3点を理解した上で外注したいところ。
- オウンドメディア運用にはどのような業務があるのか
- 自社でできる業務
- 運用代行を活用するべき業務
オウンドメディアとは
本記事における用語の定義として、オウンドメディアとはコンテンツマーケティング施策としてのブログメディアのこと。
本記事では自社が所有するメディア全てを含めたオウンドメディアではなく、記事コンテンツを中心としたブログメディアのことをオウンドメディアと定義して解説しています。
運用代行の活用ポイントを業務別に解説
ここからはオウンドメディア運用の主な業務と、運用代行を活用するポイントをご紹介します。
オウンドメディア運用の業務を自社と外注で適切に役割分担し、目的にあったプロジェクト体制を構築するための参考にしてみてください。
戦略設計のコンサルティング
オウンドメディアを立ち上げる場合や、運用してみたものの上手くいかず仕切り直す際に、最初におこなうのがオウンドメディアの戦略と設計です。
戦略と設計をおこなわずに運用して失敗するオウンドメディアは数知れず。
見込み客にとってどのような価値を提供するオウンドメディアを目指すのか、どのような見込み客に対してコンテンツを提供するのか、競合メディアを分析して狙うポジショニングは何か・・・運用開始前に決めておく項目は多岐に渡ります。
戦略と設計をおこなわずに大量の記事を公開するだけでは、現在のSEOアルゴリズムでは評価されず集客ができないだけでなく、ユーザーに価値提供できないためにオウンドメディアが自社の事業に貢献することもありません。
オウンドメディアのKPI設定も重要な要素。
この戦略設計は専門スキルが必要で、自社にマーケティング担当者がいない場合は運用代行会社への外注予算を確保し、しっかりと固めるべき業務といえます。
Webサイト制作
オウンドメディアの設計に基づいて、Webサイトを制作する業務。
オウンドメディアをどのようなサイト構造とするか、世界で最も利用されているCMSであるWordPressを使用するか、他の方法で制作するかのシステム面をどうするか、デザインや追加機能も検討してサイトを制作します。
オウンドメディアの目的を達成するための導線設計も含めて社内で対応できる担当者がいる場合は内製でも十分に運用開始は可能。特にWordPressの設置は比較的難易度が低く、経験者であれば最低限のサイト構築なら対応できるでしょう。
大企業や知名度が高い、すでにブランドを確立されている企業は最初からWebサイトの作り込みも欠かせませんが、中小企業でスモールスタートしたい場合は内製で始めることも可能です。
予算が許すなら最初から高機能なシステムを実装し、プロのデザインによってフロントも整えたいものですが、コストを抑える調整もできるのがWebサイト制作の業務。
もし戦略設計からWebサイト制作まで対応可能なオウンドメディア運用代行会社に依頼すると、上流工程から一気通貫で対応してもらえるためサイト制作やその後の運用もスムーズに進みます。
記事コンテンツ制作
オウンドメディアの運用でもっとも負荷がかかる記事コンテンツの制作。
運用代行を検討する企業が特に外注化したいと考える業務ではないでしょうか。SEOに強いWebライティングにはスキルが求められ、作業工数も多くなることから記事制作にはどの企業も苦労するもの。
記事制作は細かく分けると下記6つの工程があります。
- カテゴリ設計(サイト設計ができていない場合)
- SEOキーワード選定
- 検索ユーザーのニーズ調査
- 記事構成の制作
- 記事本文のライティング
- 納品
運用代行会社に記事制作を依頼する場合でも、すべてを依頼する他、記事構成までを依頼して、本文は自社で担当者の言葉で語るという役割分担も一つの方法。
既にオウンドメディアの運用をおこなっていて、記事を増やせば成果が伸びる土台ができている場合は運用代行として記事制作を外注すると事業をスケールさせやすい業務領域です。
一方で、自社が発信する情報は誰よりも自社の社員が詳しく想いを持っているため、理想は内製で質の高いコンテンツを制作し、ユーザーに価値提供すること。制作自体が難しくて運用代行会社に依頼する場合でも、品質チェックは必ず自社の担当者が責任を持っておこなうことをおすすめします。
クリエイティブ制作
記事のアイキャッチ画像や本文内に使用する画像もオウンドメディアの運用で制作が必要になる業務です。
しかし、コンテンツSEOで良質なコンテンツをユーザーへ届けるオウンドメディアにおいて、記事のテキストと比べると重要度が下がるのがクリエイティブ。クリエイティブに多くの予算をさけるならリッチなメディアを目指したいところですが、限られた予算内で運用代行を活用する場合に内製対応を検討しやすい業務です。
最近はフリー素材も多く、生成AIや画像加工ツールも無料で使えるものがあるため、ノンデザイナーが対応するケースも珍しくありません。
