内部リンクはSEOに効果ある?設置のポイント・コツも合わせて紹介

更新日:2024年05月08日

Webサイト内のページ同士をつなげる「内部リンク」。

SEOに被リンクが重要なことは間違いありませんが、この内部リンクもSEOにおいて効果はあるのでしょうか?今回は、内部リンクが持つSEO効果と設置すべき場所、設置のポイントについて詳しく解説します。

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内部リンクとは

内部リンクとは、SEO内部対策の一つで自社サイト内で他のページへ向けて設置するリンクのこと。異なるWebサイト間のリンクは外部リンクと呼ばれます。

▼内部リンクの設置例

内部リンクとは、SEO内部対策の一つで自社サイト内で他のページへ向けて設置するリンクのこと。

「ただリンクを設置すれば良いのではなく、内部リンクの張り方も重要です。」

他にも、このページに設置されている関連記事のリンクなども内部リンクにあたります。

SEOにおける内部リンクの効果

外部リンクによってもたらされるSEO効果は広く知られています。では、SEOにおいて内部リンクを設置することによる効果はあるのでしょうか?

結論からお伝えすると、内部リンクは間違いなく効果があります

 

下記3つの観点から検索エンジンによるサイト評価が向上し、検索上位に表示されやすくなるのです。

  • クローラーの巡回効率向上
  • ユーザーの回遊性向上
  • ページ同士の関連性明示

クローラーの巡回効率向上

内部リンクを設置することでクローラーの巡回効率が高まります。

クローラーとは、インターネット上に存在するWebサイトを巡回し、集めた情報をデータベースに登録するロボットのようなもの。ユーザーが検索をおこなった際は、そのデータベースから検索キーワードにマッチした情報が表示されるという仕組みです。

内部リンクがあると、クローラーがサイトの構造を把握するための手助けになります。クロールしにくいWebサイトはそもそも検索結果に表示されない場合もあるため、クローラビリティの向上はSEOに必須の対策ですね。

ユーザーの回遊性向上

内部リンクにはユーザーの回遊性向上にも役立ちます。

関連ページにWebリンクを張っておくことによって、知りたい情報から知りたい情報へと移動しやすくなり、サイトの滞在時間が長くなる効果も。

回遊性を上げることで直帰率・離脱率が下がることにもつながるため、サイト自体の評価向上及び上位表示化に効果的です。

ページ同士の関連性明示

関連性の高いページ同士を内部リンクで結ぶことによって、Webサイトがその分野に精通していることを検索エンジンにアピールすることができます。

Googleはユーザーファーストという方針を掲げており、ユーザーニーズが高い情報を掲載している専門的なサイトは高い評価を受けやすいのです。

ただし、関連性の薄いものを繋いでも効果はなく、見境なく内部リンクを張るような行為はスパムとみなされる場合もあるため注意が必要です。

内部リンクの設置場所

SEO効果が見込める内部リンクをどこへ設置すると良いのか、一般的な設置場所をご紹介します。

  • コンテンツ内(アンカーテキスト)
  • サイトマップ
  • グローバルメニュー・フッターリンク
  • パンくずリスト

コンテンツ内

最も手軽なのは前述の内部リンクの設置例にあるような、コンテンツ内の本文にリンクを設置する方法です。

リンク元とリンク先のページが関連するコンテンツで、適切なアンカーテキストの使用によってユーザーとクローラーの双方へリンク先のコンテンツを理解できるように設置することが大切。

アンカーテキストとはリンクを設定する際に使用するテキストのこと…といった形で、本文から関連ページへ内部リンクを設置しましょう。この例では「アンカーテキストとは」の部分がアンカーテキストとなります。

