SNSの運用代行の相場ってどれくらい?サービスや選び方のコツも解説

更新日:2022年07月28日

SNSマーケティングを試してみたいけど、社内にノウハウがない……。
そんなときは代行会社に依頼するのがおすすめ。

今回は、SNSの運用代行について詳しく解説します。

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SNS運用代行とは

SNS運用代行とは、企業などのSNSアカウントを代わりに運用してくれるサービスです。

自社の商品やサービスについて発信したり、ユーザーの反応を分析したりなど、SNS上でのマーケティング活動において様々なサポートが受けられるため、SNSに不慣れな方や本業で忙しい方にとっては心強い味方となります。

また、コンプライアンスの遵守が叫ばれている昨今は、炎上の回避といった面からSNSの管理を外注する企業や店舗が増えてきています。

SNS運用代行の代表的なサービス内容

サービス範囲は代行会社やプランによって異なりますが、SNS運用代行では主に以下のようなサポートを行ってくれます。

  • 戦略・企画立案
  • 投稿文の作成・投稿代行
  • コメント・DMへの返信
  • 分析レポートの提出

戦略立案・目標設定

商品・サービスによって、ターゲット層や情報発信に適したSNSは異なるもの。

例えば、ゲームの公式アカウントであれば若年層が比較的多いTwitterが合っているでしょうし、ファッションブランドであれば写真での訴求が得意なInstagramが合っているでしょう。

これらを踏まえて、アカウントの運用において軸となる方針を固め、目標とする数値などを設定します。これは運用の全てに影響する重要な部分となりますので、代行会社に丸投げせずきちんと確認しておきましょう。

投稿文の作成・投稿代行

投稿はSNS運用においてもっとも基本的かつ重要な作業です。運用代行のサービスでも非常に大きなウェイトを占める部分となります。

原案の作成から投稿まで一括で依頼するパターンと、自社で用意した文章や画像の推敲・編集と投稿代行のみを依頼するパターンがあります。

また、費用によっては投稿数の制限が設けられていることも。予算や作業量と相談して、自社にあったプランを選びましょう。

コメントへの返信・監視

投稿にコメントがついたりDMが届いたりした場合に、適切な返信を行います。意見や感想、クレームなど、それぞれに即した返信を迅速に行うことで、企業のイメージアップにもつながります。

一方で、投稿内容とは無関係なコメントや、悪意のあるコメントが寄せられる場合もあります。このようなコメントは他のユーザーに不快感を与えかねませんので、見つけ次第すぐに削除・非公開にしたほうがよいでしょう。常にSNSを見張っておき、不適切なコメントがつき次第削除するという監視業務も運用代行に依頼することが可能です。

分析レポートの提出

SNSの運用を通して得られたデータや分析内容をレポートにまとめて提出します。高めのプランに付属していることが多いサービスです。

運用において大切なのは情報発信の質や頻度だけでなく、ユーザーの反応や売上など、得られた結果を分析して改善していくこと。とはいえ自社で運用していてはなかなか難しい部分ですので、プロにお任せするのも一つの手です。

SNS運用代行の費用相場とその特徴

前述の通り、費用によってサービスの範囲は異なります。ここでは、月額費用別に大体どれくらいのサービスが含まれるのか、それぞれどのような方におすすめなのかを解説します。

月額10万円以下

月額10万円以下の場合、原稿の作成から投稿までを行ってもらえることが多いようです。ただし、ひと月あたりの投稿数に制限がある場合がほとんどで、本数によって料金が変動します。

作業範囲

  • 原稿、画像の作成
  • 定期的な投稿

こんな人におすすめ

  • 最初は予算を抑えて運用したい
  • コメントへの返信などは社内で行いたい

月額20~30万円程度

この価格帯になると、コメントへの返信などサポートの範囲が広くなってきます。また、戦略の立案や分析レポートの作成も含まれますので、質の高いSNSの運用を行っていくことが可能となります。

作業範囲

  • 原稿、画像の作成
  • 定期的な投稿
  • コメントやDMへの返信
  • 戦略立案・目標設定
  • 簡易的な分析レポート作成

こんな人におすすめ

  • 月ごとの分析データを見て運用の改善を行っていきたい
  • 社内に余裕がないので基本的な業務はすべて任せたい

月額50万円以上

月額50万円以上となると、SNS運用に関する業務はもちろん、広告運用や定期ミーティングを通した施策立てなど、より発展的なサポートが増えてきます。代行会社と一緒に施策を進めていくことになるので、ノウハウを得られるチャンスも多いでしょう。

作業範囲

  • 原稿、画像の作成
  • 定期的な投稿
  • コメントやDMへの返信
  • 戦略立案・目標設定
  • 分析レポート作成
  • 定期ミーティング
  • SNS広告配信

こんな人におすすめ

  • プロの力を借りて本格的にSNSマーケティングを行っていきたい
  • 運用全般に加えて広告配信や効果測定までお願いしたい

 

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SNS運用代行を依頼するメリットとデメリット

ここからは、SNS運用を外部に依頼することによって生じるメリットとデメリットについて解説します。運用代行を検討する際の参考にしてみてください。

メリット

  • 業務の負担が軽減できる
  • プロによる運用なので効果が出やすい
  • コンスタントな更新が可能

業務の負担が軽減できる

SNS運用には大変な手間がかかります。文章を作成し、画像を用意して投稿。それを定期的に続けつつ、ユーザーの反応を見ながら方針をチューニング、そして炎上回避のためにコメントを管理する……。キリのない作業です。