フリー素材を使ってアイキャッチ画像に使用し、他の画像を最低限に抑えた運用も可能。オウンドメディアの業務や運用代行を依頼する際に、特に優先度を下げてスモールスタートできる業務です。
集客数が伸びてきた後のサイト改善としてはクリエイティブも一つの要素となるため、オウンドメディアの立ち上げ期ではなく、成長期に入ってから注力する選択も。
運用コンサルティング
オウンドメディアは戦略設計でメディアの方針を固め、ユーザーニーズに答える質の高い記事を継続的に投稿すれば自然と集客ができるもの。
その上で、アクセス解析やヒートマップ分析、オウンドメディアの目標となるコンバージョンなど、データの定点観測をおこなえる担当者が不在の場合は運用コンサルティングを活用すると効果的です。
オウンドメディアの運用は長期に渡って継続的な振り返りや計画見直し、施策の実施と効果検証をおこないながらサイト改善を積み上げるもの。成果を高める上で、オウンドメディアの改善は欠かせません。
データの定点観測はできても、どのようにサイト改善すれば良いのかわからない場合はコンサルティングによって改善するとオウンドメディアの成果が伸びるため、社内担当者のスキルを考慮して要否判断したい業務です。
すべてのオウンドメディアに同じ施策で効果があるとは限りませんが、成果改善する可能性が高い王道的な施策があることも事実。施策の優先順位付けも含め、コンサルティングを受ける価値はあります。
運用インハウス化支援
オウンドメディアの運用代行を活用しながら、将来的には自社リソースだけで運用できるようにインハウス化の支援を受ける方法もあります。
インハウス化支援は運用代行に加えて支援会社からのノウハウ継承も受け、社内の担当者の教育をおこなってもらう側面もあるため費用は高額になりがちですが、メディア事業をゼロからでも立ち上げて社内にノウハウを蓄積できる価値は決して小さくありません。
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オウンドメディア運用代行の費用相場
オウンドメディア運用代行はここまでご紹介した通り、業務範囲や内容が多岐にわたるため費用相場も幅広く、一概にお伝えするのは難しいのが現実です。10万円ほどのサービスもあれば、月額100万円を超えるサービスもあり一長一短。
一つ明確にお伝えできるとすれば、月額数万円や10万円ほどの少ない予算で外注する場合は提供サービスが限られるためオウンドメディア運営に大きな成果は期待できないということ。この場合は社内リソースを十分に確保することが前提になります。
手軽に成果を出せないからこそ、オウンドメディアで成果を上げる企業と失敗する企業で進む二極化。オウンドメディア運営に取り組むからにはまとまった予算か社内体制と中長期で取り組む経営判断が重要なのです。
オウンドメディア運用代行に関するよくある質問
ここではオウンドメディア運用代行に関するよくある質問と回答をご紹介します。
オウンドメディアの代行費用はいくらですか?
本記事で解説した運用代行における各業務について、目安となるオウンドメディアの外注費用相場はこちらの記事で参考情報としてご紹介しています。
オウンドメディア運用代行のメリットは何ですか?
内製ではなく、オウンドメディアの運用代行サービスを利用する主なメリットは以下の3点です。
- 専門知識や経験を外部から調達できるため成果が出やすい
- 時間や人材のリソース不足でもオウンドメディアを運用できる
- ストック型コンテンツによる集客基盤を構築できる
自社でオウンドメディア運営している会社は強い
オウンドメディア運用代行を検討する際に、支援会社が自社でオウンドメディアを運営して成果を上げているのかもチェックしておきたいところ。オウンドメディア運用代行をサービス展開する企業なら、自社でもオウンドメディアで集客していないはずがないからです。
弊社でオウンドメディアの支援サービスを開始したのも、支援内容が実際に成果につながることを自社メディアで確認できたからこそ。
オウンドメディア運営は企業様によって目的も対象ユーザーも市場も異なるため、やってみないとわからない不確定要素が多いことは事実です。しかし、王道的な運用方法があり、コンテンツSEOで成功している企業様の多くが王道的な運用方法に基づいて、価値あるコンテンツをユーザーへ届けていることは間違いありません。
オウンドメディアを運営したいけど、自社でどのように運用代行サービスを活用するのが良いか迷われる場合はぜひお気軽に弊社へご相談ください。
運用開始後の業務がいまいちイメージできない場合は、弊社がオウンドメディア立ち上げ後の6ヶ月をどのような施策で急成長させたのかを紹介したノウハウ資料も参考にしてみてくださいね。
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