YMYLに該当するジャンルは?記事で触れる際のポイントも紹介

更新日:2024年05月24日

Webで取り扱う際には特に注意を払うべき「YMYLジャンル」。
この記事ではYMYLに該当するジャンルから、YMYL領域に触れる際のポイントまで詳しく紹介します。

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コンテンツ一覧

YMYLとは

YMYLとは、「Your Money Your Life」を略した言葉。
Googleが定めたガイドラインによれば、「人々の健康、経済的安定、安全、または社会の福祉や幸福に重大な影響を与える可能性があるコンテンツ」のことを指します。

こうしたコンテンツに関しては、万が一虚偽や信頼性に欠ける情報を流布してしまった場合、ユーザーに与える悪影響が大きいことから、非YMYLと比較して厳しい基準で評価されます。

YMYLに該当するジャンル

以下のようなジャンルのコンテンツがYMYLに該当します。一つずつ見ていきましょう。

  • 最新ニュース
  • 政治・法律
  • 経済
  • ショッピング
  • 健康・医療
  • 人権
  • その他

最新ニュース

最新情報や時事問題はYMYLとして扱われます。
ただし、国際的な出来事、ビジネス、政治、科学技術など、あくまでユーザーに大きな影響を与えるものが対象のため、エンタメやスポーツ、ライフスタイルといったカテゴリのニュースは含まれません。

政治・法律

選挙、政府・公的機関、行政サービス、法律などの話題はYMYLです。
これらに関する虚偽情報によって市民の生活が脅かされないよう、厳しく取り扱われます。

金融・経済

投資、ローン、税金といったお金に関する情報や、金融商品や保険商材に関するアドバイス的なコンテンツもYMYLです。
また、オンライン上で金銭の授受ができるページなどもこれに該当します。

ショッピング

上記に付随して、特にショッピングサイトなど、オンライン上で商品取引や決済が可能なページもYMYLとして扱われます。

健康・医療

薬、病気、病院など、健康や医療に関わる情報はYMYLに該当します。
虚偽情報がユーザーへの悪影響に直結しやすいコンテンツでもあり、情報の取り扱い方は薬機法等の法律によっても厳格に定められているため、特に注意が必要です。

人権

人種や民族、性的指向、宗教といった人権に関する話題や個々の主義主張に関わる問題もYMYLです。
こうした情報は非常にセンシティブであり、些細なことから大きな問題に発展する可能性があります。

その他

Googleのガイドラインには下記のような記載があり、当てはまる場合はYMYLに該当する可能性があります。
例えば、就職・進学、住宅情報やフィットネスといったコンテンツが挙げられるでしょう。

  • 注意深い人なら、被害を防ぐために専門家や信頼できる情報源を探すか
  • 些細な不正確さでも害になる可能性はあるか

 

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YMYLとE-E-A-Tの関係

E-E-A-TはGoogleが定めるWebサイト評価指針のひとつ。
「専門性(Expertise)」「経験(Experience)」「権威性(Authoritativeness)」「 信頼性(Trustworthiness)」の4項目に基づいてコンテンツを評価します。

YMYLジャンルでは特にこのE-E-A-Tが重視されるため、そうした記事でSEO対策をおこなう際には上記を満たすことが重要です。

▼関連記事 E-E-A-Tとは?

YMYL領域に触れる際の5つのポイント

最後に、YMYL領域を取り扱う際のポイントを5つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
上記でも紹介しましたが、コンテンツの品質を担保するにはまずE-E-A-Tを満たすことが重要です。

  • ユーザーニーズに合致した情報を提供する
  • 情報の正確性を裏付ける
  • 著者・運営者情報を明記する
  • 情報を適宜更新する
  • セキュリティを強化する

ユーザーニーズに合致した情報を提供する

これはYMYLに限ったことではありませんが、まずはユーザーが欲している情報を提供することが重要。
Googleはユーザーの利便性を第一という方針を掲げてもいますので、ユーザーニーズに沿った情報を提供することは通常のSEO対策としても有効です。

情報の正確性を裏付ける

YMYLにおいては、情報の正確性が特に厳しく評価されるため、根拠となるデータの引用、ソースの明記は必須。
引用・出典等の記載ルールも正しく守る必要があります。

著者・運営者情報を明記する

記事の著者や運営者情報・企業情報をサイト内に明記するようにしましょう。これは、「E-E-A-T」のT(信頼性)にあたる部分。
著者個別のプロフィールページや運営者情報をまとめたページなどを作成するのがおすすめです。

また、利用規約や連絡先なども掲載しておくとより信頼性が向上します。

情報を適宜更新する

記事の公開から時間が経つと、情報が古くなってしまい、その時点での最新情報と齟齬が出てしまう場合もあります。
新しい情報が出た場合には適宜記事の内容も更新しましょう。どの時点での最新情報かわかるように、更新日時も明記しておくことが大切です。

セキュリティを強化する

コンテンツの本文だけでなく、サイト自体のセキュリティを高めることも必須です。
例えばサイトのSSL化(SSL...通信内容を暗号化する技術)などが挙げられるでしょう。

こうした部分は記事の質に直接関係はしませんが、サイトの信頼性を左右するポイントでもあります。

まとめ

今回は「YMYL」について解説しました。
情報の正確性が特に重視されるYMYLコンテンツ、触れる際にはぜひ今回紹介した内容を参考に、E-E-A-Tも意識してみてください。

 

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