サイトマップ

サイトマップとは、Webサイトの構成を一覧で確認できるリンク集のようなページです。

サイト内の各ページを案内するサイトマップの特性上、サイトマップを設置すると自然と内部リンクが多数設置されることになりますね。

これは内部リンクによるSEO効果だけでなく、ユーザーが探しているページを見つけやすくなる点でも設置しておくべきでしょう。

サイトマップ

グローバルメニュー・フッターリンク

グローバルメニューはサイト上部に表示されているメニュー、フッターリンクはサイトの最下部(フッター)に表示されているメニューです。

一般的に主要ページのみをリンクとして設置しますが、フッターリンクはすべてのページへのリンクを表示してサイトマップのように使うこともあります。

パンくずリスト

パンくずリストとは、現在閲覧しているページがサイト内のどの位置に当たるかを表すリストのことを指します。

各ページの左上に設置されているケースが一般的です。

パンくずリストも現在のページと上位階層を内部リンクでつなぐことになるだけでなく、ユーザーがサイト内で迷わないためにも役立つため、多くのサイトで設置されていますね。

パンくずリスト

 

 

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SEO効果を高める内部リンク設置のポイント・コツ

SEO効果を高める内部リンク設置にはコツがあります。

実際に内部リンクを設置する際には、以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 重要なページにリンクする
  • リンクの視認性を上げる
  • リンク先の内容がわかるテキストを使用する
  • ページごとに固有のテキストを使用する
  • URLを正規化する
  • alt属性を設定する

重要なページにリンクする

Webサイトにはリンクジュースという概念があります。これはページの重要度が高いほど大きく、リンクを張ることでリンク先のページに値を渡すことができます。

そのため、まだ制作したばかりで検索エンジンからの評価が低いページでも、TOPなど重要なページからリンクを張ることでリンクジュースを振り分け、評価を高めることが可能です。 

リンクの視認性を上げる

リンクであることがユーザーに伝わりやすい工夫をすることも大切です。

通常のテキストとリンクの区別が付きやすいようにフォント、色などの変化をつけると良いでしょう。Webサイトにおいてはハイパーリンクを青色で表現するのが一般的となっているため、青色が最も無難な配色と言えます。

配色以外にも、リンクであることを示すアイコンを添えるといった工夫でリンクの視認性を上げる方法も有効ですね。

リンク先の内容がわかるテキストを使用する

リンクには、リンク先のページ内容が把握できるテキストを使用しましょう。

リンクに記載する文言、アンカーテキストはSEO的に重要で、クローラーはこの文言を見てリンク先の内容を把握することもあります。

ページごとに固有のテキストを使用する

また、リンクテキストの使い回しはあまりおすすめしません。

同じ文言で異なるページにリンクを張ると、クローラーが混乱してしまう場合があります。ページごとに固有のテキストを使うようにしましょう。

URLを正規化する

正規化とは、ページに対するURLの統一をおこなうこと。

例えば、同じページであっても「www」の有無や「/」の有無といった差異で複数のURLが存在している場合があります。そうすると検索エンジンの評価がそのURLごとに分散してしまい、正しい評価が得られない可能性があります。

必ずURLは正規化しておくようにしましょう。

画像リンクにはaltタグを設定する

画像リンクにはaltタグ(alt属性)を設定しましょう。

altタグとは、画像の内容を検索エンジンに伝える役割のタグです。また、画像が正しく読み込めない場合に、タグに設定した文言が代替テキストとして表示されます。

ユーザー、検索エンジン双方に親切なタグですので、画像リンクを張る場合は設定しておくことをおすすめします。

内部リンクをチェックする方法

最後に、サイト内に張られている内部リンクをチェックする方法を紹介します。

おすすめは「Googleサーチコンソール」を使う方法。

サーチコンソール内に「リンク」というメニューがあり、そこから外部リンク・内部リンクの両方を一覧で確認できます。

Googleサーチコンソール内部リンクチェック

内部リンクのSEO対策まとめ

今回はSEO内部対策の一つ、内部リンクの効果について解説しました。

内部リンクを適切に設置することでサイトの評価を底上げし、検索上位化に貢献することができます。
まだ整備できていないという方は、この記事を参考に試してみてはいかがでしょうか。

また、SEO成果を伸ばすには内部SEO対策だけでなく、CVRの地道な改善も欠かせません。弊社が集客フェーズの次に取り組んで成果を引き上げた内部リンク改善をはじめとする「CVR改善ノウハウ」もぜひ参考にしてみてくださいね。

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