SNS運用代行ではこうした作業の一部もしくは全てを任せることが可能です。

プロによる運用なので効果が出やすい

多くのSNS運用を手掛けている代行会社は、豊富なノウハウや過去の事例を持っており、昨今のトレンドも把握しています。そうした情報をもとに精度の高い運用がなされるため、自社で行うよりも格段に効果が出やすいのです。また、炎上のリスクを抑えることもできます。

コンスタントな更新が可能

SNSでファンを獲得するためには、定期的な投稿を継続することが大切です。

自社で業務の片手間に運用を行っていてはなかなか難しいですが、代行会社に頼めば「毎週〇曜日の〇時投稿」など、時間を指定してコンスタントにSNSを更新してもらうことが可能です。

デメリット

  • 自社で行うより費用がかかる
  • 社内にノウハウが貯まらない
  • ディープな情報を発信することは難しい

自社で行うより費用がかかる

他社に運用作業を依頼するとなると、もちろん費用が発生します。

運用代行費と自社の作業コストを天秤にかけ、慎重に検討することが大切です。うまくいけば代行費用を上回る利益に繋がる可能性もありますので、しっかりと費用対効果を見極めましょう。

社内にノウハウが貯まらない

依頼する範囲によってはSNS運用に関するほぼすべての作業を代行会社に委ねることになりますので、ノウハウや知識を吸収することが難しくなります。丸投げせずに常に運用の状況を把握するようにし、不明な点などは都度代行会社に確認するようにしましょう。

ディープな情報を発信することは難しい

あくまで外部の会社が運用することになりますので、どうしても自社で運用する場合と比べると表面的で当たり障りのない情報を発信することになりがちです。最初に自社サービスや商品について念入りに打ち合わせをしておき、新情報はすぐに代行会社に共有するようにするとよいでしょう。

SNS運用代行の会社を選ぶ際のポイント

ここからは代行会社選びのポイントについて解説します。実際に選ぶ際には、以下のような点を基準にするとよいでしょう。

  • 目的に合ったサービスをしてもらえるか
  • SNS運用の実績があるか
  • 運用効果の目標と効果測定の基準は明確か

目的に合ったサービスをしてもらえるか

SNSを運用運用する目的は、「新規顧客を獲得したい」や「企業の認知度を上げたい」など様々だと思います。そして、目的によって利用すべきサービスが異なるのも事実。

例えば通販の売上アップを狙うという目的の場合、商品の写真を多く投稿することが予想されますので、画像の作成・編集サービスがついているものがおすすめです。このように各社の運用代行の中にどのようなサービスが含まれるか確認し、自社に最適なものを選びましょう。

自社と同じ業種の実績があるか

様々なSNS運用代行会社がありますが、得意な業種やサービスはそれぞれ違うもの。自社と同じ業種の実績が豊富な会社に依頼するのがおすすめです。

代行会社の公式サイトに事例や実績を紹介したページがあれば確認してみましょう。

運用効果の目標と効果測定の基準は明確か

代行会社に依頼しても、ただ漠然と投稿を行ってもらうだけでは自社で運用するのとなんら変わりません。

SNS運用において効果を出すには、明確な目標を設定し、それに照準を合わせた運用計画を立てることが大切です。運用する上での目標値や効果測定の基準など、どのように設定しているか一度聞いてみるのが良いかもしれません。

SNS運用代行を依頼する際の注意点

最後にいくつかの注意点を紹介します。依頼する際には事前に確認しておくのがおすすめです。

  • 初期費用がかかることがある
  • 広告を出す場合は別途料金が必要
  • 運用を丸投げするのは危険

初期費用がかかることがある

月額の代行費の他に、初期費用が発生する場合があります。

主にアカウントの作成やペルソナ設計、コメントへの想定問答集の作成などが含まれるものです。相場は会社によってまちまちですが、20~30万円ほどの場合が多いようです。

広告を出す場合は別途料金が必要

SNS運用とSNS広告運用は別物ですので、広告自体は代行費に含まれないことがほとんどです。

広告を配信する場合は別途おおよそ10~20万円ほどが必要となりますが、SNS上でのマーケティングを行う上では効果的な手段となります。予算に余裕がある場合は検討してもよいかもしれません。

運用を丸投げするのは危険

代行会社に運用を任せきりにしてしまうと、コミュニケーション不足による認識の齟齬から後々トラブルが生まれる可能性があります。

また、デメリットの項目でお伝えした通り社内にノウハウが貯まりにくくなるでしょう。こまめに状況を確認する、積極的に情報の共有を行うなど、依頼後も代行会社と協力し合って行くことが大切です。

まとめ

今回はSNS運用代行の費用相場や選び方について解説しました。

一口にSNS運用代行といっても様々な会社やサービスがあります。しっかりと運用する目的や予算について吟味し、自社に合ったものを選ぶことが大切です。

クリエルではSNS広告やLP制作など、Webマーケティングを支援しています。(会社概要資料はこちら)。Webに関することならなんでもお気軽にご相談ください。